高々と心は空か浮寝鳥
【季語】浮寝鳥(うきねどり)三冬
【子季語】浮鳥
【解説】毎年越冬のため、毎年日本に渡ってきて川や湖沼で一冬を過ごす水鳥の群れ。鴨・雁・鳰・鴛鴦・白鳥などが、水面に浮かんで眠るさまをいう。おおかたは羽根に首を突っ込みまるまった姿で浮いている。【きごさいより抜粋】
【追記】
ちえちゃんが参考になるというので、俺の作句の道筋を。
紫乃センセからお題。
浮寝鳥を歳時記でチェック。
俺の場合、ネットで「きごさい」、電子図書で
この2つで見る。意味や用法を見ると、なんとなくこの季語の持っている雰囲気というか本意というかがわかってくるからだ。
で、いよいよ作句。
今日の場合の思考。
水に浮いて眠ってみえる水鳥が浮寝鳥。
ここから連想。
休む、群れている、浮いている、二、三羽、疲れている、丸まっている、あったかそう、夢でも見てる…
夢を見ている感じでいこうかな。
ここから仮に作っていく。季語の位置を最初に決めてみることが多いかな。
最後を浮寝鳥で終わると、浮寝鳥の姿のイメージで終わる。
◯◯ ◯◯ 浮寝鳥
五音七音で並べてみる
例えば
湖で夢を見ている浮寝鳥
夢を見て揺蕩う様よ浮寝鳥
こんな感じで、散文になってOK
とりあえず頭から出す!
で、そこから推敲
んー、視点が動かないな。夢と寝ているというのも、連想が近すぎる🤔水に揺蕩うというのもそもそも季語の持つイメージにある。
夢の中身を描いてみるか
大空を夢見て 空高く飛んで 青空の 澄んだ空 羽ばたきて 両翼広げ …
と、まあこんな感じで、視点を空に上げたいと考える。
大空 夢 翼 浮寝鳥…名詞は力があるので季語以外を別の言葉にしたい。また、夢と寝るは連想が隣なので、もう少し離す。
こうやって、今日の句はできあがっていったのだった。
…と、朝起きたら、この状態で閉じてあった笑
安定の寝落ち失礼!
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