無題 Act:3 『ボク達もする?』
唯「ミニスカートを穿いている女子高生が、下着が見えてしまうと恥ずかしいから、とスカートをおさえるだろう」
蛍「そうだな」
唯「ボク、それが納得できないんだ」
蛍「なんでだよ」
唯「だったら穿かなければいいんだよ下着を」
蛍「その理屈はおかしい」
唯「中学生から高校生になって変わったところってどこだろう」
蛍「想像つかんな」
唯「外見上だと、君は間違いなく身長が伸びたね」
蛍「ん、それは確かにそうだな」
唯「ボクのスタイルにも、メリハリがついたよ」
蛍(メリハリも凹凸もないぞ……)
唯「特技はいやらしい音を口だけで出すことです」
蛍「やらなくていいからな」
唯 ズチュッヌチュクチュクチュニュチャァ……
蛍「いつもいつも思うが、それどうやって出してるんだ!?」
唯「ふふ、さあね?」
唯「おや、子ども達が賑やかだね」
蛍「そうだな」
唯「ねえ、子どもは何人欲しい?」
蛍「何聞いてんだお前」
唯「いいじゃないか。純粋に聞きたいんだよ」
蛍「……まあ、二人以上は欲しいかな」
唯「ふむ、最低二回か……いや、双子なら一回だね」
蛍「おい、変な数え方するな」
蛍「お前って、いつもスカート短めだよな」
唯「そうだね」
蛍「中学の時から短かったような……」
唯「そうだよ。基本的に見えそうで見えないくらいの」
蛍「何か理由でもあるのか?」
唯「見られるとドキドキするからね」
蛍「変態じゃねえか」
唯「やめてくれよ、興奮するじゃないか」
蛍「するな!」
キャッ キャッ
「好きだよ」
「私も♡」
唯「お熱いね」
蛍「そうだな……」
唯「……ボク達もする?」
蛍「なんでだっ!」
唯「白いTシャツだけ着ているとスタイルがよく見えていやらしくなるらしい」
蛍「それで着てきたのか」
唯「うん。どうかな?」
蛍「どうかなと言われても……」
唯「やっぱりボクでは力不足か……んーっ」
蛍「おい、伸びをするな」
唯「えっ、どうして?」
蛍(……ヘソが見える)
唯「気になることがある」
蛍「なんだよ」
唯「君の部屋にはエッチな本がたくさんあるだろう」
蛍「えっ」
唯「君はまだ十八歳未満だ。どこから入手しているんだい」
蛍「ちょっと待て急にそういう話をぶち込んでくるな!」
唯「ぶ、ぶち込むなんて……!」
蛍「そこに反応するな! というか、なんで知ってんだ?!」
唯「いやあ、この前君の部屋に行ったときに好奇心で探してしまった」
蛍「くっそぉ」
唯「年上シリーズ」
蛍「うぐっ」
唯「巨乳シリーズ」
蛍「ぐぬっ」
唯「妹シリーズ」
蛍「おいちょっと待てそれは知らないぞ」
唯「命令ゲーム」
蛍「おう」
唯「ボクが『命令です』と言ったことをしてください」
蛍「それ以外はするなってことだな」
唯「そう。それじゃあ行くよ」
蛍「こい」
唯「命令です。ボクの足を舐めなさい」
蛍「するか!!!」
唯「むしろボクが舐めたい……」
蛍「させるか!!!」
蛍「……」
唯「あはは、この漫画面白いね」
蛍「おい」
唯「なんだい?」
蛍「あんまり俺のベッドに寝転がるな」
唯「嫌かい?」
蛍「嫌ってわけじゃないが……」(スカートがめくれかけてて困る)
唯「……誘ってるんだけど」
蛍「襲わねえよ!!!」