【~連載~静岡の歴史を学ぼう175】Visiting Rinzaiji Temple on October 15 Part3 10月15日に臨済寺を訪れる パート3
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このような素敵なお茶室があることをご存じでしょうか。
臨済寺、年に二回の一般公開日(5月19日、10月15日)この特別なお茶室にも入ることが出来ます。
入場制限があるため、整理券が必要です。15分毎に交代があります。
Visiting Rinzaiji Temple on October 15 Part3
10月15日に臨済寺を訪れる パート3
On this day, the special tea room called 'Muso-an' also opens to the public.
この日、「無想庵」と呼ばれる特別な茶室も一般公開されます。
A narrow corridor led visitors to this room. From it, people can have a good view of Shizuoka City.
狭い廊下を行くとこの部屋にたどり着きます。こちらからは、静岡市の素晴らしい眺めを楽しめます。
The main room has only a space of four tatami mats.
主たる部屋はたった四畳の広さしかありません。
I thought that the spaced-out room from the world makes tea ceremony’s hosts and guests feel calm and close to the enlightenment.
この日常の空間と話された茶室でご亭主とお客さん達は心に静寂を感じ、悟りに近づくのだと思いました。
According to the notice hanging on the adjacent room, the rooms were donated by the Takeuchi family from Shizuoka in 1913.
隣の部屋に掲げられている注意書きによれば、この部屋は1913年に静岡の竹内家より寄付されました。
It imitated a tea room called ‘Manmeitei’ in Daitokuji Temple. It is one of the most prestigious temples in Kyoto.
大徳寺の「南明亭」という茶室を模倣したものです。その寺は京都で最も格式ある寺院の一つです。
This tea room was designed and constructed by a great architect in the Taisho period, Ito Heizaemon.
この茶室は大正時代の偉大な建築家である伊藤平左衛門により設計、建築されました。
Visitors can enjoy not just the good view but also making sure of the authentic Japanese architecture.
参拝者は良い眺めを楽しむだけでなく、本格的な日本建築とはこのようなものだと分かることが出来ます。
(参考資料)
臨済寺、無想庵に掲げられていた木版の説明