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食べ痩せするならこれか?【食事誘発性熱産生(DIT)】

こんにちは、ショウです。僕のnoteを読みに来て頂いてありがとうございます。

今回は【食事誘発性熱産生(DIT)】の話です。このワードを聞いたことがない方もいらっしゃると思いますので、説明していきます。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生といいます。DITとは「Diet Induced Thermogenesis」の略になっております。

DITは基礎代謝や⽣活活動代謝とはどう違うのか?

まずは「代謝」とは何か?の話をすると、⼈間は「⽣きるため」に⾷事をします。そして、⾷事をすることによって⽣きるための「エネルギーの源」を取り⼊れています。糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素です。

しかし、エネルギー源を体に取り⼊れただけでは意味がありません。これを消費したり活⽤して初めて意味があります。この作⽤のことを『代謝』と⾔います。

代謝は⼤きく2つに分類できます。
1つは、同化作⽤といって⾝体を合成する代謝。もう1つは異化作⽤といってエネルギーとして消費される代謝です。ここでも触れています。

さらに、異化作⽤の⽅はさらに3つに分類することができます。1つは「基礎代謝」でこれはじっとしていても、⽣きるために消費されるもので、⼼臓を動かしたり、体温を維持したりなどに使われるものです。

もう1つは「⽣活活動代謝」で、これは⾛ったり、移動したりと⽇常⽣活において活動する際に消費されるものです。

そして、もう1つは「DIT」と呼ばれる食事誘導性熱産生です。⾷事をするとカロリー(熱量)というのは、摂取しているだけではなく消費もされているということなんです。

DIT消費を⾼めることのメリット

DIT消費を⾼めると、エネルギーの消費量が増え、脂肪燃焼効率が上がり太りにくくなると⾔われています。なので、ダイエットを頑張りたい⼈は是⾮DIT消費を⾼めることを意識されるとよいのではないでしょうか。
また、年齢を重ねていくと基礎代謝が下がっていくので、DIT消費を⾼めることでエネルギー代謝全体の低下を抑えることもできます。

「よく噛むこと」がDITを⾼めるのか?

⼈間の身体には「⾃律神経」というのがあります。⾃律神経には体を活動モードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2つからなっています。

よく噛んで⾷べることは、交感神経を刺激し、体のエネルギー消費が⾼まります。また、よく噛んで⾷べたものは通常より消化吸収がされやすくなるので、栄養素を効率よく取り⼊れることができます。よく噛んで⾷べるためには、流動⾷よりも固形物を積極的に摂ることを勧めます。1つのものを⾷べるのに噛む回数を決めたりするのもお勧めです。

また、⾷べ物を粗末にしない気持ちや、今⽇も⾷事を頂けるということに対して感謝の気持ちをもつようになれば、よく噛んで⾷べようという気持ちになります。

「よく噛むこと」の他、DITをUPさせるために、⾷事で意識するポイントは?

●たんぱく質の摂取量を増やす
摂取カロリーのうち、たんぱく質は30%、糖質は6%、脂質は4%のカロリーが消費されると⾔われています。全てをたんぱく質だけの⾷事というのは難しいと思うので、普段からたんぱく質をしっかり摂ろうと意識するだけでも違うのではないでしょうか。

●温かいものや⾟いものを⾷べる
体を温めることによって⾎⾏が良くなり、循環がよくなるのでDITも上がるとされています。これは、⾟いものでも同じようなことが⾔えます。

●なるべく早い時間の⾷事を⼼がける
DITは朝が⼀番⾼く、夜になるにつれて徐々に下がっていきます。なので、⼣⾷もなるべく早い時間に済ませることが望ましいです。

●楽しく⾷べる
⼀⼈で寂しく黙々と⾷べるより、家族や友⼈と楽しく⾷べると交感神経も刺激され消費エネルギーが増えます。仲がよい⼈たちとの⾷事って楽しいし美味しいですものね〜!


というわけで、今回は食事誘導性熱産生(DIT)について話をしてきました。

これはどんな人に特に意識して欲しいのかというと、20〜30代に⽐べて「代謝が落ちている」と感じがちな40代の特に男性の方です。

40代男性は公私ともに充実期を迎える⽅が多いでしょう。ただ、それと同時に健康⾯の不安を抱える⼈も増えてくる年代です。健康が⼤事だってことは理解していても毎⽇忙しく過ごすことなどを理由に、⾷事も不規則・不摂⽣になりがちです。

DIT消費を⾼める⾷事は⽐較的⼿軽に出来ることが多いものです。50代、60代と健康でさらに⼈⽣を楽しむためにも是⾮出来ることから1つずつ実践して継続していって頂きたいです。


では、今回の投稿は以上となります。
ここまでご視聴して頂き、ありがとうございます。

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