パーソナルカラーで「制限された」と感じたら。~色の個性の見つけ方~
久しぶりに友達とご飯を食べたある日。
友達が「パーソナルカラー診断を受けたいんだよねー」とさらっと。
”パーソナルカラー” ・・・ふむふむ。
みくろの読者さんなら「あ、これまた”みくろ語り”が始まるな」と勘づいたことでしょう。笑
では、期待通りに。w
いままでnoteでも「色」について考えてきて、これから何を発信していきたいか?ひとつひとつ自分なりの答えを見つけながら進んできました。
でもそれは、『色の知識が多少なりともある』状態の思考であって、周りの人とのギャップはないか、ひとりよがりの考えになってないか、と思っていたんです。
まさに今、他の人の意見を聞ける絶好のチャンス!
ということで、しつこく質問攻めしてみました。笑
***
み「なんでパーソナルカラー診断を受けたいって思ったの?」
友「なんとなく自分で似合う色とか苦手な色だなと思ってるものはあるんだけど、それを客観的にプロの目でちゃんと見てもらって知りたいからかな。」
み「じゃあこれは苦手な色です、って言われたら選ばないようにならない?逆に似合う色ばかり選ぶようになるとか。」
友「えー?それはないかなぁ。自分がいままで着てこなかった色が似合うって言われたら嬉しいし、基本は着たいと思った服を着るかな。」
み「そうなんだ、わたし一時期オータムの色しか選べなくなったときがあったからさぁ。制限されたように思わない?」←いじわるな質問w
友「いやいや、考えすぎだよー。同じ色でも黄みっぽい色と青みっぽい色があるから、どちらかを選べば、着れない色はないんじゃないかな。」
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なるほどー。
確かにそんな考えしたこともあったなー、と思い出しました。
同じ黄色でも、バナナのような温かみのある黄色もあるし、レモンのような青みっぽい黄色もある。
だから着れない色はない、と。
一瞬腑に落ちたけど、少し経つともやもやが湧き上がってきます。
どうやらわたしは、
「どちらの黄色も楽しみたい!!」っていう欲張り人間のようです。笑
パーソナルカラーを否定するつもりは全くありません。
むしろ「似合う」が分かれば、ファッションをえらぶ時に、失敗がなくなるし、迷わなくなるし、正解を見つけられたような、安心感があります。
ちょっとわるいみくろですが、他の人から浮いていると思われたくない、似合ってるか自分に自信が持てない。周りと一緒の方が安心する。悪目立ちしたくない。
そんな不安に対する答えを、パーソナルカラーは出してくれると思います。
さらに、「似合う」を身に着けるというのも、一つのセンス。
「あの人素敵」「イメージにぴったり」と思われるようになる。ちゃんと自己表現ができるようになるんですよね。
ただ、それがしっくりこない人も、ちょっとばかし居ると思うんです。
この色、綺麗だけどちょっとパーソナルカラーと合わないからやめておこう。
そんな、”制限されている”と感じて窮屈になっちゃう人もいると思います。
悩んだ末、もう着たいものを着ればいいや。 と割り切って、まっさらな状態に戻る人もいるでしょう。
あるいは、似合わない色を似合わせるようにする方法論に希望をもち、自分でコーディネートしようとするものの、複雑でめんどくさくなって・・まっさらな状態へ戻っていく。笑
似合わせる技術は、骨格やイメージにも関わってくるので、色だけで解決しないこともあります。
結局リセットするしか、気持ちの落としどころがなかった人も多いんじゃないでしょうか。
そんな私みたいな人がいるとするならば、 こんな考えかたはどうでしょう。
自分に似合う色を「選ぶ」のではなくて、 色に似合う自分に「なる」。
・・意味わかりますかね?笑
少なくともわたしは、この考えに行き着いてから、肩の力が抜けたように軽くファッションを楽しむようになりました。
自分は「オータム」。その状態で、色を「判断」していくんじゃなくて、
色の個性「そのもの」を楽しんで、その色に自分が合わせていくように「スタイル」を変化させにいく。
それも一つの楽しみ方かなと思うのです。
赤をまとう自分。青をまとう自分。白をまとう自分。
パッと見た色が綺麗だったのなら、「この色はどんなイメージだろうか。」「どういうイメージで着たら、自分の気持ちが上がるだろうか。」
あるいは、
自分が”こうなりたい”というイメージがあれば、「イメージに合う色はどんな色だろうか。」と見つけにいく。
ピリッと見せたいなら、ピカピカの「真っ白」のシャツを見つけて着てください。
私はイエローベースだから・・なんて言って、「生成り色」を選ぶ必要はないんです。
そういう服の選び方が、 しっくりくるなぁという人は、
「色のイメージを表現してみる」ことを、ちょっと意識してみてください。
ビビッドな赤は、行動的な・派手な・情熱的な、アクティブでダイナミックなイメージ。ディープな深い赤は、アンティークでクラシカルなイメージがあります。
(もちろん人によって知識や経験が違いますから、色の感じ方にも違いがあります。素材によっても受ける印象は変わりますが、あくまでも一般的な共通イメージです)
ちなみに、自分で表現するだけでも磨かれると思いますが、「色の個性」がスケールとして表現されているのが、この著書。古い本ですが、いつもこの中に書かれているイメージスケールを参考にしています。
色を自分で表現できれば、洋服選びが楽しくなるし、もっと主体的に、色を選べるようになります。
自分に似合う色を選ぶのではなく、
色に似合う自分になる。なりたいイメージで色を選ぶ。
この言葉に気持ちがスッと軽くなったら、「色のイメージ」を意識してみるといいかもしれませんね。
そんな思いもあって、ツイッターやインスタでは、「色のイメージ」も発信しています。よろしければ覗いてみてください。
それでは、また^^