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『僕が親ならこう育てるね』を読んでみた@2025(2冊目) 子育ての新視点を考える!ひろゆき著

はじめに


こんばんわ。
今日は前回の読書感想文#1「1%の努力」に続き「論破王」として知られるひろゆきさんの著書『僕が親ならこう育てるね』をレビューします。

本書は、親としての学びを深めたい、または子育てについて悩まれている方におすすめの一冊です。

1. 好奇心を制限しない育て方


本書の基本スタンスは「子どもの好奇心を最大限に活かす」という点。著者は「人に迷惑をかける以外の行動は制限しないべき」と説きます。これは私自身が抱いていた仮説と一致し、読み進めながら確信を深めました。
子どもの「なんで?」に耳を傾け、それに応えることで自分自身もこどもも共に学びの土台を築けるように感じました。

学びポイント

子どもが親を真似て行動することを強調し、「見せたくない姿はやらない」ことの大切さが語られます。例えば、子どもの前で愚痴や悪口を言うことは避けるべきとのこと。
子どもが言葉の意味を理解しなくても、大人の行動パターンをそのまま模倣するからです。
私自身もハッとさせられた一章でした。

2. 父親としての関わり方

父親の役割に対する考え方です。
最近は共働き世帯も増えてきて、日本の子育ての仕方も変わってきていますが「育児を手伝う」という感覚を持たず、「特定の日には子どもの世話を全て一人でやる」というスタンスを勧めていました。
これは「母親のフォローに徹する」よりも主体性を持ったアプローチで、育児の責任を共有する姿勢を示していました。

私自身も共働き家庭での育児に悩むことがありましたが、この具体的な行動指針は当然かもしれませんがスタンスとして非常に参考になります。

3. 「叱る」と「怒る」を分ける


ひろゆき氏は、「怒る」ことで子どもが「考えない」人間になるリスクを強調しています。
感情的になるのではなく、なぜダメなのか明確な理由を伝えて「叱る」という形で具体的な改善方法を伝えるべき。
この点も実践的で、感情のコントロールが重要な育児に役立つアドバイスだと思います。

4. 根拠のない自信を育てる


本書では、小さな成功体験を積み重ねて「根拠のない自信」をつけさせる方法が紹介されています。
勉強やスポーツにおいて大きな成果を求める前に、小さな達成感を多く与えることが重要です。
これは「努力すればできる」という自己効力感を養う鍵になります。

ハイライトまとめ

• 親の言動は子どもがそのまま真似する
• 育児を「手伝う」と思わず主体的に行う
• 小さな成功体験を積ませ自信を持たせる
• 不安を感じながらも柔軟に育児を楽しむ

終わりに


ひろゆき氏の子育て論は、親の固定観念をアップデートするためのヒントが得られます。「親がどうあるべきか」を改めて問い直し、自分自身の行動を振り返るきっかけになるでしょう。教育や育児の常識に疑問を抱いている方にはぜひ読んでほしい一冊です。

子育てスタイルを考え直すきっかけにもなるかもしれません。

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しおねこ|メーカーR&D主任研究員
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