パーラル

どこかの誰かの心に響く言葉を紡げたらいいな。

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どこかの誰かの心に響く言葉を紡げたらいいな。

最近の記事

笑顔

何ということだ 笑顔というものは こんなにも人を幸せにするのか 私には笑顔の才能がない 辛い時に無理して笑う必要はないが どこか違和感があるような そんな心からが現れない 貼り付けたような 不気味な笑顔なのだ 笑顔の才能がある人は 人生を全力で楽しんでいたり 仕事に生きがいを感じていたり あるいは経験からの余裕なのか そんなものを感じさせる 私にだけ向けられたものではない それでも笑顔というものは 私に癒しを与えてくれる 私に生きる勇気をくれる 笑顔で接客してくれた店

    • 忘れかけてた幸せと反省

      疲れた身体を引きずって ため息ついて帰る道 そんな嫌気のさす日々に いつもと変わらぬ風景に 何か良いこと起きないかと 期待しながら歩いてる どこを探しても見つからない キョロキョロあたりを見渡して ただの不審者みたいだ 他の人から見てみれば これ見よがしに散りばめられた 日常にある幸せを 見落としているだけなのだ 死にそうなほど辛い時 自由のきかない身体で 何とか1日終えた時 静かに過ごす時間の中で ひしひしと湧く感謝の念 無いものばかりを考えて 貧しく育ってしまった

      • さみしがり屋

        多くの人間は孤独に耐えられず 友達や恋人や家族を形成する それでも芯はしっかりしていて 初志貫徹な人生を立派に歩んでる 誰かに認めて欲しくて 誰かにわかって欲しくて そんな承認欲求にまみれた でもさみしい人とは思われたくない そんな矛盾を抱えたモンスター 真のさみしがり屋なのは 一人になりたいと 自由な時間が欲しいと そんな事ばかりを口にして 周りを蔑ろにしてしまう 芯のない強がりな私なのだろう

        • 眠ったままの心と感情

          止まった時計の針のように 私の時間はどこか壊れていて しょせんはどうでもいいんだよ いつになってもわかりやしない 理解して欲しいなんて 私の人生らしくない 眠ったままの私の心は いつになったら目覚めるの? そんならしくもない叫びが 頭の中でこだまして ああうるさいなだまっとけ 止まったままの時計の針が まだ足りないまだ足りないと 私に語りかけてくる ああなんて人生なんだよ もういっそ殺してしまいたい 心が邪魔をするならば 晒けだして欲しいなら 晒せばいい晒せばいいのさ

          幸せを願う臆病者

          臆病者でありまして どうも自信がもてなくて 責任をとるという 重みのある言葉が 人生の足枷となって 一歩も動けないのです 無責任なことはしたくない そんな見栄っ張りの建前と めんどくさいから嫌だという 心の底からもれ出る本音が 頭の中でせめぎ合い 最後はめんどくさがり屋の 自己中心な心の闇が 行くべき道を閉ざすのです 自身のことで精一杯で 多くを背負って生きるなど 到底叶わぬ願いのようで それでもどこか憧れて 何度も踏み出してみようと 努力を積み重ねて変わろうと 悪戦苦闘

          幸せを願う臆病者

          キメラ人間

          ついに成功した 人間という名のキメラの開発に 様々な考えや知識に出会い 取捨選択を繰り返し 自身の一部として混沌を纏い出す あまたの顔が見え隠れし あたかも自身であるかのように 得意げに語りかけてくるのである まるで誕生してから "自我などなかったのだ" そう言うかのように 自分自身すら見失っている 自身のもっている考えや知識 その全てが他人のように思えて どうも自信がもてないのである 自身から放たれる言葉ですら 誰かの受け売りであることに 恐怖を感じるのである

          キメラ人間

          言葉の恐怖政治

          人は言葉でできている 言葉の恐怖政治下の 辛く厳しい社会では 放った言葉は戻らない 考えなしの発言の キャンセル待ちの行列は 進まず停滞し続ける どこかの誰かの投稿に 心なき言葉が飛び交い まるで熱さの拷問だ 気づいた時には冷え切って 自然消滅する定め それでも完全消滅せず 忘れられない思い出のように "永遠に不滅だよ"と言わんばかりに 語り継がれる黒歴史 電脳世界に刻まれた 後悔という名のタトゥーよ ああ頼むから消えてくれ

          言葉の恐怖政治

          石頭の集団

          石頭の集団が 支援してやっているからと 柔軟性のかけらも無い クソみたいなルールを 弱き立場の者たちに これ見よがしに振りかざす 多くの者たちは 面倒ごとは避けたいと 貼り付けたような笑顔で 繕い従い生きている 金で人は言うことを聞く そんな風に考えてる ゴミカスみたいな社会 納得できない ふざけんな お金をいただき依頼されたから 仕方なくやっているだけで 誰がやりたいなんて頼んだよ? 貴重な休みの日でさえも 真面目に取り組んでる奴らの 揚げ足ばっかりとってんじゃねえ

          石頭の集団

          優しさ

          優しさってなんだろう 愛?同情?甘やかし? "あの人は優しい人ですね" それって所詮は他人の評価 わかった気になっている 何とも滑稽で笑えてくるよ 嘘をついたその日から 嘘を嘘で塗りつぶし うわべの優しさという 絵の具で描かれたこの世界 どんな顔して生きればいいの? 純粋でまっすぐな優しさを ぶつけて正直に生きる人 "あの人は薄情者ですね" 側から見れば優しくない人 私から見れば優しい人 この矛盾はどこから生まれるの? 違和感だらけのこの世界 どんな顔して生きればいいの?

          音の癒しと恋模様

          音の癒しというものは 紳士淑女のたしなみか ベットで寝ホンを装着し 秘密の癒しをキメている 千差万別ではあれど 相性の良い音求め 年齢問わず音活中 出会った頃はラブラブで 毎日一緒に添い寝する 時間が経つとマンネリ化 他の子ちらちら浮気中 まるでどこかの恋模様 結局よりを戻したようで 今日もあの子と寝落ちする

          音の癒しと恋模様

          一期一会の違和感

          無邪気に笑う子どもたち 好奇心のかたまりで そこにずるがしこさはなく ただ純粋に生きている 街や電車ですれ違う 一期一会の感じる違和感 自動車優先横断歩道 目潰し遊びの傘おばけ 未予約席に座る荷物と 我が物顔で寝転ぶ屍 こんなに歪めるものなのか? 私はその一員なのか? そんなはずないありえない 自己中心と建前と 本音と打算の境界線 あなたはそこの住人ですか? こんな問答してる間も 時は残酷に刻みゆく

          一期一会の違和感

          仮面と孤独

          八方美人の仮面をかぶり 上手に世間を練り歩く いつも仮面の裏側に 隠れ住んでる不平不満 自分で選んだ道なのに どこか納得いかなくて それでも演じ続けてる みんなの望む理想像 幽体離脱で見た自分 自我をなくした成れの果て ふとした時に奮い立つ 粉々となった仮面には 2度とは戻れぬ後悔と 戻らぬ決意があふれでる 今まで周りにいた奴ら 空飛び遊ぶ花弁のように くるくるひらひら 手のひらかえし 嵐のように去っていく 嵐のあとの静けさの なかで歩いた夜河原 落ち着く虫のささ

          仮面と孤独

          日常に潜む過敏症

          どこかの誰かの一言に 何気なくした発言に 常にひそんでる過敏症 私は潜伏期間中 名指しはされていないのに それは誰のことでしょう? もしや私のことですか? 自意識過剰なんですか? 頭の中を駆け巡り 毎日かられる苛立ちと 付きまとってくる不信感 これに良薬ないようで うわさのデジタルデトックス 依存克服ままならず 現実世界の居場所さえ 私を癒してくれなくて 私はいまだに感染中

          日常に潜む過敏症

          私を満たすもの

          見て欲しいとは言わないよ 気づいてくれたらいいのにな... そんな期待と不安がさ 私の心を侵食し いつも私は飢えている 心に水を与えよう そんじょそこらの水ではさ 満たされないから叫んでる あなたがこぼす全てがさ いまのわたしを満たしてる

          私を満たすもの

          恋の目線

          遠くの席から眺めてる あなたの声に耳すませ 一喜一憂繰り返す 席を立つたびチラ見して 気がないふりして去ってゆく たまに感じる熱い視線 ただの自意識過剰だなと 自分自身に言い聞かせ それでもどこか期待して 視線の先に目を向ける 日に日にあなたの存在が どんどんどんどん膨らんで 私の心を侵略せんと ドキドキドキドキ 攻めてくる あるとき偶然目が合って お互いしばらく見つめ合う うぬぼれちゃっても良いのかな 期待と不安が交差する 恋愛ゲームのはじまりだ

          ずぶ濡れねずみ

          ある夜の日の帰り道 ゲリラ豪雨に見舞われて 傘をさすのもバカらしく ずぶ濡れになって歩き出す 雨は汚く危険物 そんな噂をきいたけど 私にとっては自然シャワー 全てをさらけだした気分 どんな醜い部分でも 洗い流してくれるよう 水も滴るなんとやら そんな言葉はおこがましい ずぶ濡れねずみが性に合う 傘を持つのにさしもせず 側から見れば狂人で 私は天にも昇る気分 自然の恵みに癒されて 帰った後もシャワー浴び 冷えた身体にしみわたる ほのかな温もり感じつつ 癒しに癒されすぎま

          ずぶ濡れねずみ