しっとりとした地鶏

サブカルの沼であったまりながら、筋トレをしている30代女性。なんでもない私の時間。

しっとりとした地鶏

サブカルの沼であったまりながら、筋トレをしている30代女性。なんでもない私の時間。

最近の記事

たまに思い出す、幸せな料理の話

食品を販売するという仕事柄、私はよく料理をする。 ひとり暮らしを始めてからもう7年ほど経った。途中実家に帰ったこともあったけれど、大学院に行ってたので新卒での就職が遅かったことや、早くに転職したり、その後無職になったり、独立したりとかで、たぶん同世代でまっとうに働いている人たちよりも全然お金がない人生を送っている。 だからこそ、「自炊」をしないといけない7年間だった。 新卒では地元から少し離れた市役所に入ったけれど、初めてのアパート暮らしで、朝昼夜食べるものを用意するの

    • 友だちがいない私の友だちの話

       30代になるまでずっと、ひどい孤独感にやられてきたのは、もう各所で言いまわっているほどの鉄板ネタである。ある時は仕事で知り合った人に言い、またある時はTinderで知り合った人に話してきた。なぜこのことを話すのかというと、自分にとって「知ってほしい」もっと言うと、「わかってもらいたい」、「少しでいいから共感してほしい」と思っている事柄だからだ。  ひとりぼっちだと感じて生きてきた31歳の私は、今自営業をしている(結局ひとりで働いているのちょっとウケる)。仕事柄、たくさんの

      • いちばん嬉しかった「家族に紹介したい」の話

         私は今年の春まで、ずっとひとりぼっちだった。    ほぼ1年ぶりに、アイドルを通じて仲良くなった「いにしえのフォロワー」の友人が新潟に遊びに来てくれた。ひたすらに、2010年代~2020年代ののアイドルや音楽、カルチャーの話をした。フワちゃんのラジオの話をしてひとしきり笑った。ぎりぎりを攻めすぎて飛行機に乗り遅れ諦めスマイルで自撮りするという水曜どうでしょうみたいなムーブをした。アラサーでやってきた青春!ずっと笑いっぱなしだった。  彼は、年齢も出身地も違う、オタクの話し

        • 心にのこる1日のはなし

           私は自営業者だ。休みはまだない。だけど、「今日は省エネするぞ」と決めている日がある。それが木曜日。理由はないけれど、なんとなく仕事をセーブしやすくて調整しやすい感じになっている。  そんな木曜日に、好きな人とちょっとだけお出かけをしてきた。私は普段こんなことをSNSにめったに書かない。だって自分とその人だけの思い出だと思っているから。匂わせてなんかやらねぇし、嗅がせてやんねぇ。だけど、今日はなんだか素敵なことがあって「映画みたいだ」と感じたので文章にしたくなってしまった。

          「夜」という時へのラブレター

           弊社のnoteを書いたら、なんだか地鶏のnoteも更新したくなり、こんな夜中に書いています。こんばんは。  突然だけど、私は夜が大好きです。  開業してから今に至るまで、丸一日休みという日はコロナになった時以外になく、しいて言うならば、夜は寝る前の貴重な「休み時間」。だれかとごはんを食べたり、ジムに行ったり、時々セックスしたりもした。だけど、夜の過ごし方で一番好きなのは、家で一人音楽やラジオを聴きながら頭の中にあるさまざまなことを整理し、ときに言葉にしていくことだった。

          「夜」という時へのラブレター

          涙もろい私が初めて人前で泣いた話

           私は恐ろしいほどに涙もろい。かれこれ何年も、ふとした拍子に涙を流してしまう。  なかでも特に多いのが、ひとりで車を運転しているとき。ブラック企業で働いていたときは、社用車の中で毎日ひとり泣いていたほどに涙もろい。そしてその多くが、「辛い」という気持ちから始まる涙である。  昨年春に会社を辞めて(クビになって)、秋に独立してから1年が経った。高校生のときからの夢だった「社長になる」を形式上は叶え、コロナに感染したとき以外ほぼ休まずに働き続けた。今年の6月は睡眠時間を削りすぎ

          涙もろい私が初めて人前で泣いた話

          何者でもない私の近況

           ご無沙汰しております。しっとりとした地鶏です。  TwitterがXになってから久しいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。最近は、自分の会社のnoteを書いたら公式さんが「今日の注目記事」に選んでくれたおかげで閲覧数が鬼伸びしたのが嬉しくて、インスタやThreads含め、仕事のための文章ばかり書いていました。 というのは、嘘です。 毎日クソみたいな下品ツイートしかしていませんでした。うんことか、ちんことか、セックスとか。そんなどうしようもないことばかり書いていました

          何者でもない私の近況

           自分に期待するということ

           とってもお久しぶりになってしまいました。  開業を目指すアラサー女性の弊noteでしたが、実は筆者が9月末にひっそりと開業しました。たったひとりの八百屋さんです。「毎日手軽に健康的でおいしいものを食べたい」という、くいしんぼうな私自身の願いを叶えつつ、自分がおいしいと思ったもの、いいと思ったものをおいしく食べてもらいたい。健康について考えることを通じて、自分の体のことを見つめ、自分自身のことを大切にする瞬間を増やしてもらいたい。そんな思いで開業しました。  実は、この数

           自分に期待するということ

          17歳の頃の私には、ともだちがいなかった。

           増量を始めてはや3か月。あっという間に夏がきそうです。馴染みのトレーナーさんからは、「よし!あと体脂肪率+2%を上限にもう少し増量しましょうか!」と言われ震え上がってる私です(減量はどないするねん問題)。こんな夜中ですが、こんばんは。深夜のテンションで書いているのでちょっぴりポエミーで、長めです。要約すると過去の腐って傷ついた自分を30歳になった自分が思わぬ形で救うという内容。クソ暇なときにラジオのタイムフリーでもしながら読んでください。  突然ですが、私は4月半ばに雇用

          17歳の頃の私には、ともだちがいなかった。

          増量、するぞ!

          この夏に向けてのトレーニングのテーマ、それは 増量。   ジムに通い始めて丸3年経ち、ストレス太り運動不足MAXX NAKAYOSHI体重の大学院生時代の脂肪にはなんとなサヨナラバイバイはできた(はず)。    ジムに通い始めた当初から体脂肪率だと8%の減に成功し、最近「理想にしてる体はあるの?」と聞かれることが増えました。    私は、メンタルが病んで自己肯定感がどん底になったときでも自分の体を嫌いになることはなかったくらいには、自分の体はわりと好きです。「胸を大きくし

          対外的には「筋トレしてます」って言ってるけど、意外といろんな運動してたんです。今までの私の中で1番かわいいし、ブチアゲな30代迎える予定なのでそろそろモテたいです。

          対外的には「筋トレしてます」って言ってるけど、意外といろんな運動してたんです。今までの私の中で1番かわいいし、ブチアゲな30代迎える予定なのでそろそろモテたいです。

          運動神経マイナスの私が運動をする理由

             私は2019年3月からジムに通っています。    前職は公務員だったのでゴリゴリにデスクワークで、姿勢の悪さからくるストレートネックで頭痛をこじらせてゲロ吐いて仕事休むみたいなこともありました。そんなとき、実家の家族がジムに通うということで、いいな〜!みたいなノリでわたしも入会することに。ここまでほんと軽いノリ。ちなみに運動経験は小学校のときに6年間水泳をしてたのと、中学の部活の新体操のみ。    私は本当に本当に本当に運動音痴で、体育のバスケでリバウンドをとって指を

          運動神経マイナスの私が運動をする理由

          ちゃんとしない2022

           あけました。2022年で30歳になる私です。  突然ですが今年の抱負は 「仕事とお金と体づくり以外はちゃんとしないこと」  「仕事とお金と体づくりをちゃんとする」ではありません。ちゃんとしないことを目標にするんです。    2021年は祖父の死去、3年働いた職場の退職、新しい業界での慣れない仕事に加えて、4年付き合った恋人との別れという自分的に大きめのイベントが続いたため恐ろしく病み、下半期メンタルがズタボロかつドン底だった記憶しかございません(ちなみにこの2021年

          ちゃんとしない2022

          えりちゃんという人

            突然ですが私には、年に1度思い出す「えりちゃん」という女の子がいます。    高校2年生だった当時の私は、学校にどうしても行きたくなくて、遅刻したり早退したり休んだりを繰り返して(のちに大学の授業で自分が不登校の定義にきっちり当てはまっていたことを知る)は、家でCSのスペースシャワーTVを観て過ごしていた、ド根暗な女子高生でした。    周りに友達がいてもひとりぼっちだと感じたり、なんでみんなみたいに普通の高校生活を送れないんだろうと毎日思っていました。人と違う自分でい

          えりちゃんという人

          わたしのこと

          はじめまして。 しっとりとした地鶏です。    突然ですが、星野源のオールナイトニッポンのゲストに出演した荻上チキさんが、「本名で書くのに抵抗があるならペンネームを使えばいい」とおっしゃっていたのでペンネームを作ってみました。    そう、私はラジオリスナーです(仕事柄リアタイはほぼ不可能のradiko課金勢)。    ペンネームを考えるときに、「アルコ&ピース D.C.garage」で酒井さんに、「Creepy NutsのオールナイトニッポンZERO」でDJ松永さんに