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公立校教員1カ月あたりの残業時間の平均は驚愕の105時間

本日はこんな記事を見つけました。

全国の公立小中学校で働く教員の平均残業時間が1カ月で100時間以上に上ることが5月13日、名古屋大学の調査で分かった。

残業時間には、自宅での「持ち帰り仕事」や休憩時間中に行った業務、残業時間を「過少申告」した分など、文部科学省の調査では含まれない「見えない残業時間」も含み、教員の勤務実態に近い数字が出たとされる。

調査結果を発表し、記者会見する名古屋大の内田良教授(中央)ら(5月13日、東京都内)

同日、東京都内で記者会見をした名古屋大学の内田良教授(教育社会学)は「教員の長時間労働の影響は、子どもに及ぶ。日本社会の問題だと理解しなくてはならない」と強調した。
上記記事より
1カ月あたりの残業時間の平均は105時間だった。小学校で98時間、中学校で114時間に上り、160時間以上に及ぶ教員も1割以上含まれた。

1日の休憩時間の平均は、小学校で9.4分、中学校で14.6分だった。「0分」と回答した教員は小中ともに約5割を占めた。所定の45分以上の休憩を取っている教員は小学校で5.6%、中学校で11.8%にとどまった。

公立校で勤める教員の給与について定めた法律では、時間外勤務手当や休日勤務手当を支給しない代わりに月給の4%を支給することとしている。残業時間に見合った残業代が支払われない実態は、「定額働かせ放題」などと揶揄されてきた。

労働時間が不可視化される実態も垣間見られた。

1週間あたりの残業時間が40〜59時間の小学校教員の3人に1人(32.7%)、中学校教員の4人に1人(24.4%)が、「この2年ほどの間に、書類上の勤務時間数を少なく書き換えるように求められたことがある」と答えた。

1週間あたりの残業時間が40〜59時間の教員のうち、「いじめの早期発見ができているか不安」と答えたのは81.9%、「授業準備不足のまま授業に臨んでいる」とした回答者は70.1%に上った。
上記記事より

私の両親は教員で、私自身も大学は教育学部を卒業しているため周辺に教員の知り合いが非常に多いです。

教育実習でも感じましたが、教員の労働環境は劣悪で、改善のスピードが著しく遅いです。

学校によっては力を入れた取り組みをされているところもありますが、公立校は給与の仕組み上、無休での残業や休日出勤を大量に行わざるを得ない人が多いようです。

その過酷な労働環境や、閉鎖的な職場環境から、休職、離職、一般企業への転職を行う人は多いです。

日本の未来に非常に重要で、一刻も早く構造改革すべき問題だと思いますので、記事内の署名活動に賛同しました。改善されることを祈ります。

本日は以上でーす。
しょーじん

#教員 #労働環境  教師の残業 #学校教育 #毎日note   #note #note毎日更新 #110 #110日目

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