とある太陽の自覺
承認欲求は
自己確認の為にありました。
僕の場合はそうでした。
なので
自分で自分を認める
という事が必要である、と。
承認欲求を他者へ向ける時、
僕自身は
『男性性が強いのだ』
とだけ思っていました。
もちろんそれもあります。
しかし
自分自身の受容(承認)という土台となる女性性の不足がありました。
この女性性の土台という大前提が無ければ、その土(女性性)からどんなに芽(男性性)を出しても、根が無い為に大きく育つことはありません。
僕は他者に対して
『圧が強い』
と言われたことがあるのですね。
この圧は承認欲求であり、根が無いままの強すぎる男性性だという認識でした。
そのことは確かにそうだと思うのです。
しかし
今、自分の強すぎる圧に対してまた違ったことを思います。
暑い日が続く夏。
太陽の日差しは強い。
意識するしないに関わらず、
夏の太陽はやはり強い。
太陽は天空で燦々と輝いてくれている。
それは良い悪いではありません。
太陽の個性のまま、そのように在る。
天空の高い所で輝く太陽は人が直視するには眩しすぎる。
太陽の本体は宇宙の遠くにありますから、地上の人間から見るとそんなに大きなものではありません。
それでも、太陽の【丸】を直視できない。
また、そのような決して大きくは無い【丸】がこの夏の暑さを創り出してもいるのですね。
太陽の明るさとは間接照明。
直視しては眩しすぎますが
日中の間接照明としては最適なものです。
太陽の熱さとは天空の高い所にいてちょうど良いわけです。
夏などはそれでも熱すぎる程のパワーがあるのですね。
そのような太陽とは愛としてそのように在ると僕は思っています。
月も雨も愛として在るように太陽もまた愛なんです。
その愛としての個性をいかんなく発揮してこの地球は成り立っていますね。
ここで僕が思うことは
太陽の個性そのままに
その愛を上手に発揮するには
ステージが重要となる
ということです。
太陽はその個性に罪悪感を持たなくて良い。
ですから、光や熱を抑え込んだり、今より遠くに行ったり、ましてや封印するようなことはしなくて良い。
太陽の存在がそのまま在ることで
月や雨などの他の個性としての愛にも価値を見出せる訳です。
太陽は遠く離れた地球から見つめても直視できない程眩しいというその個性を太陽自身が承認すればこそ、今の太陽の立ち位置が在る。
ここで人間に太陽の個性を承認させようとするならば、より地上に近づいて人間を燃やしてしまいます。もっと言えば、太陽自身があまねく照らすはずだった地球そのものを燃やしてしまうのです。
太陽のパワーの強さは
太陽自身が認めなければ
未來を含む全てを焼き尽くす。
『認めてもらおう』
『認めさせよう』と
そのように思う時、
それは
【圧が強すぎる】
ということになります。
自分の圧とは
自分の個性や自身のパワー
とも換言できると思います。
自分の圧
という
そのまばゆい個性と
唯一無二の力強いパワー
を熟知し自己承認すればこそ
他へもその個性とパワーを生かせるわけです。
太陽の個性とは
自分を含めたあらゆる全てを
殺めもするし生かしもするもの。
その自覺があればこそ
全てにとっての最適なステージで輝ける訳です。
そして
その自覺とは
自己承認であり、自己受容であり、
自分として生きる覺悟であり、
他を殺めずに生かそうという誓いになるのです。
それが太陽自身の存在する歓び。
太陽が生きることに歓びを感じ続けることになるのです。
もちろん、そこに無理はない。
誰にも我慢や負担のない最適なステージを見つけたことになります。
他に対する承認欲求は
依存や甘えとして表れることがあります。
依存や甘えは
される側に大きな負担となります。
いわゆる【重たい】と感じるものです。
その依存や甘えを
太陽が特定の人間に対して行った場合、
された側は重たいを通り越して
焼失するのだと思います。
太陽としての自覺を持てばこそ
そのような結果を踏まえ
好ましくない未來を予測し
好ましい未來を創り出す事が可能となるのです。
➖人間が太陽をおんぶに抱っこなど、できようが無い➖
一対一の関係性だけに留まらず
たとえば
ある特定の職場に太陽がいたとしたら、
それは
太陽が自身の個性を自覺していない為に
その限定された職場に依存・甘えをしていることに同じ
とも思います。
それにより
太陽自身の不満は募り
ますます承認を求めます。
そして
その職場自体を焼失させてしまう
と思うのですね。
このことは
どんなコミュニティにも当てはまります。
確かに
太陽とは唯一無二で在るからこそ
孤高となります。
つまり
相談相手がいないのです。
しかしながら
太陽の本心としては
あらゆるものを照らす事で歓びを感じる訳で、
自分の存在によって
あらゆるものを焼失させる事を望んでいない。
太陽が自分の存在を自覺する事で
本望は果たされ得るもの。
全てを生かすも殺すも本人次第というだけの
パワーが在るのです。
太陽のわがままさとは
自身の自覺無しに
依存・甘えをし続ける事。
そのわがままで
全てを焼失させ得る。
他には持てない悩みとして
太陽の憂鬱は在るのです。
しかし
それもまた太陽ならではの個性で
それを他に求めるのなら
本当に未來を含む全ては燃え尽きる。
そしてその時こそ
太陽は孤高の存在から
孤立の存在として
未來永劫、
孤独の牢獄で苦悩することになるのです。
太陽は
観客から観るステージの距離感や規模感を把握しなければ、本來の個性を発揮できません。
繰り返すようですが
ステージごと、観客ごと、丸々全てを焼き尽くしてしまう。
それをしない為にも
太陽としての自覺は必須ですし
皆の本望を叶える明るい希望として
太陽の自覺が必要となります。
そして
その自覺に伴った行動。
太陽の居るべき正位置としてのステージへ移動する事が必要です。
祭統 白宇
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