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無題

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名もない日常を、淡々と。
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#オリジナル

無題-overture[encore!]- (Act:0)

overture 小学校を卒業する。その事柄は、人生においてはあくまでも通過点に過ぎない。
 長い人生の中のたった六年間。一つの校舎に毎日向かって、友人達と無我夢中で遊んだ。それがとっても楽しくて。それが人生における、一つの糧となる。
 しかし、中学生になったら、そうはいかない。
 自立……とまではいわないけれど、色々な感情の変化を、着慣れない真新しい制服を着ることで感じた。いや、感じざるを得なか

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無題 Act:3 『ボク達もする?』

唯「ミニスカートを穿いている女子高生が、下着が見えてしまうと恥ずかしいから、とスカートをおさえるだろう」
蛍「そうだな」
唯「ボク、それが納得できないんだ」
蛍「なんでだよ」
唯「だったら穿かなければいいんだよ下着を」
蛍「その理屈はおかしい」

唯「中学生から高校生になって変わったところってどこだろう」
蛍「想像つかんな」
唯「外見上だと、君は間違いなく身長が伸びたね」
蛍「ん、それは確かにそう

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無題"School Festival Rhapsody"-学園祭狂騒曲- (Movement:4)

蛍「舞、ほらこれ」
舞「なに?」
蛍「俺の学校の学園祭のチラシ」
舞「もうやるの?」
蛍「らしい。とりあえずもらっといてくれ」
舞「お兄ちゃんの学校、学園祭すっごく面白いらしいよ」
蛍「へえ」
舞「もー! なんでお兄ちゃんがそんなに無関心なの!」
蛍「近さでしか決めてないからな」
舞「これくらい! このくらい面白いんだって!」
蛍(……可愛い)

舞「この絵は誰が描いたの?」
蛍「知らん。同級生っ

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無題"Summer Sunset Serenade"-夏休み昼夜逆転物語- (Movement:1)

唯「夏休みだー」
蛍「……」
唯「というわけでプールに行こう」
蛍「それはいいんだが……」
唯「どうしたんだい?」
蛍「なんでお前既にスクール水着なんだ? おまけにポニテ」
唯「楽しみだからこのままで着て来たんだ。髪は暑いから」
蛍「どうであれなんか上に着てこいよ……」

唯「プールはここから自転車で二十分くらいだね」
蛍「そうだけど、お前自転車は?」
唯「持ってきてないけど、ここにあるよ」
蛍「

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無題-prelude[encore!]-

prelude 高校生になって、あっという間に一年が過ぎた。初めての終業式は恙無く終了し、特に何も大きなことは起きることなく、春休みに突入した。
 新たに二年生なるまでの短い休みの期間、ゆっくり過ごしたいものだ。

 穏やかな気温と共に俺はしばしの休暇を満喫していた。いつもは観ることのない平日の番組や、録画番組の消化など、普段学校に行っていれば間違いなくできないことを贅沢にもこなしていた。これを満

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