【筋トレ初心者向け】速筋と遅筋の違いとは?
前回の投稿では、筋肉には種類がある話をしました。
そのなかでも、私たちが「筋肉を鍛える」というときの筋肉は骨格筋であり、年齢や体質問わず正しい刺激を加えれば筋肉は大きくなるんだということを伝えました。
今回は速筋と遅筋について紹介します。
○速筋と遅筋
以下で、特徴や違いについて紹介します。速筋と遅筋の比率はほぼ半々で、割合は遺伝で決まっているといわれています。
●速筋
白っぽい色をしているので白筋とも呼ばれる。
収縮スピードが速く、瞬時に大きな力を発揮できる。
収縮を保ちにくく疲れやすい(=持久性がない)。
もし、できる限り早く筋肉を大きくしたいのであれば、速筋を鍛えていきましょう。負荷の目安は「10回で限界になるくらいの重量」です。重いものを使えば、速筋だけでなく遅筋も鍛えられます。
●遅筋
赤い色をしており、赤筋とも呼ばれる。
酸素をたくさん蓄えているためエネルギーを多く作り出せる。
収縮スピードが遅く、瞬時に大きな力を発揮できない。
繰り返し収縮しても疲れにくく、長い時間にわたって同じ程度の力を発揮し続けることができる(=持久性が高い)。
○遅筋って鍛える意味があるのか?
筋トレをやる人の多くは「筋肉を鍛えたい」「もっといい身体になりたい」というような目的でするのではないでしょうか。となると、鍛えるべきは速筋であり、遅筋を鍛える意味はないのでは?と考える人もいるでしょう。
実はそうではありません。
その理由を以下で解説していきます。
速筋は糖質を優先的にエネルギーに変換するのに対し、遅筋は脂質をエネルギーに変換するといわれています。すなわち、遅筋を鍛えることは脂肪燃焼を上げることにつながるのです。
遅筋を使うのは、おもに有酸素運動です。有酸素運動がダイエットに効果があるといわれるのも、このようなところに理由があるのです。
○まとめ
今回の記事では、速筋と遅筋の特徴や違いについて紹介しました。
速筋を鍛えることによって同時に遅筋も鍛えられるので、これだけやっていれば問題ないようにもみえますが、脂肪燃焼効果も期待している人は遅筋を鍛える有酸素運動も併用しましょう。
速筋と遅筋のどちらも鍛えることが、身体全体の機能を引き上げます。
というわけで、次回もお楽しみに。
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