【品川区ラグビー協会主催セミナー】「レクチャー&親子でキック遊び『年代別、キックの身に付け方』~VOL①=5歳-2年生編 / ママ、パパとするキック遊び。親子で遊びながら蹴ってみよう~」 学び005-①(実践編)
★お知らせ★
次回キックセミナーは、2024/1/5(金)【中学生・高校生編】となります。
(※2月には【小学校の中・高学年編】を開催予定)
気になる方は、SRUホームページの確認をしてみてください!
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SRU(品川区ラグビーフットボール協会)
実践編の時間は挨拶・休憩を抜いて35分程度。その中で子供たちがボールを蹴っていた時間25分~30分。
その中で君島さんが技術的な事を伝えたのは、
『靴ひもの辺りでボールを蹴ろう』
『ボールの持ち方を真似してみよう』
『このくらいの高さでボールを蹴ろう』
もちろん個々にアドバイスもされていましたが、大きくは上の3点ほどだったかと思います。(おまけ:キックにはパワーと優しさも大事(笑))
『え、教えてもらえる事少なくない!?』って思いませんか?
でも、子供達の中で「教えてもらえないし、つまんないからもうやめる」と言い出す子もいなかったんです。むしろ、時間が足りないくらい(笑)
実は、君島さんが毎回大切にされている事がこの2点。
①『親やコーチが教えすぎない。教える事を我慢する』
②『子供のもっとやりたい!遊びたい!』と言う、意欲が湧いてくるような言葉掛け
この2点を君島さん自身がコーチングで実践されて、それを見せてもらえたセミナーでした。
なぜそれが成り立つのか、セミナーの内容を振り返りながら書いていこうと思います。
■ 練習内容
①真っすぐ上に蹴り上げる(左足・右足) ⇨ キャッチ
②頭より上に蹴り上げる(左足・右足) ⇨ キャッチ
③出来る限り上に蹴り上げる ⇨ キャッチ
④電柱に蹴って当てる
⑤親子でキックパス(3m / 5m / 10m)
内容はこのような感じでした。
各説明が1~2分。
※細かい説明ではなく、真似てもらう。見せる。そして実践。
実践が各2~5分程度
※相手がいる内容だと少し延ばしたり、最後にゲームをしたり。
ツイスト(体を旋回)して蹴る様な難しいキックなどではなく、ストレートキックと呼ばれる部類のキックだったかと思います。
①ボールの落とし方
②ボールへの足の当て方と、足のどこに当てるか
③ヒットするタイミング
実は、キックプレーの基本がギッシリと詰まっていた内容だったかと思います!
■『親やコーチが教えすぎない。教える事を我慢する』がなぜ大切なのか?
『アドバイスしすぎると、出来ない時に嫌になってしまう』と君島さんも言っていました。
確かに「言われた」事が出来ないと ⇨ 俺出来ない。出来ないのを見られたくない。やるのイヤだな。。。って大人でも思うのではないでしょうか?
でも言わないのは。。。しかも、自分の子だと余計にそれが難しい・・・(苦笑)
では、どうするのか。
『子供達が「つまづいている」ところを一緒にやってみる事も大切』
子供がやっている事って意外と難しかったりもします。
一緒にやって、親やコーチが失敗している姿を見せてあげることで、子供が僕の方が出来るかも!と自信を持たせてあげる事も出来るかもしれません。また、コーチ(親でも)が、1回でうまく出来る事を見せないで、
失敗する ⇨
何で失敗したかを考える・どうすれば上手く出来るかを考える ⇨
チャレンジする ⇨
成功! ⇨
次のレベル!
と、見せていくのも1つだと。
そうすると、子供は教わる事を待つのではなく、やって、失敗して、学んで、身に付けていくという良い流れが自然と身についていくのではないでしょうか。
また、自分で考えるから言われてやるというよりも意欲は高まると思います。
この日子供達は、プレーして・フィードバックと言う流れを繰り返し行っていました。自分で蹴ってみて君島さんのキックとココが違うな。今のはこうじゃないな。って思うから先程のループの様に、ドンドン蹴ってトライしていたように見えました。
勿論キックの練習って楽しい!ってのが大きいとは思いますが、何で楽しいのか?
セミナーでは特に、目標(この練習ではこうする)という所が明確で、分かり易かったと思いました。
(例:頭を越える高さまでキックする ⇨ キャッチする それを右足・左足)※ボールの回転・高さ・キャッチングフォームなど細かい指示はこの年代にはまだ早く、それよりも沢山蹴る事を重視されているそうです。
目標が見えるからトライアンドエラーを繰り返す中で、自分で考えて、実践して、修正して、また考えて。。。×∞ 夢中の無限ループにはまるんじゃないでしょうか。
■『子供のもっとやりたい!遊びたい!』意欲が湧いてくるような言葉掛け
子供達が集まってフィードバックをする中で、
「何回出来た?」
「何回、標的に当たった?狙った所に行った?」
「何点取れた?」
と子供達に各練習の終わりに聞いていました。
子供達は数や、的当て的な要素が好きなので、そう言った感じでドンドン気持ちを上げていくような言葉が多く聞かれました。
1回も出来なかった・1点も取れなかった。それでも良いんです。
子供が出来ているところのチェックをして声掛けをしてあげる事、これが大切です!(声・意気込み・服装でも!)
また、やりがちなのは「他と比べる」「出来ない事ばかり指摘する」
これはやらない方がいい事で、子供の意欲を削いでしまうのと、どうせ自分は頑張っても出来ないと自己否定を始めてしまうので要注意です。
その子が、出来た事・良い事(プレー・姿勢・精神面)・やっているプロセスを認めてあげる事が大切になってきます。
ラグビーには色んなスキルがあって苦手もスキルも出てくる事があると思いますが、苦手な事に気が付くことも必要です。その時にどのスキルを高めていくかと考えられる選択肢(技術のオプション)を持つ事が選手としての幅を広める事にもなります。
■ 後記 + 次回お知らせ!
いかに子供が意欲を燃やして取り組むか。何故それが大切なのか。
そうするためには親・コーチとしてどういった言葉をかけ、接していくか。
今回は、SRU初の「グラウンドでのセミナー + 座学」のセットでした。子供のリアクションを見ながらだったので、いつもと違い学びのフィードバックもタイムリーで面白かったです!
セミナーの片づけを終えて、家に向かって帰っていると妻からメール。
『公園にいます』
なんですと!?
公園に寄るとひたすらラグビーボールを蹴っている息子が!!
これだったんですね。君島さん(笑)
※座学編も執筆中✍
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