406の原点は母の手料理、実家で『ごはんが楽しみ』を読んだ話
406つくる・たべるの部屋に住みだして1年と数ヶ月。私の料理好きは間違いなく母ゆずりです。
心の初期設定
考え方やものの捉え方は成長過程で変容していくものだと思っています。しかしながら、初期設定の形によって変容の仕方や具合はある程度定められているのかなとも思うんです。
いわばデフォルト。これは幼少期(ものごころがつくまで)に地盤として堅められる気がします。
幼い頃から手料理で育ててもらえたからこそ、その温かみがインプットされている。その上で今の料理好きが葉を伸ばしている気がします。
母と食べたものたち
帰省した夜に食べた母お手製のオニオンスープ。手羽元を水からコトコト煮ることで滋味深さが生まれるため、調味はオイスターソースのみとのこと。
翌朝、いつものことながらてんこ盛りのサラダが準備されていました。リーフレタスを土台に、サラダチキンとかにかまでタンパク質が、アボカドをはじめとした野菜類でビタミン等々の栄養が補われています。
デザートには「すや」の栗きんとん。これはめちゃくちゃ美味しいやつです。ひとつ300円の高級品。
本の好みも母譲りだったりするわけで、実家に帰ると「これ、読みたかったの!」という出会いが必ずと言っていいほどあるんです。
イラストのエッセイなのですが、笑っちゃうくらいに食欲が湧き立てられます。色合いも可愛くって、細かなところまで眺めてしまう。
お別れ前のランチタイム
サラダをたんまりたいらげたあとも、まだまだ食べます。実家近くのおしゃれなお店(ずっと気になっていたお店とのこと)でランチしました。
曜日によってはパンの販売も行っているとのことで、醸し出される人気店の佇まいに期待が高まります。2種類のランチセットを注文しました。
海老や帆立がごろごろ入ったグラタンと、あいポーク(愛知の豚肉)とお豆の煮込み。煮込みにはパンが付いていたので、母と一緒に食べました。
販売しているパンをセットでつけているとのことで、むむ、これはモッチモチでかなり美味しいぞ!みんながこぞって買いにくる理由を知れた気がします。
母と一緒に食べるごはんは、師匠と食べている感覚でおもしろい。あと何回食べられるのかな、とか考えていたらちょっとしんみり。またタイミングを見計らって帰省しようと思います。