ビジネスチャンスは『非効率』『不便さ』の中にある『便利さ』の中にある『そっけなさ』は物足りなさ
今、大概の事はネットで
簡単に調べられるようになりました。
『答え』はすぐに見つかるんです。
ただ、『答え』が分かっても
解決しないことって
世の中、意外に多い。
【「オンライン化」で学校の先生はいらない?】
学校の授業も
単に勉強を
頭に詰め込むのが目的なら
『オンライン』で十分。
先生なんかいらない。
一番優秀な先生に
しゃべってもらって
動画を全国の生徒に配信すれば
効率良く、学習能力が
上がりそうな気がする。
ただ、当然、
絶対にそうはならない。
生徒の心に火をつけたり、
落ち込んでいる人を勇気づけたり、
生徒の可能性を最大限引き出せるのは
やっぱり先生でしかない。
だから、どんなに
便利になっても
先生の必要性がなくなること
は絶対にないと思います。
むしろ、その必要性は
どんどん増していくと感じています。
【『便利さ』の中にある『そっけなさ』は物足りなさ】
いつでも、簡単に答えが
分かるようになった反面、
人に聞かないと分からない事が
強く、求められるようになりました。
『手書きのラブレター』を
もらったら嬉しいという女性に
『なぜ、嬉しいのか?』
を聞いてみると
ほとんどの方が
『自分のために時間を
つかってくれたと思うと
もの凄く嬉しい』
という答えがかえってくるそうです。
内容より、嬉しいのは
『手間暇』をかけてくれたこと。
海外のあるレストランは
料理人と一緒に買い出しから
行くというサービスをはじめたら
予約がとれないくらい人が
殺到しているそうです。
今、レコードの市場が急速に
高まっているのをご存じですか?
2018年の世界の
アナログレコード市場は13年連続で成長、
2009年と比べると10倍以上の生産数です。
ソニー・ミュージックダイレクトは、
アナログ専門レーベル
『GREAT TRACKS』を発足させました。
音楽ファンは
『手で触れる』ということに
『価値』を感じはじめたようです。
世の中がどんどん効率化していく中で
『便利さ』の中にある『そっけなさ』
人はそこに物足りなさを
感じているのかもしれません。
【ビジネスチャンスは『非効率』『不便さ』の中にある】
ぼくは一見、
時代に逆行しているように
思えるところにこそ、
『ビジネスチャンス』があると
感じています。
それを踏まえて、
人が本当に求めているものは
何なのか?を
意識していろんな企画や
プロデュースをしています。
『お客さんに不便をかける』
『相手のために手間暇をかける』
『非効率』『不便さ』が今後、
場合によっては
実は一番、効率的に
なっていくのかもしれません。
データ配信をイヤホンで
聴いている人は
『ダサい』
と言われる日が
くるのかもしれませんね。