良い面だけを言う人よりも、良い面、悪い面の両方を伝える人の方が圧倒的に信頼を得ることが出来る
営業トークのコツの一つは
『メリットを3つ以上続けて話をしない事』
メリットの話ばかりが続くと、
『本当にそんな良いことばかりなの?』
と疑問の気持ちが湧いてくる。
みんな聞き飽きている
営業トークなので、その先の話を
聞こうと言う気にはなかなかなれない。
心理学の世界には
『片面提示』『両面提示』
というものがあります。
『人は長所で尊敬されて、
短所で愛される』
人間は案外、その人の強さよりも
その人の弱さの方に惹かれるもの。
年下や部下などに自分の
武勇伝ばかりを聞かせるよりも、
失敗した経験を交えて
笑いながら話をした方が、
相手は話を聞こうという気になるし、
何倍も効果的です。
頭の良い人、トークの上手い人の
話を聞いていると、
自慢話の仕方さえ絶妙で
関心してしまいます。
単なる自慢話は絶対にしない。
自慢話と思わせておいて、
オチや自虐を入れて、
相手を笑わせることを忘れない。
『自分は高層のタワーマンションに
住んでるんですよ』
と自慢話と見せかけておいて、
『でも、2階なんですけどね』
と言って笑いをとる。
人を惹きつける人は
たいていの場合、
ギャップがある人だったりする。
いかにも頼りがいがあるように
見える人よりも、
普段は大人しくて、
頼りなさそうな人が
いざという時に頼りになった方が
はるかにその人が素敵に見える。
普段、ものすごく冷たそうで
ツンツンしている人が
知らないところで、
保護猫活動をしていたりすると、
その人のことがものすごく
魅力的に感じてしまう。
『欠点』や『短所』で悩んだり
それを失くそうとする
考え方も良いと思いますが、
『欠点』や『短所』は
むしろ、上手く活用して、
上手く魅力を引き出す
手段にした方がいいんじゃないですかね。
『頑固』と聞くと、短所のように
聞こえてしまいますが、
その人の頑固さが仇となって
失敗することもあれば、
その人の頑固さのおかげで
危機を乗り切ったり、
何かを達成することもある。
『頑固』は長所でも短所でもない。
固定的ではなくて、
場面によって、長所と短所を
行ったり来たりする。
自分の短所やコンプレックスで
悩むよりも、逆手にとって、
上手く活用した方が絶対にいい。
僕らのようなプロデュースのプロは
その人や商品、サービスの
過去の失敗や短所や欠点さえも
武器にしてしまう事を常に考えています。
バスケットボールの神様と呼ばれた
マイケル・ジョーダンが
まだ新人だった頃に
履いていたシューズは
『エア・ジョーダン1』
ただ、当時のNBAは白の部分が
80%以上のシューズを使用しなければ
いけないというルールがあった。
それを破ると罰金が科せられたそうです。
それでもナイキはその罰金を払い続けながら
ジョーダンに
『エア・ジョーダン1』を
履かせ続けた。
その時に出した広告が
今も伝説として語り継がれています。
『NBAはジョーダンに
エア・ジョーダン1を
履くことを禁止した。
だが、NBAはあなたたちが
履くことを禁止することはできない』
この広告をきっかけに
『エア・ジョーダン1』
は爆発的に売れるようになりました。
一見、逆境に見える事も
視点や考え方を変えてみると、
大きな武器に変える事が
出来る事が世の中には
たくさんあります。
欠点やデメリットや短所を
そのまま、
欠点やデメリットや短所
のままにしておくのは、
もの凄くもったいない。
それを逆手にとって、
武器にしてしまった方が
絶対に得だと思いませんか?