不知火ふちか

絵に描いたような遅筆 ※2020/01/30、カクヨムに移行致しました。引き続きよろしくお願い致します。↓ https://kakuyomu.jp/users/shiranui_fuchika/works

不知火ふちか

絵に描いたような遅筆 ※2020/01/30、カクヨムに移行致しました。引き続きよろしくお願い致します。↓ https://kakuyomu.jp/users/shiranui_fuchika/works

マガジン

最近の記事

【報告】カクヨムに移行します。

『無題』シリーズ及び、不知火ふちかの作品は全てカクヨムに移行することに致しました。 現在まで投稿したものはそのまま置いておきます。ただ、更新はこれ以降全てカクヨムに投稿致します。 良ければ引き続きお読みください。

    • 無題-introduction-

      introduction 宮澤 蛍 Miyazawa Kei高校二年生。帰宅部。身長175cm。一人称は「俺」。 両親が海外で働いており、妹の舞と二人で暮らしている。 様々な行動に慎重で自分から率先して動くことは少ない。ただし責任感は人一倍強く、困っている人には手を貸す(貸してしまう)タイプ。 妹の舞を溺愛している。表にはあまり出さないようにしているが、言動で露わになることも少なくない。 特技は大食い、早食い、ツッコミ。いずれも本人は否定している。 得意教科は(一応)体育、

      • 無題 Act:15 『一緒に食べたかったのに』

        蛍「智って弱点とかあるんだろうか」 悠「せ、先輩……智ちゃんの弱いところを攻めたいんですか!?」 蛍「違うって! ……毎回俺、あいつに言われまくってるから、ちょっとは言い返してみたいというか」 悠「なるほど……先輩はなんて言われてるんですか? 『早〇』とか『包〇』とかですか?」 蛍「お前はもう少しボリュームを考えられないか?」 悠「ううー……」 智「どうしたです?」 悠「先輩に『ボリューム』考えろって言われたの……」 智「……」 悠「……」ぽよんっ 智「そうです。考えるべき

        • 無題 Act:14 『奇遇だね』

          蛍「ふう、これでよし」 舞「お兄ちゃん、何してるの?」 蛍「うおっ、舞!?」 舞「雑誌まとめて……捨てるの? 捨てとこうか?」 蛍「い、いや、いいよ。俺が捨ててくる」 舞「? そう? わかったー」 蛍「よし……」 蛍(悪い、舞……これは見せられないものだ……) 蛍(このエロ本はもう捨てないと、アイツにバレるからな……) 唯『おや、場所を変えたのかな? この前までここにあったよね?』 蛍 ゾーッ…… 蛍(もうそんな心配もないんだ……ははは) 唯「やあ」 蛍「ふおお!?」 唯

        マガジン

        • 無題
          34本

        記事

          無題 Act:13 『幸せです』

          悠「そういえば先輩、前から下の名前で呼んでましたっけ?」 蛍「俺は基本下の名前で呼ぶようにしてるんだ。初対面で呼ぶのは気が引けてな……嫌だったか?」 悠「いいえ! むしろ嬉しいですっ!」 智「めちゃくちゃ馴れ馴れしいです」 蛍「す、すまん……苗字の方が良いか?」 智「別にいいです。今更戻されるのも癪です」 蛍「お、おう……」 蛍「智はなんで悠と仲が良いんだ? 同じ中学とか?」 智「じゃないです。そして大して仲良くもないです」 悠「え~酷いよ智ちゃん!」 智「こんな生きる浮き

          無題 Act:13 『幸せです』

          無題 Act:12 『この娘は智ちゃん!』

          悠:はじめまして、私は入間 悠です! 高校一年生です! 智「おはようです」 悠「あ、智ちゃん! おはよー」 智「今日は機嫌がいいです?」 悠「うん! 最高!」 智「学校がなければ、私も最高です」 悠「ええ~!」 悠:この娘は智ちゃん! 私のクラスの友達! すっごく仲良し! 智「一日の半分を拘束されるなんて辛いです」 悠「そ、そうかな~」 智「お家でのんびりしたいです」 悠「でもずーっとのんびりしてるのも嫌じゃない?」 智「嫌じゃないです」 悠「も~智ちゃんは怠け者だな~!」

          無題 Act:12 『この娘は智ちゃん!』

          無題 Act:11 『なんつー後輩だ!!』

          悠「先輩!」 蛍「おう、悠。久しぶり」 悠「文化祭が終わってからめっきり会えてなくて残念でした!」 蛍「そうだな」 悠「えっと、それじゃあ先輩」 蛍「ん?」 悠「出会い頭に、一発抜いてあげましょうか?」 蛍「急にぶっこんできたな!」 悠「やっぱり溜まったままだと色々キツいと思うんです! ささ、スッキリしましょう!」 蛍「別に困ってねえよ!」 悠「なるほど……先輩にはたくさんの女子の影が……」 蛍「そういうことじゃねえ!」 悠「? まさか、男子!?」 蛍「話を飛躍させるな!」

          無題 Act:11 『なんつー後輩だ!!』

          無題 Act:10 『記念にいいだろう?』

          唯「ねえ、アレ、撮ってみようよ」 蛍「え……アレって、盛れるヤツか!? 撮る必要ねえよ」 唯「撮ったことないんだ。記念にいいだろう?」 蛍「わーったよ……はぁ」 唯「……どこから入るんだい?」 蛍「まずそこからかよ」 唯「ふむ、狭いね」 男(へえ、中はこんな感じなのか) 唯「……お金の投入口はどこだろう」 蛍「えーっと……あ、外にあるぞ。入れといてやる」 唯「あとで払うよ」 蛍「別にいい」 唯「……フレームを選ぶみたいだね」 蛍「なんでもいいんじゃないか?」 唯「そうだね

          無題 Act:10 『記念にいいだろう?』

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:2-2)

          舞「お兄ちゃーん、初詣行くよー。降りてきて~」 蛍「もうそんな時間か……おっ、舞、その恰好」 舞「ふふん、どう~? 振り袖だよー」 蛍「おーいいじゃん。似合う似合う」(可愛い) 舞「えへへ、年に一回しか着ないから、ちょっと手こずっちゃった」 蛍「自分一人で着付けできるなんて偉いぞ。よくやった」 舞「えへへ~」 ピンポーン 舞「あ、唯さんだ!」 蛍「なんでわかるんだ?」 舞「お兄ちゃんには唯さんしか友達いないでしょ!」 蛍「うっ……ま、舞の友達かもしれないだろ」 舞「私、家に

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:2-2)

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:2-1)

          唯「今年最後の今日もゆっくりするのかい?」 蛍「ああ。現にそうしてる」 唯「そうだけど、どこか行こうよ」 蛍「……お前なぁ」 唯「ふふ、なんだい」 蛍「人の家のこたつでぬくぬくしといて言える立場か?」 唯「君の温もりが身体の奥まで来ているよ……」 蛍「変な表現するな」 唯「こたつにミカンも言いけれど、これでは新年を迎えられないよ」 蛍「クリスマスパーティーの影響受け過ぎだろ」 唯「来年の抱負を宣言するイベントで告白するって斬新だよね」 蛍「確かにな」 唯「ボクも来年してみよ

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:2-1)

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:1)

          ピンポーン 舞「お兄ちゃん、唯さーん」 蛍「ん」 唯「やあ」 蛍「……なんだその格好」 唯「性夜前夜だから」 蛍「字が違う!」 舞「うわー! 可愛いサンタさんだー!」 唯「あはは、恥ずかしいよ妹くん」 舞「私も着たかったなぁ~」 唯「ふふっ、舞さんなら間違いなく可愛いだろうね」 蛍「お前よりもな」 舞「お兄ちゃん酷いよ!」 蛍「ちょっと出かけてくる」 舞「はーい」 唯「妹くんも一緒に来ればいいのに」 蛍「いや、妹は料理の準備をするらしいから」 唯「ああ、なるほど」 蛍「今

          無題"Waltz of Winter"-白金円舞曲-(Movement:1)

          無題 Act:9 『中二病ってなあに?』

          唯「もうすぐ終業式だね」 蛍「そうだな」 唯「なんだか、早く感じるね、一年というものは……ボク達も、年を取ったということなのかな」 蛍「まだ高校一年生だぞ」 唯「でももうすぐ高校二年生だ。もう、だよ」 蛍「まあ、そうだな」 唯「子どもも産める年齢なのに、ボクはまだ……!!」 蛍「そういう話はやめろ」 唯「そうだね。君もまだだものね」 蛍「うるせえ」 舞「私も4月から中学二年生だー」 蛍「そうだな」 舞「そういえばお兄ちゃんに聞きたいことがあるんだけれど……」 蛍「なんだ?」

          無題 Act:9 『中二病ってなあに?』

          無題 Act:8 『嘘ですごめんなさい、悲しいです』

          唯「ボクも豆腐好きだよ」 舞「本当ですか! 美味しいですよね~♪」 蛍「おい」 唯「どうしたんだい?」 蛍「いつまでいるつもりだ」 舞「お兄ちゃん、なにその言い方!」 唯「大丈夫だよ舞さん、当たり前の反応だ」 蛍「和み過ぎだろ、お前」 舞「唯さんとは四年間も一緒にいるのに今更過ぎだよ」 唯「ボクとの四年間は遊びだったの!?」 蛍「変な言い方するな!」 舞「私との十四年間は遊びだったの!?」 蛍「被せるな!」 唯「良いボケだね、舞さん」 舞「えへへ、誉められちゃった」 男(

          無題 Act:8 『嘘ですごめんなさい、悲しいです』

          無題 Act:7 『起きたかい?』

          蛍「だーーー!!! わかんねえ!」 唯「あはは、本当に苦手だね、英語」 蛍「先生の言葉が全部呪文に聞こえる……」 唯「意味を知らないとそう感じるだろうね」 蛍「お前は余裕そうだな、小テスト目前なのに」 唯「余裕に見えるかい? ボクは男性の部屋に入れられてソワソワしているよ」 蛍「それならいつもソワソワしてることになるだろうが」 唯「気づかなかったのかい? いつも君の家にあがる時は失礼のないように勝負下着で来ているんだよ」 蛍「なんでだ」 唯「まあ、穿いてないことも多いのだが

          無題 Act:7 『起きたかい?』

          無題-score-

          Season:1Novel  -overture- Main Short Story(SS)  Act:1 『また明日』  Act:2 『朝ご飯できてるよ』  Act:3 『ボク達もする?』  Act:4 『デラックスパフェ』  Act:5 『君になら、喜んで』  Act:6 『ボクにとっては大切な場所だからさ』  Act:7 『起きたかい?』  Act:8 『嘘ですごめんなさい、悲しいです』  Act:9 『中二病ってなあに?』  Act:10 『記念にいいだろう?』

          無題"For Fall Fuzz"-郷秋抒情詩- (Movement:2)

          唯「とりっくおあとりーと」 蛍「なんだその恰好」 唯「なんだって、ハロウィンさ」 蛍「なるほど……テーマは?」 唯「魔法少女さ」 蛍「相変わらずスカートの丈が短いな」 唯「ミニスカ魔法少女さ」 蛍「言い直さんでいい」 蛍「それで、何の用だ」 唯「犯してくれなきゃイタズラされるぞってことさ」 蛍「お菓子くれなきゃイタズラするぞだろ」 唯「お菓子もイタズラもされたい!」 蛍「お前はイタズラする側だろうが!」 唯「近くの遊園地でハロウィンイベントをやっているらしいよ」 蛍「そう

          無題"For Fall Fuzz"-郷秋抒情詩- (Movement:2)