【雑草あそび】今日はアカザの実Lab.です♬
秋の気配がやってきている十勝。
北海道は、油断すると、あっという間に季節が進みます。
お盆を過ぎたら、本当に秋が来ました。
雑草好きも、心のなかで焦りを感じ始めます(笑)。
、、、なんて必要もないのですが、冬に向けて、やってみておきたいことが、たくさんあるのです。実験、体感できるのは、あと少しの間。
アカザがずっと気になっていました。
豆畑などで、ぐん!と上に飛び出してその存在をアピールしているのが、だいたいアカザです。
我が家には、アカザはいませんでした。
だからと言って、農薬たっぷりの畑からいただく気にはなれません。
つまり、比較的栄養のあるところに育つので、貧弱な我が家の庭では見られなかったのでしょう。
ところが今年、コンポストの脇に、巨大なアカザを発見‼️
小躍りして、状況を観察してみると、
堆肥状にいっぱいになったコンポストの位置を変え、
前の山に土をかけ、寝かせておいたのですが、
そこにしっかり根付いていました。
忙しさにかまけて、その堆肥を使い忘れてました。
野菜ではなく、雑草が育ったようです(笑)。
まぁ、役に立ったのなら、なんでもいいや〜。
アカザはとにかくビタミンの宝庫だそうです。
ほうれん草の仲間。
かつては野菜として重宝されていたよう。
葉を食べるときには、花が咲く前の若芽が良いのですが、
今回、私が気づいたときにはもう花も終わっており、たわわになった実を食してみることにしました。
葉っぱもそうですが、美味しいので虫がいます。
白い粉もえぐ味なので、よ〜く洗います。
雑草料理は、意外と手間がかかります。
いえ、こういう場合は、手塩にかける、というんですよね♬
あとは醤油と鰹節で炒り煮して、佃煮にするだけ。
ほんのりとほろ苦く、優しい味わいのひとくち佃煮ができました!
でも存在感のある味。
、、、しかし、雑草の繊細な味を表現できる言葉を見つけたい、今日この頃、、。
まちゃさんの弁当に忍ばせてみたら、大絶賛でした。
混ぜご飯、美味しいかも〜って言ってました。
調べると、葉っぱは古くから、「あかざ飯」という炊き込みにもしてきたようですね。
今朝は、トーストに乗せてみました。
佃煮とチーズ!
普段はまったくやらないのですが、雑草料理の場合、味がやさしいので、チーズと無茶苦茶合います!
よもぎのグラタンも美味しかった!
そして、私には小さなこだわりがあります。
雑草の奥ゆかしさを楽しむために、雑草はチーズの下側に入れます。
そうすることで、よりまろやかな一体感を味わえます。
この、チーズの上か下か問題は、意外に、口にした時の味わいに影響があると(私は!)思っています。
まぁ、小さいことなんですけどね、、、笑。
唐突だけれど、この雑草料理における繊細なよろこびって、
HSP気質の方に共感いただけるものなのではないかなぁ。
その差異を感じ取ることって、だれでもできることではないのではないかしら。
徹底的に実験し尽くすために、
今回、太い幹も乾かしてみることにしました。
アカザの幹は、軽いけれど下の方が木のように硬いので、昔から杖にしていたそうです。中風の予防にもなると信じられていたそうな。
これって、ほとんど魔法のワンドじゃないですか‼︎
今回のは曲がっていてすこし細めですが、またとない機会なので、干してみることにしました。ワクワク♬
雑草あそびは、先人の足跡を辿る旅でもありますね。
そこに、自分らしいトッピングをプラスして〜♬
ひとつひとつを味わって噛みしめて、日々の生活に活かしていけたら、最高にしあわせです♡
今日も私のささやかな実験にお立ち合いいただき、
ありがとうございました♬