大阪・エンバンクメントコーヒーさん(前編)
横文字の店名。洋風のカフェかと思いきや。なんとお店は黒い家?
きょうは、むかしの名曲「海をみていた午後」ならぬ、大阪版「川をみていた午後」などいかがでしょうか。
(1700文字)
エンバンクメントコーヒーさん
EMBANKMENT Coffeeと書きます。
大阪・北浜のカフェ。ですが大阪人も店名だけでは、ピンとこないのです。お店の外観をさっそくごらんください。
歩道から撮ると、こんなかんじです。真ん中に扉、右半分は別のお店です。もうすこし引いてみないとわからないですね。
では、遠景をどうぞ。
左側のペパーミントグリーンの屋根は洋風建築「北浜レトロ」さん。
右側の黒いたてものが「エンバンクメントコーヒー」さんです。
むかしのたてもの。屋根の高さは、この高さでそろっていたのでしょうね。北浜かいわいは、むかしから大阪の文化・経済の中心地。ビルがそびえるビジネス街なのです。
歩道が狭く、すぐ車道です。観光地ではないので、スーツ姿の仕事人しか通りません。殺風景なビルのまち、北浜。
ビジネス街。おでかけ・旅行は、だいじょうぶかしら? 安心してください。
建物の反対側の画像を、どうぞ。
川とバラ、春の画像です。建物の反対側は、観光地の中之島公園。
中之島には大阪屈指の「バラ園」があるのです。
この土佐堀川に架かる難波橋を渡って。ほんとうに大阪?
そう、景色がまるでちがうのです。
中之島バラ園
エンバンクメントコーヒーさんの対岸は中之島と「中之島バラ園」。北浜駅から北へすぐ、難波橋・通称ライオン橋を渡るだけ。
春のバラ園は、とてもいいかおり。けれど大阪の5月、すでに中之島も暑くて、ゆっくりバラを愛でにくし。木陰もすくなく日焼けするのです。
それでも、新緑とバラがあふれる中之島から土佐堀川とエンバンクメントコーヒーさんをながめるのもよいものです。
大阪は「川をみていた午後」ですから。海はあかん。海は悲しみを捨てるところ、悲しい色なので……。
北浜長屋・きたはまながや
入り口はガラスの扉。もちろん手動です。まるいあかりと、ひらたい三角。明るいグレーの木枠がモダンですね。ここだけ洋風建築。ユニークなたてもの、さっそく入ります。
あら、説明板があります。抜粋と引用をいたします。
和洋折衷の長屋。大正元年の建築とは。ゆうに100年を越えたたてもの。
それではコーヒーをいただきます。
浅煎りのコーヒー専門店
入り口で注文と支払いをします。
一杯ずつ淹れてくださる「浅煎りコーヒー」だけのお店です。
これは、珍しいコーヒー店。
キャロットケーキを食べるつもりで、それにあうコーヒーをスタッフさんに聞きました。
1階には、すでにお客さまが。なので2階に行きます。内装は白い壁と木の床。階段を上ります。
2階は、純和風ではなく北欧風の机とイスがさらりと並んでいます。白い壁に注意書きが。
「店内の撮影に関するお願い」
かなり具体的です。お店と、ほかのお客さまの迷惑を考えて撮影せねばなりません。
とりあえず、道路側の空いている席に腰かけました。
コーヒーを
まつことにします。
文字数が多くなりました。続きます。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。