2023/5/22週|「CMOの役割」をアップデートする
過去にCMO(Chief Marketing Officer:最高マーケティング責任者)の役割について、研究・調査により抽象化されているものと、実務の観点から思っていることについて下記のような記事で触れてきました。
CMOの役割として置いていたのは例えば下記のようなものでした。
他方、先々週、先週の仕事はプロセス・アウトプット双方で反省も多く、端的にいうとクオリティのばらつきをもたらしてしまいました。
この原因に何があるかというと上期/下期の変わり目ということも重なり、シンプルにTODOリストが膨らんでいたということがあったので、振り返りも込めて時間を使っているものを改めて書き出してみました。(去年も同じ課題にぶつかっていたので、今年はだいぶ対策を施していたのですが、満点とはならなかったので来年に向けてを考える上でも、ここに書き出していきます😅)
書き出してみて思ったことは、、
その1:
半期ごとにやってくる仕事である「 この半期の振り返りと次の半期の方針立て、及び方針に準じた組織面の調整(個人の役割期待の調整)(上記の3と7)」「この半期の人事評価(上記の6)」のうち、「 この半期の振り返りと次の半期の方針立て、及び方針に準じた組織面の調整(個人の役割期待の調整)(上記の3と7)」に想定以上の時間や段取りを踏んでいる感覚があります。理由は複合的であるが、少なくとも組織を跨いで何かに取り組む際の組織への影響を読みきれなかった部分があるなと感じています。
その2:
冒頭の「CMOの役割」と照らしたときに、上記の仕事リストはあまり明確に記載されているようには見えません。ただし、個人的にはCMO(というかマネジメント職)の仕事として重要なものと認識しています。
その3:
マッキンゼーが提唱しているCMOの類型の中で「統合者(Unifiers)」は「部門横断的なコラボレーションを促進する達人」と定義されていますが、これは自部署(マーケティングに関連する部署)も拡大する中で自部署内でも求められる役割だなと感じます。なぜなら組織(チーム・グループ)という枠組みは、役割を明文化する一方で無意識に役割の固着化や責任の限定化をしてしまう傾向もあり(これは組織と呼ばれるものの性質なので致し方ない部分はある)、そこを適時に流動化や再定義していくのが上にいる役職の役割であると考えるからです。
以上から、結果としては、「CMO」と呼ばれる役割に期待されるものの中でその肩書きを持っていながら役割期待の中で見落としがちなところを自分の中で意識化することができたのかなとも思います。
今週は以上です。
お読みいただいた方ありがとうございました。
📓この記事について
株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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