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【火曜日のしかけ#11】ぱっと見セブン

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回は、整理整頓力が身につく7秒しかけ「ぱっと見セブン」を紹介します。

『白潟さん、またへんてこりんな名前だね!』
毎度毎度ですみません。

7個以下だとぱっと見れすぐ探せ、
仕事の生産性が上がるものって何がありますか?

『7個以下だとすぐ探せる生産性が上がるもの? なんだろうなぁ 
あ!アイコンとか? あと、フォルダーとかファイルも?』

ピンポン!そうなんです。
今回のしかけはパソコンのデスクトップアイコン・フォルダーがすぐ探せるようになるしかけです。


この記事はショート動画でも解説しています。
「気軽に学びたい!」という方はTiktokもご覧ください!!


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!
④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。
具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「ぱっと見セブン」とは

皆さん、パソコンのデスクトップアイコンいくつありますか?
アイシェア様の意識調査だと10個未満が37.2%、10個以上が62.8%だそうです。

こちらの画像を見てください

たくさんのアイコンをイメージしてもらうために作成した画像です

45個もアイコンがあります。こんなにあると探すのに時間がかかりアイコンを作成する意味も薄れてきます。

そこで、今回提案するしかけが「ぱっと見セブン」です。
アイコンの数を7個以下にしてはどうでしょうか?

ミラーの法則(マジカルナンバー7±2)では、人間が瞬間的に保持できる情報の数は「7±2」だそうです。

マジカルナンバーとは、人間が瞬間的に保持できる情報の数は「7±2」であるとするもの。

アメリカのハーバード大学の心理学者、ジョージ・ミラー教授(George Armitage Miller)による1956年の論文「The Magical number seven, plus or minus two」で登場し、人間が短期記憶に保持できる情報の数は7±2(7を中心としてプラスマイナス2、つまり5~9)であることを主張していると解釈されることが多い。

認知心理学の研究の先駆けとなった。「マジカルナンバー7±2」「ミラーの法則(Miller’s law)」とも呼ばれる。

7個以下にした画像を見てください。

白潟の現在のアイコン画像です

これだとすぐ探せそうです。
パソコンのフォルダーも同様だと思います。

フォルダーの数が多いとファイルを探すのに時間がかかってしまい仕事の生産性も低下します。

弊社白潟総研のパソコンのフォルダーを見てください。
第1階層の6個にまとめたフォルダー一覧です。

ここから、検索をし該当のファイルを探します。
(もちろん、クイックアクセスのピン留めやアイコンも併用しています)

B-事業をクリックすると、第2階層も7個のフォルダーになっています。

こんな感じで全てのフォルダーを7個以下にし、入社したばかりの新人でも自分が見たいファイルをすぐに探せるようにしています。

ファイル数が8個になったらフォルダーを新たに作成し、フォルダー数が8個になったら上位フォルダーをつくると、検索に時間がかかり困ることも無くなるでしょう(階層の数はルールに従う前提)。

検索で困ってる方は、ぜひ「ぱっと見セブン」を活用しアイコン・フォルダーの整理をしてみてください。

2  アンカー(「ぱっと見セブン」を思い出させるきっかけ)

ぱっと見セブン」は今すぐ準備で実践できます。

3 今すぐ準備しましょう

ぱっと見セブン」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

【アイコンの場合】
① アイコンにするアプリ・フォルダーを考える
・ 理想は7個以下、多くても9個以下にする
 ①のアイコンを作成する

【フォルダーの場合】
① 基本要件を事前に設定します
・ フォルダー構成を考える上での要件を決めます 
【例1】新人でもファイルがすぐ探せる(5秒以下)
【例2】新しいファイル作成時に、どこに保存するか迷わない(5秒以下)
【例3】誰でもわかりやすいフォルダー名にする
・ 階層の最大数を設定します

② フォルダの構成を考える(フォルダシステムの設計)
・ ①を満たす構成を考えます
・ 各階層のフォルダー数を理想は7個以下、多くても9個以下にする

4 いつ実践しますか?

ぱっと見セブン」いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今
・ 明日
・ 明後日
・ 次の定例ミーティング
・ 来週の月曜日

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
ぱっと見セブン」実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。  

ぱっと見セブン」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの整理整頓力が更に向上し、ファイルを探す苦労が無くなることを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
それでは、また明日!

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