ちゃんとしない2022
あけました。2022年で30歳になる私です。
突然ですが今年の抱負は
「仕事とお金と体づくり以外はちゃんとしないこと」
「仕事とお金と体づくりをちゃんとする」ではありません。ちゃんとしないことを目標にするんです。
2021年は祖父の死去、3年働いた職場の退職、新しい業界での慣れない仕事に加えて、4年付き合った恋人との別れという自分的に大きめのイベントが続いたため恐ろしく病み、下半期メンタルがズタボロかつドン底だった記憶しかございません(ちなみにこの2021年の大半を禁酒して過ごしたのに、何度か吐いた)。
それまでの私は、ちゃんと生きることを無意識に目指していたし、毎日疲れながらも夢に向かって頑張る自分カコ(・∀・)イイ!!というメンタリティだった(ちなみにこれは大学浪人のときからずっと続いてた)ので、それはそれで楽しめてはいたのですが、その生活を続けていくうちに、疲れとストレスはいつの間にか自分の中に溜まりに溜まって、気づいたら3日に1回は自然と涙になって溢れ出るようになってしまっていました。今思うとこんな頻度で、コントロールできない形で突然号泣する(昼夜問わず、仕事中でも出てくる)ってのは本当にヤバい状態です。同じ状態の人いたら、一旦休みましょう。
転職とか身近な人の死とか、失恋とか、全部よくあることなんだろうけど、私にとってはこれまで溜めてきたストレスを爆発させるのに十分すぎるほどのきっかけでした。
でも何がそこまで溜まってたんだろう?何が爆発したんだろう?と振り返ってみると、自分ではないと思ってきた「女性特有のストレス」が実は溜まってのかな〜とうっすら思うようになりました。生理がキツイとか、セクハラだとか、そういうことではないんだ。もっと身近に溢れてるけど、うまく言えないもにょもにょした感じです。まとまってからnoteに書けよってのは言わないでください。
突然ですが私が所属していたコミュニティは、大学、ゼミ、前職、現職、何なら学生時代のバイト先、そのほとんどが男性が大半を占めるようなところでした。大学時代の20代前半の頃は女性特有のめんどくささがなくていいと思っていたけど、30を前にした今は、ちょっと疲れると感じるようになりました。
「おまえは男みたいなもんだから」
「ここには女いないからな〜」
「誰よりも男らしいし強いよね」
男性ばかりのコミュニティに属したことのある女性、1度はこういうこと言われたことあるんじゃないでしょうか?みんな悪意なく無意識に言ってるし、ウケると思って言ってるし、これで傷つくと思ってないんだろうけど、今思うと「わざわざ口に出さなくても良くない?」だよね。面白くないし思いやりのかけらもない。シンプルにうるせえのよ。そして20代後半になってくるにつれてこれに以下の内容が加わります。
「うちの息子の嫁にこないか?」
「ちゃんと結婚して子ども産まないと」
「いつまでも子どもできるわけじゃないんだよ」
「おまえと付き合ってくれる彼氏なんていないだろうけどな」
は??????
今、令和ぞ??????
ちなみに子ども産むくだりは女性にも言われたことあるし、彼氏いないだろうけどのくだりは彼氏いるときにも言われました。(今思うとまじで全員カス)
やり返してやる〜って昔はギラついてたけど、さすがに言われすぎると疲れちゃうよね。かと言ってヘラヘラやり過ごしたら、それはそれで自分の中の何か大切なものがなくなっていく気持ちになる。貧乳とかも言われたことあるんだけど、おうおうてめーの竿は見なくてもわかるぐらいお粗末なんだろうなカスとか言い返せばよかったかな?
そんなことの繰り返しが、ちゃんとしなきゃいけないと気を張ってた自分にジワジワとストレスとなり、毎日の涙となって暴発した2021。もっと自分を大切にやさしく過ごす必要があると痛感した、そんな2022のはじまり。つまり、自分にも人にもあまあまで、やさしく、ちゃんとせず生きていくよっていう新年の抱負です。ウダウダ言ってるけどある種のメンタルコントロールです。自分が頑張りたい最低限のところだけはちゃんとして、あとは全てちゃんとしない。ほんとにほんとに、ぜんぶだよ!!ほんとにこれ以外は好き勝手やってやるんだから。
みなさん、かわいくやさしく軽やかに、そして健やかに1年過ごしていきましょう。いまの自分がこれからの人生では1番若いし、これまでの人生では1番かわいいんだから。
P.S.
農業という業界はまだまだ高齢男性が大半を占める昭和の男社会です。こういうことはきっとまだまだ繰り返すでしょう。でもそのときに同じようにストレスを溜めるのではなく、「まだそんなこと言ってんの?大丈夫そ?」というスタンスで軽やか乗りこなしていきたいよね。心ないことを言う人の言葉に耳を傾ける必要は全くありません。これから先も、ぜつてーに負けねえし新しいサプライチェーンを作って巨万の富を必ず築いていくんだ。
マイルドな抱負を表明する一方で、結局ギラギラして生きていきますので、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
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