小農日誌
白井自然農園で暮らすニワトリのこと
はじめまして、白井自然農園です。 2018年に夫婦二人で島根県の山間の町、飯南町に移住。 ニワトリを飼いながらサツマイモを中心に色々な野菜と果物、米を育てて暮らしています。 今回は、移住してまもなく飼い始めたニワトリのことについて書いてみます。 どんな想いでどんな風に始めたのか。主にヒヨコの入手にあたって考えたことをお伝えしたいと思います。 採卵養鶏農家は一般的に、ヒヨコを孵卵場から購入します。 卵を採ることが目的なので、メスのヒヨコだけを購入します。 有精卵として販
たまごがめっきり少なくなりました。今年は孵すヒヨコの数を少なくしたので、今後たまごの数が増えることもありません。 毎週お買い求めいただいていたお客さんには、本当に申し訳なく残念ではありますが徐々にたまごの販売を終了していっています。 うちの農園ではタマゴを温めてヒヨコを孵すところから、ニワトリを絞めてお肉としていただくところまで一貫して行うことを決めています。 (一般的な養鶏場では、専門の業者からメスヒヨコだけを購入し、2〜3年採卵をした後、卵を産まなくなると、これまた
出雲配達 スティックセニョール初お届け 宍道でエダマメの草整理(途中で雨脚が強くなったので終了) 地域組織の経理事務 にわとりの発酵飼料作り 気が付けば週7でバイトをする勢いだが、それほど疲労も悲愴感もない。以前にも増して充実した日々を送っている。 1日4時間のバイトの為に出雲に出て、斐川や宍道・掛合波多に借りている畑に寄ったりして帰って来る。そろそろ野菜も採れだしてきたので、野菜の出荷もついでにしよう。よく行くスーパー「グッディー」の産直コーナーに生産者登録をし
今日から3日間、メルカリShopsがお得になります。それに合わせて、私の方でもお安くしていますので、この機会にぜひお買い求めください。 そろそろ寒くなりそうです(こちらの最低気温3℃予報)。お芋は寒さに弱く、暖かくして保管しないといけないのですが、保管場所に入りきらないお芋がまだたくさんあります。買って頂けると助かります。
今回は農園の鶏種についてのお話です。 2019年の春。飯南町に移住したばかりの僕たちは、以前から考えていたニワトリを飼うことをやってみることにしました。 以前お話ししたように、ヒヨコを買わないという選択をした僕たちは、孵卵器で有精卵を孵すことにしました。 有精卵を購入するにあたり、鶏種を何にするか? ニワトリに関する本を読み漁った結果、辿り着いたのは「名古屋コーチン」でした。 『ニワトリと暮らす』という本の中にあった、”就巣性がある”という一文。これが決め手となりまし
雲南の畑で草刈り(スパイダーモア) オッスーと呼ばれたニワトリが今朝死んだ。ツヤツヤの羽と愛嬌のある顔が特徴の雄鶏だった。毎日ヒナがいる納屋に来ては、ヒナの様子を眺めるのを日課にしていた。 もしかしたら、ヒナの中にオッスーの子もいるのかもしれない。 オッスーはボスには成りきれず、ほぼ別飼いだったので可能性は低いのだが。
取材があると色々と考える。 瞬発力がないので、その場ですぐに答えられないことがよくある。 あとあと反芻していると、 ああそういうことかと一人気付くことがある。 6月まで勤めていた職場を辞めて、農一本に今はなっているわけだけど、僕はもともと専業農家を目指していたわけではない。 「兼業農家、半農半X、自給農」とも言われる、他の仕事をしながら自分たちの食べる分くらいの小さい農をすることを目指してきた。その心境がどう変わってきたのか。 職場を辞めるきっかけは突発的なものだったが
神木の周りの草刈り 刈った草を集めて、空いている畝に積む 山の畑の畝づくり(タマネギ用) さつまいも草取り 明日は取材がある。ここも見るかもしれない、あそこも見るかもしれないと草刈りを進めてきたが、今日になって、「明日は農園にお邪魔しても大丈夫でしょうか?ダメでしたら別に場所を用意します」ときたもんだ。 農園の取材なのに農園に来ないの??そんなことってありえるのか。世の中のことがたまに分からなくなる。もちろん、来てくれて大丈夫ですよと返事をした。 山の畑、正確には
新鶏舎に引っ越し 田んぼ田車 さつまいも草取り オクラ、モモ収穫 鶏舎の扉をちょっとミスって反対に付けていたのを直した。そうしたら、外にあるべき取っ手が内側になってしまった。それを見て、なんだか哲学かもしれないと思った。 先日、役場から依頼のあったイベント出店を辞退することにした。最近の世間はイベント開催には積極的?だが、いまだにマスクマスクは続いている。差別はやめましょうと言いながら、平気で、マスクは”必ず”着用してくださいなどと書いている。 誰かが扉を開けてく
雲南畑の草刈り 桃の摘果 鶏舎の屋根張り 屋根張り、いがんだのでやり直し(雨で途中終了) 月曜日は、ちょっと離れた、雲南市に借りている畑の草刈りをすることにしている。この畑はいつ返すかもわからないので、獣害対策もほどほどに、ポップコーンとヒマワリを植えている。基本ニワトリの餌である(できてもできなくてもいい)。 桃の実が大きくなって、上の方の手が届かなかった枝が重みで垂れてきたので、少し摘果した。この摘果した実は、梅のようにシロップにできるのかな。一回やってみよう。
・田草取り ・さつまいも除草 ・スイカの獣害対策にざるを被せる ・堆肥枠の組み立て ・白菜、キャベツの播種 朝、鶏のエサやり。大雨だと思って、覚悟してカッパを着て外に出たら全然降らなかった。そのまま田んぼの草取りに。草取りには色んな道具(田車、八反ずり、けずっ太郎、鋸鎌など)を使ってみるが、結局、金属のホウキみたいなやつが一番いいなと思った。チェーン除草の簡易版みたい。 午後からハローワーク。帰りにタマネギと白菜の種を買った。返却期限の本があったので、ちょっと遠いが図書館
ヒヨコが続々と生まれている。親鶏がタマゴを温め始めて21日間。同時に孵卵器でも温めて、今のところ40羽ぐらいが孵っている。 0羽から始めた養鶏は1年目4羽、2年目7羽、3年目30羽と少しずつ増やしてきた。今年は60羽ぐらい増やしたいと思っている。 というのも、最近タマゴの注文がたくさん入るようになって、常に自転車操業状態なのである。1日にだいたい10個ぐらい産むから、この日なら大丈夫かな?と指折り数えて注文を受けている。 生まれたてのヒヨコたちがタマゴを産むようになるま
集落の田植えに手伝いに出た。 初めて慣行の田植えを間近で見た。 美しいと思えた田んぼの風景を作っていたのは、 農薬と化学肥料と機械だった。 ヒトも自然の一部とはいうものの、 これがヒトの自然への関わり方でいいのだろうかと、 自問する。 自然農の川口由一さんの言う、 「いのちの道からはずれる」を心に感じた。 でもこの風景をすぐに変えることは、もちろんできなくて。 いくら正しさを訴えたところで通じることはない。 他人を変えることはできない。 自分の在り方で答えを出してい
知人と鶏を絞めて捌いた。 3年前は教わる側だったが、今は伝える側にもなった。 他のいのちを殺して生きることは、当たり前のことであるのに、日常では見えなくなってしまっている。 川口由一さんの本の中にある、「見事に殺す」という言葉が心に留まり、最近読み返している。 揺れ動く感情の中で、ひとつの指針になりそうだ。 鶏を殺し捌いた後は、毎回くたくたになる。自力で行えば、何でも必要以上の消費はできないのだろう。
3月5日午前3時30分。室温が6℃もあると、朝起きるのも楽です。 今日は二十四節気の啓蟄。(書いている途中で思い出した) 「土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日のこと」 私も布団からもぞもぞと出てきて、久しぶりに自然に早起きしました。昨日まで寒くて全く早起きする気になれなかったのに、暦ってよくできてるな。 布団の中で目が覚めて、体を起こすまでの時間。まだ起きなくても大丈夫だしもう少し寝よう、と思ってもなかなか眠りに入れず、でも布団から出るのは
昨日実家から電話があった。 僕がベランダに置いてきたレモンの木やミカン(せとか、ネーブル)の木を処分するとの連絡。 大阪から島根に移住して4年目。毎年帰省した際に少しずつ荷物を運ぶ予定だったが、ここ2年帰っていない。100リットルの大きな鉢に植えたレモンの木。こっちに持ってきたかったな。 そんなことを思いながら寝たからか、夢を見た。 目が覚めてもはっきり覚えていた。 実家の中にたくさんの木材が置いてあって(夢の中の話、実際はない)、僕はそれに火をつけていた。隣に住んでい