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私が見たはずの夢を本当に見たのはいったい誰なのか…

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最近の記事

早田ひなちゃんの勇気

世界的アスリート早田ひながパリオリンピック後に語った知覧特攻資料館に行きたいという発言は多くの物議をかもしました。 これはそもそも物議以前の問題で、24歳の女性が公の場で戦争という歴史、真実に堂々と向き合う姿というものを日本国民は初めて目の当たりにしたわけです。 戦後の焼け野原で「自虐」の洗礼を受けた多くの国民は戦争のすべて、軍部のすべて、政府のすべてを否定するという好都合な答えを見出しました。 自らの正当性を認識し確立させるため、誰かに責任を押し付ければいいのだという方程式

    • 魔法の国日本

      最近爆発的に増えている外国人観光客が日本の地に降り立った瞬間、一様に驚くことがあるそうです。 それは澄んでさわやかな空気です。 ずっと生まれ住んでいる我々は気付かないのですが、大気や水の美しさは多くの外国人にも知れ渡ってきました。 答えは簡単です。 日本の国土の70%以上が山であり森林です。 そしてぐるりと海に囲まれています。 つまり世界最高の光合成システムを持っているということです。 森林が酸素を発生させること、そして海はCO2の巨大貯蔵庫であります。 つまりこの両者が常に

      • 君の名は?

        天使 「承認欲求どうなん?」 ちゃん魔子 「死ぬまでいいね!とフォロワーの数数えてたらええねん」 世捨て人 「んだなや」 天使 「あら全く気配感じなかったわ、誰?」 世捨て人 「才能なし、運なし、努力嫌い、人間大嫌い、落ちこぼれの負け組の…」 ちゃん魔子 「しゃきっとせんかいワレ」 天使 「超ネガティヴ、かかわりたくないわ」 世捨て人 「友達出来たことないんだなあ、けどおむすび大好きなんだなあ」 ちゃん魔子 「ほんとの友達なんかひとりもおらへんし、誰もかまってくれへんから承認

        • 金の斧?銀の斧?

          天使 「オリンピック始まったわ」 王子 「おフランスざんす、パリスざんす」 ちゃん魔子 「おんどれしばきたおすぞワレ」 天使 「え、誰と誰?」 悪魔 「偽善王国のインチキ王子とわしの可愛い妹や」 天使 「最近ますますカオスになってきたわ。全否定的王子とガラの悪い悪魔の妹?」 ちゃん魔子 「てんてん、容姿端麗、根性最悪、ちゃん魔子や、仲ようしたってやワレ」 王子 「トモダチナラアタリマエ、シェー!」 ちゃん魔子 「ワレほんまに調子こいとったらいてまうぞワレ」 天使 「うち吉田沙

        早田ひなちゃんの勇気

          悪代官はどこに?

          聖者 「てえへんだ、てえへんだってえの」 天使 「だあれ?」 聖者 「問われて名のるもおこがましいが、聖者のせいちゃんとはおいらのことよ」 天使 「キュウリのキュウちゃん的な?」 聖者 「おうよ、てやんでえ」 天使 「なんか変なの来たわ、悪魔ちゃん」 悪魔 「知らんがな」 聖者 「御新造さんへ、お富さんへ、いやさお富、あ久しぶりだなあ」 悪魔 「帰ってもらえ」 聖者 「いえね悪魔の旦那、あっしのようなケチな野郎でげすが、こないだの江戸代官選び、お神の弟子としてはどうも合点がい

          悪代官はどこに?

          亀に追いつけなかった賢者の物語

          あらすじ ある旅人が出会った老人が、壮大な地球の誕生と、歴史を巡る旅を語り始めます。最初はほら吹き老人と思っていた旅人も、次第にその見事な世界観に引き込まれて行きます… エピソード1 旅人がとある古い池に差し掛かった時、見るからにしなびてみすぼらしい老人がその池をのぞき込んでいた。 旅人が近づいてみると、スズメや鳩やカラスが群れて老人と共に池をのぞき込んでいる。 旅人はその風景がなんともおかしくて、並んでのぞき込むことにした。 そこにはが亀が少なくとも10匹ほどおり、頭

          亀に追いつけなかった賢者の物語

          言語どうなん?

          天使 「悪魔様お久しゅうございます」 悪魔 「なんやねん」 天使 「それがさ、最近の天使は言葉遣いがなってないって神様からお小言をちょうだいつかまつりまして」 悪魔 「確かにお前が使う言葉めちゃくちゃやし」 天使 「悪魔様とて似非関西弁鼻についてしかたのうございまするゆえ」 悪魔 「気に入っとんねん。ほっといてくれ」 天使 「共通語だか何だか知らないけど、田舎から上京した若い子たちが言葉を直すとか言って一生懸命覚えようとする姿哀れだわ」 悪魔 「都会人のふりしたいんや」 天使

          言語どうなん?

          王様の耳はロバの耳?

          世界の間抜けぶりを笑ってはいけません 間抜けは文化であり、人生の潤滑油であります #1 マイケル・ジョーダンは大学時代補欠選手だった #2 ムーキー・ベッツは体が小さすぎるという理由でリトルリーグに入れてもらえなかった #3 デイヴィッド・ボウイは無名時代、デモテープを持ってレコード会社を巡ったが、こんな音楽売れるわけないと門前払いを食っていた #4 日本の文学界も選考委員も、村上春樹の作品は賞に値するほどのものではないと判断した #5 森林を破壊して太陽光パネル

          王様の耳はロバの耳?

          日本平和?

          天使 「平和憲法守ってきたおかげで日本は約80年間も戦争をしていないってさ」 悪魔 「第2次世界大戦後、1950年に朝鮮戦争が勃発。いわゆる冷戦の始まりや。アメリカ軍はどこから出兵したんや?」 天使 「日本じゃきに」 悪魔 「ベトナム戦争では沖縄からB52が飛び立ち、絨毯爆撃し、ナパームで焼き尽くした。もちろん戦争に必要な物資も日本が調達した。湾岸戦争、アフガニスタン、イラクなど中東紛争。後方支援などというあいまいな表現でごまかしながら戦争に介入してきたやないか」 天使 「で

          日本平和?

          隣の宇宙は広く見える?

          天使 「宇宙広いわ」 悪魔 「そうか?」 天使 「どっからどう見たって広いでしょうに」 悪魔 「それはお前の認識であり概念や」 天使 「臨界うざい」 悪魔 「古代人にとっては目に見える範囲が宇宙や。水平線や地平線の向こうまで行くと落ちてしまう。ほんの100年前まで宇宙は静止していると考えられていた。1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡の観察によって、初めて宇宙が加速しながら膨張していることを人類は知った。さらに2021年に打ち上げられたジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡の

          隣の宇宙は広く見える?

          胡蝶の夢は誰の夢?

          悪魔 「なあ、てんてん」 天使 「思い付きで呼び名変えないでよ、あー坊まー坊天気予報」 悪魔 「お前が存在することを証明するものはなんや?」 天使 「神様でしょ」 悪魔 「神を証明するものは悪魔であるわしや。悪魔を認識するのは人間で、人間を認識するのは動植物や昆虫、微生物やウイルスで、最終的にすべてを認識するのは遺伝子や。遺伝子を生み出したのは生命体である地球や。ええとこまで回帰してきたな」 天使 「遺伝子は何にも言わないけれど」 悪魔 「遺伝子がいちいちもの言うてみい、八百

          胡蝶の夢は誰の夢?

          神様は天才が嫌い?

          天使 「おばさんがゴソゴソ何か探してるみたいだけど」 悪魔 「19世紀の数学者ベルンハルト・リーマンの家政婦をしてた人や。生前リーマンの残したメモを彼の死後、ゴミと一緒に焼いてしもうたんや」 天使 「おばちゃんやってしまったのね」 悪魔 「無理もないわ。リーマンが真の評価を得始めたのは20世紀になってからや。誰も理解できんまま結核を患って39歳で死んでしもた」 天使 「それで思い出したけどインドの天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンも相当かわいそうだったわ」 悪魔 「そう

          神様は天才が嫌い?

          地獄変?

          神 「悪魔よ、お前の悪事の数々、多くの人々が気づいておる。いい加減やめてはどうだ」 悪魔 「大丈夫ですよ旦那。こっちには優秀な弁護士が沢山いるさかいに」 天使 「こっちってどこなん?」 悪魔 「地獄に決まっとるやないか。こっちが増えすぎて困っとんねん。せやから神の兄貴ひがんでいちゃもんつけてきよるねん」 天使 「最近神様見ないわ思ったら、そうゆうことね。隅に追いやられている感じ?」 神 「これこれ、そんな子と遊んではいけません」 天使 「だって誰とでも仲良くしなさいってママが

          地獄変?

          神々の黄昏

          天使 「もううんざりだわ戦争。どうなん」 悪魔 「…」 天使 「何とか言いんちゃいや」 悪魔 「めんどくさいんや説明するのが」 天使 「ええけん」 悪魔 「そもそも生の欲動とは戦うっちゅうことや」 天使 「戦争って死の欲動でしょうに」 悪魔 「そうや破滅願望や。人類滅亡すれば平和になるやろ」 天使 「わけがわからんとよ」 悪魔 「生の欲動と死の欲動のせめぎ合い。摂理や」 天使 「人類のほとんどは戦争に反対なのにどうしてこうなるの」 悪魔 「それは教えられんなあ」 天使 「風吹

          神々の黄昏

          メトロポリスってなんなん?

          天使 「最近東京の街見てるとフリッツ・ラングや手塚治虫の描いたメトロポリスやリドリー・スコットのブレードランナーみたいね」 悪魔 「そうやな。人類滅亡を定期的にわめいてくる予言者と違ってSF作家はほんまに当ててきよるからな」 天使 「アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックの2001年宇宙の旅におけるAIと人間のはざまに存在する矛盾はまさに近未来予言だったわよね」 悪魔 「東京は完璧な労働システムを構築したんや。東京で暮らし、寿命が尽きるまで働くことがステータスであ

          メトロポリスってなんなん?

          差別に終わりはないのか?

          天使 「米国のアカデミー賞見てたらロバート・ダウニーJrやエマ・ストーンやジェニファー・ローレンスが露骨に東洋人無視してるの見たわ」 悪魔 「ジェニファー知っとるで。ギャラの男女格差訴えとったけど、こんなことが許されていいの?私46億円しかもらってないのよ。やて」 天使 「だもんで」 悪魔 「昔からこの賞は白より白いゆうてな、東洋人が脚光を浴びるなんかありえへんねや」 天使 「音楽界のグラミー賞はどうなのよ」 悪魔 「かつてスティーヴィー・ワンダーがあれだけ世界中に支持されて

          差別に終わりはないのか?