怖くてたまらない今
年末年始、帰省をした。
地元で地震にあった。津波警報も出て避難をした。
避難した母校に集まってくる人たち、みんなでテレビを見た。
避難している間、何度も余震が来た。
私の地域には津波は来なかった。
けれど、小さい頃から通っていた道に地震の跡がたくさん残っていた。
車は水没しているし、友達の家は肉眼でもわかるほど傾いている。
至る所から土が飛び出し、規制線が張られ、通行止めにもなっていた。
家の中もテレビは倒れ、ガラスは割れていた。
壁は剥がれ落ちてヒビが入っている。
次に大きな地震が来たら、きっと崩れ落ちてしまうだろうと思う。
近所の商業施設も天井が落ちたり、ガラスが割れ、水が溢れ出ていた。
そんな変わってしまった地元を残して、私は1人で暮らす東京に戻ってきた。
とにかく今は、怖くて仕方がない。
最悪な結果を勝手に想像してしまって、怖くてたまらない。勝手に涙が出てきてしまう。
すぐには行けない距離だから、何かあってからでは行けないから。
どうにか、これ以上、大きな災害は起きないで欲しい。
お願いだから。災害で大切な人を失いたくない。災害で変わる地元を見たくない。
誰も何も失わずに済むように。
けれど、私たちよりももっと辛い思いをしている被災地の方々もいて。
それなのに、私は普通に過ごしていていいのかとどうしようもない気持ちになることもある。
どうか、みんなが変わらずに穏やかに何事もなく2024年を暮らせるように、心から願っています。