「身」が入ると激変する我がスキル
こんにちはto.SHI-ROです。
先日、私のオフィスの窓から夕焼け空を見ました。
その際に感じた事を俯瞰で考えていると
「あ、価値観が更新されたかも・・」
と感じました。
今回はそんな私の経験のお話です。
価値観の言語化
皆さんは「あなたの価値観はなんですか?」と聞かれた時、答える事はできますか
「やりたい事が分からない」「悩みを抱えやすい」という方はご自分の価値観の言語化をするのが効果的です。
私は長く悩みを抱え、やりたい事が分からないと足掻いてきました。
そして感じる事や思いついた事をメモにとにかく落としまくって出した目標と価値観がコレです。
【目標】
人それぞれが持つ個性やスキルを最大限引き出し、繋げる事で多くの人の「記憶に残るモノ」を作り上げる事
【価値観】
欲しいモノが必要とは限らない。
行動し続ける限り「本当に必要なモノ」とは巡り合う。
そして既に手に入れていた事を後から知るだろう
この目標や考え方が間違っているとは思いません。
私がホンキで目指したいモノでもあり、大切にしたい考え方だからです。
しかし、正直モヤモヤするんです。
なんかしっくりこないんですよねコレ
何より長いっ!
そして「目的」が分からない!
私は長い間「感覚人間」と決め込んでいたため自分の事なのにこの「言語化」が苦手だったんです
目標に関して言えば他にもあります。
・日本全部を、そして世界を自分の目で観て回る
・多国籍の友人を得る
・子供達の世界を広げる
・心から信頼できるパートナーを見つける
・「やりたい事」が全て叶う収入を得る
・自分の「影響の輪」を広げる
・沢山の「感謝」を分かち合う etc
この様にやりたい事は沢山浮かんできても「なんで?」と疑問符を打つと「なんでだろう…」ってなっちゃうんですよね。
「自分を知る」そして「友達になりたい!」と思えるほど自分を好きになる事
これがずっと悩み続けた私の課題でした。
要は自分に「私はこういう人間です」と自己紹介がまずはしたかったんです。
そして👇の夕焼けを見たとき「その答え」を見つけた様な気がしました。
在るモノを「在る」と受け入れる
少し私について話しますが
私は過去、夢に挫折しました。
その結果、長い間「喪失感」や「無力感」といった深い悩みを抱えていたんです。
嘆くだけ嘆きました。
やけになった事も沢山ありました。
しかし、結局は今出来る事をコツコツと重ねて前に進まないとダメだと思いました。
そしてその迷路とも言える状態から抜け出すために感じる事をメモに書き殴ったり、新たな事に挑戦しては沢山の経験を積んだりと自分を俯瞰で捉えるために長い事足掻き続けました。
ただただそんな毎日を過ごしていました。
そんな時、この夕焼け空を見上げたんです。
世界が幻想的な光に包まれ心が反応するような光景でした。
しかし、この夕陽を眺めていると過去の挫折を思い出し「悲しさ」や「寂しさ」って感情が出てきたんです。
私は正直、不快でした。
またかよ…
「なんなん。じゃあ夕陽とか綺麗な景色は見ないようにしろってか・・」と思いました。
私は「もう大分回復した」と思い込んでいただけだったようです。
悩みをずっと抱えていたくはないです。
しかし、だからと言って夕陽などの「心が求めているような景色」を見ないようにするというのはあまりにも酷ではないでしょうか
この様に悲観的に考える自分はまだ確かにいました。
しかし今回は少し冷静に俯瞰して上の価値観に照らし合わせて考えてみたんです。
その結果、感じた事は
「今の私にはこの夕陽を最高に楽しむ為には「喪失感」や「無力感」といった感覚も否定せずに受け入れる事が必要なんだな」
という事でした。
そこで気がつきました。
過去の悩みといった負の感情も楽しむ為に必要なのだ。
そう、今回更新された価値観とは「何事も楽しむ事」だったんです。
私は確かにあるモノを錯覚だと決め付け、「喪失感」や「無力感」を感じたくないあまり、私はこの反応、感情から逃げていたんですよね。
「楽」
これに気づけたら、そもそも「楽しむ事」に関しては自信がある事にも気がつきました。
仕事では誰よりも楽しみながら成果を出してきた自信があり、「あ、楽しそうだなソレ」とイメージ出来たモノに関しては大抵イメージは実現しました。
ワクワクをヒントにする!というモノです。
しかしその一方で、
似ているけども全く別の意味で私が「得意」と豪語していたのが「楽する事」です。
しかしこの「より楽をしたい」ってイメージで行動したことって上手くはいくものの、結局また新しくやりたい事が見つかってしまい、「楽をしたい」という目的が達成された事はありませんでした。
改めて考えてみるとこの「楽」という漢字も不思議じゃないですか?
「らくをする」と「たのしむ」という事は感覚的には似ているとは思いません。
しかし同じ「楽」という漢字を用いるんです。
強いて違いを表現するならば
「目的を達成した様が自分の理想であるか否か」なのかでしょう。
「あぁ〜ワクワクしたっ🎶」
って言う人がいた時、「自分もそのワクワクを共有したいな」と思いますよね。
一方
「あぁ〜楽したっ🎶」って言う人がいた時はどう思うでしょうか。
その人の優越感を得たいという強欲さなど、その様を不快にすら感じる事もあるのではないでしょうか。
私がなりたい理想の姿はもちろん前者です。
「楽したい」のではなく「楽しみたい」なのです。
トンチですが「身ミ」が入っていなかったんだと気が付きました。
そして、気づきました
同じスキルで「らくをする事」も「たのしむ事」も出来てしまうんですよね。
「楽」という同じ漢字を用いる意味はここに繋がるのかもしれません。
そう、私はワクワクする才能にはすでに持ち合わせていたんです。
価値観に「枠」はない
これらを基に更新した私の価値観と目標は
自分の今を「楽しむ事」(価値観)それでこそ「最高の人生を生きた」と言える(目標)
目的は「最高の人生だと言って死ぬ事」
ズバリこれです!
私は自分の今を楽しんで生きると決めました。
そしてその目的は「最高の人生だったと言って死ぬ事」です。
そして同時に今回わたしが価値観として掲げた「楽しむ」という動詞はちよっと変わっているなとも思いました。
悲しむ事を楽しむ
苦しいと思う事すらも楽しむ
この感覚が通用するのです。
「悲しむ」「苦しむ」といった動詞と併用出来るんですよね。
この様に考えられるのも以前、喜劇王チャップリンの言葉の影響でしょう。
人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。
枠を外して意識を広げれば今感じる、悲しみや怒り、苦しみすらも喜劇に変わるという事です。
この言葉を知り、
私の持つ、「苦しみ」「悲しみ」といった感情は私の人生をよりよい喜劇と色付けしてくれる最高の材料なのだと感じました。
そして自身の価値観を知って初めて私の意識は今までの「枠」を吹き飛ばし、世界を広げてくれました。
五感の持てるチカラ
そして何より「今」価値観を貫いているか。
何よりもこれが大切です。
これにより目的はすでに果たした事と同じとなり、目的と目標が逆転した状態とすら言えます。
私が導き出した目的「最高の人生だと言って死ぬ事」全く同じと言えます。
「今、在るモノ」を最高に楽しむです。
要は明日死んでもいいと言うくらい楽しむのです。
そのヒントはつい先日まで読んでいた本の中にありました。
YouTuberのマコなり社長のオススメ本でたまたま私も持っていました。
この本で知ったのは「今」を感じる為に必要な行動です。
この本で知ったのは
心に何が在るかをまず否定せずに見つめ、その次に聴こえる音、空気の匂い、呼吸で膨らむ体や手足の感覚などの五感に意識を集中すれば、「今」に意識を戻せる
という事です。
これが驚くほど効果がありました。
メタ認知能力を高めたいと思い、座禅などに興味があった為、買った本ですが偶然とは思えないタイミングで活用出来ました。
価値観、目的で私が一番に思い描く印象的な人物像はワンピースのルフィと刃牙の花山薫です。(どちらも漫画の登場人物ですが(笑))
ふたりの価値観、目的は
【ルフィ】
誰よりも海で自由な海賊(価値観)それが海賊王だ(目的)
【花山薫】
「鍛える事」は女々しい(価値観)それでこそ本物の漢だ(目的)
価値観と目的が密接に結びついている事がわかります。
いかがでしたでしょうか
これが私が感じた今回の気づきです。
この日、コレら全てを思い返し、上の夕陽をまた見てみると、形容しがたいほどの素晴らしい世界に今自分がいる事に気づき、目頭が熱くなりました。
そして価値観改めて、座右の銘とした
欲しいモノが必要とは限らない。
行動し続ける限り「本当に必要なモノ」とは巡り合う。
そして既に手に入れていた事を後から知るだろう
正にその通りだと思えた気づきでした。