だいじなこと
学生の頃、よく聴いていたこの曲。
だけど、ピンときていなかったこのフレーズ。
恋人の過去を知りたがるくせに、聞いたらいじけてしまう。
当時のわたしは、【過去は過去でしょ】なんて思っていた。
それなのに、今のわたしは完全にこのフレーズ通りのことを思っている。
最近、彼と過去の恋愛について話す機会があった。
お互いに辛い思いをした過去の恋愛だったから、思い出させたくないからと今まで深くまで話してきたことはなかった。
なにがきっかけだったかはわからない。
けれど、お互いの過去を話した時、今まで感じたことのない、言葉にできない、どうしようもない感情を体感した。
わたしは、彼の過去の人にやきもちを妬いた。
めんどくさい人でごめんなさいとは思いながら。
『付き合っていないけれど(付き合えない理由があった)、両想いの人と2人でディズニーに行って、手を繋いだ』
東京近隣に住んでいる人には、珍しくないことなのかもしれないけれど、地方で生まれ育ったわたしには、やきもちを妬くに十分なエピソードだった。
ディズニー=特別な場所、滅多に行けない場所
という認識だから尚更に。
先日一緒に行ったディズニーも、
わたしにとっては、
初めて好きな人と行くディズニーだったのに、
彼にとっては、
女の子と行く初めてのディズニーではなかったということ。
さらに、手まで繋いでいる、、!
彼も相手の子もなにも悪くない。
ただその頃、お互いがお互いを想っていて楽しんだ事なのだから。
問題はわたしの心にある。
過去を過去だと思いきれないわたし。
彼のいろいろな初めてはわたしであって欲しいという、ひどくわがままなわたしの思いのせいだ。
わたしだって、過去に付き合ってきた人とデートも手も繋いだ事もある。
なのに、自分のことは棚に上げて、やきもちを妬いている。
なんて自分勝手なんだろう、と自分でも思う。
それなのに、決して気持ちのいい感情ではないのに、なぜか何度も彼の過去のことを知りたくなってしまう。
その都度同じ思いをすると知っているのに。
そう思う反面わたし自身、ここまでのやきもちを妬いてきたことがなかったから、それほど彼のことをだいじに想っているのだろうなとも思う。
間違っている捉え方なのかもしれないけれど、彼への想いの強さを自分自身で感じている。
何度も聞きたくなってしまうのは、自分自身の想いの強さを知りたいからなのだろうかと、少しだけ思う。
彼にも、やきもちを妬かせてしまった。
お互い様なのだけど、どうしてももどかしい気持ちを感じていて、まとまらない文章だけれど、誰かに伝えたくて記してみた。
ただ、ひとつだけ言えること。
過去の辛いことを乗り越えて、好きになって、
そばにいてくれてありがとう。
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ちなみに【だいじなこと】の歌詞で1番好きなところは、
です◡̈
本当にそのとおり。