noteとの向き合い方を考える|ハレとケを心に留めて、歩みを重ねる
こんにちは。
内向的で安定志向の元会社員からフリーランスに転身したしずくです。
わたしのnoteはフリーランスの日常を気ままに投稿しています。
もともとは転職で大敗北をしてフリーランスの道を選んだことの記録としてnoteをやりはじめ、自分と同じような境遇の方に少しでも気持ちが上向くことを発信したいと考えて継続しています。
そのため、わたしのnoteで反響が大きかったのは、新しい道への不安とワクワク感を感じられる記事です。
▼反響が大きかった記事BEST3
一方で、日常で気づいたことや好きなものを語っているときはそれほど、、です。
見てくれている人がいるだけでも嬉しいです。ただ、やはり人間なのでアクセス数やスキ数が気になるときもあります。
せっかくならみんなが読みたい記事を書かねばと意気込むものの、なかなか筆が進みません。その理由は、フリーランス生活も3ヵ月目に入り、不安とワクワクを感じるよりも、目標達成に向けて行動あるのみ!と現実的な思考が多くなっているからです。
新しいことに直面する日々の中で、書きたいなと思う内容も出てきますが、以前のように「航海が始まった」感のある記事が書けないことが悩みでした。
そんなことを考えながら過ごしている中で、素敵な言葉と出会いました。
それは、タイトルにもある「ハレとケ」。
ハレとケとは、柳田國男さんによって見出された日本独自の世界観。
ハレは、お祭りや年中行事などの特別な日をさし、ケはそれ以外の日常をさします。
食事や住宅様式にもハレとケが取り入れられ、ケがあるからこそハレを楽しめるとされていました。古来からの考えですが、食の充実や住宅ニーズの変化もあり、昔ほどその慣習はみられなくなりました。
その中でハレとケを意識した住宅のライティングに携わりました。
利便性やデザイン性を追求しながらも、設計の根底にはハレとケがしっかりと根付いている唯一無二の空間。
実際の建物を見たとき、あまりの卓越さにはっと息をのみました。
そして同時に、その住宅で過ごす家族の様子も印象的でした。日々忙しい毎日を送っているはずなのに、暮らしを楽しみ、家族で過ごす時間をすごく大事にされてました。
その家族が素敵な方々だったのはもちろんですが、ライティングを進める内に、ハレとケを意識した空間設計だからこそ暮らしにメリハリがつき、豊かな時間につながっているのかなと感じました。
そうして、わたしのnoteにも一筋の光が見えました。
必要だったのは、ハレとケの考え方。ケの記事があるからこそハレの記事を生み出せること。どちらもあるから絶妙なバランスを保っていられるんだなと気づきました。
なんてことのない1日でも、自分にとっては理想に向かって進んだ日。
それを記事に起こして、誰かの心を動かすこともあれば、誰の心にも響かないこともあります。
それでも、心を込めて書いた記事なので自信をもって公開します。
見てくださる方の反応が気にならないといえば噓になりますが、あまり一喜一憂しすぎずに、この世界はハレとケで成り立っていると考えて向き合うようにします。
このnoteも、わたしの人生もまだまだ道半ば。
満足いく人生を送れるように頑張っていきます。
ではまた。