ストライドを広げようとして、膝が痛くなる理由
前回のブログはご覧になりましたか?
ランニングでストライド(歩幅)を広げるためには...
今回はストライドと膝の痛みの関係性です。
ストライドを広げようとして、足を遠くに着く
「速く走りたい!」と思った時によく起こるエラー動作ですが…
実はこの動作が膝に負担をかけることがあります。
膝下が振り出され、ハムストリングに負担が…
足を遠くに着こうとした時、太ももに対して、膝下が振り出されます。
(*大腿部に対して、下腿が振り出され、膝関節が伸展します)
膝下が振り出され過ぎないように制御するために、ハムストリングが働き、引っ張られるようなストレス(伸展ストレス)がかかります。
ランニングではこのような動作が何千、何万と繰り返されます。度重なる伸展ストレスにさらされたハムストリングは硬くなっていき、伸縮性を失います。
伸縮性を失ったハムストリングは、筋肉の付着部である膝の組織に負担をかけ、膝の痛みを発症します。
ストライドを広げるために足を遠くに接地する動作は、数回程度では問題ないものの、幾度となく繰り返されるランニング動作では、怪我に繋がる恐れがあります。
接地はからだの近くに
練習はその場での足踏み(駆け足)から始めて下さい。
その場での足踏みは、からだの重心軸の近くに足を着くことができます。
接地は、つま先だけで着いたり、かかとだけで着いたりせず、足部の中央付近で着き、その後かかとが着き、足が離地します。
繰り返していくと、接地した時、特にかかとを着いた時にお尻でからだを支える感覚が得られるようになります。
お尻の感覚が得られたら、からだ全体をわずかに前に傾けて、走り出しましょう。
そもそも日常的にからだに負担をかけていると
運動をした時の怪我のリスクは高まります。
「1日中座っているから、からだが固まってる…。」なんて状態では、イメージ通りにからだを動かすことは難しくなります。
日頃から、からだの使い方を気をつけて、運動時に動かしやすいからだを作りましょう^^
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