珍しいところに出来ちゃったストーム
ブラジル沖にストームAkaraが発生しました。
この低気圧は発達すると同時にどんどんと熱帯の性質を帯び
台風などと同じ熱帯低気圧に変わりました。
亜熱帯から熱帯に変わるとかその逆はよくある事です。
日本付近の台風もよく温帯低気圧に変わりますね。
ブラジルあたりには収束帯が出てじゃんじゃん雨も降るので
そんな珍しくも感じないのですが
こちらをご覧下さい。
これはWMO(世界気象機関)により定められた
世界中の熱帯嵐の監視担当区域です。
画面右下のブラジル沖は空白
つまり担当者がいないのです。
東南アジアから太平洋の北半球半分は日本が担当ですよ。
という事で世界で定められた担当者はいませんが
今回のストームはブラジル海軍が監視しています。
Akaraは南米のTupi語で魚の名前です。
海上で離れていく方向なので
陸地への影響は少なく
沿岸が高波に注意です。
しかし、このエリアは
過去の低気圧リストを見たら本当に発生数が少ない!
この海域で名前がつけられるほど発達したストームができるのは2022年以来
熱帯低気圧となると2019年以来だそうです。
普段は海水温があまり高くないのが理由の一つで
この所の気温上昇が
こんな所にも影響を及ぼしているみたいです。