秒単位で答えが変わる時代。対応策は『横』を意識すること
最近『キャリアショック』という言葉を
耳にすることが増えました。
今まで積み重ねてきた
キャリアが一瞬で
崩壊してしまうという
意味らしいです。
場合によっては
過去のキャリアや経験、知識や
成功体験がむしろ、
『足かせ』になって
しまうことさえある時代です。
予想だにしない
急激な環境の変化などにより
『キャリアショック』は
こんなにも簡単に一瞬で起こって
しまうんだということを
僕たちは目の当たりにしたり、
強制的に体験させられる
こととなりました。
数年前までまったく
予想すらしていなかったことです。
そうなってくると、
『縦型』からだけの学びや
繋がりだけでは
到底対応できないことは
誰の目から見ても明らかです。
これまでは、会社や組織に入って、
その業界の重鎮や先輩方々から
その経験や知識を教わって、
自分を高めていくというのが
主流でした。また、
そうでなくてはならない、
そうあるべきだとも
思っていました。
ただ、それだけだと、
思考や行動、知識、人脈が
完全に固定化してしまい、
急に環境が大きく変わって
しまった場合、まったく、
ついていけないという
状況になる可能性が高い。
僕らが学生の頃は
『丸暗記』する能力が高い人が
高い評価を得ていました。
ただ、今は受験勉強の延長では
まったく通用しません。
スマホ一つで簡単に何でも
瞬時に調べることが
出来る時代に
記憶力は武器に
ならないと思います。
これからは『縦』の学びに
加えて『横』からの学びが
大事になってくると思っています。
自分が属する会社や組織、
ジャンル、地域の枠を超えた
方々からと積極的に絡むことで
得られる学びや経験。
それらがやがて、思考の柔軟性、
違う考え方を受け入れる能力、
知識や経験の幅、対応能力に
変わっていくんだと思います。
学校教育のシステム上、
僕らは常に『正解』を
求められてきました。
実際に必ず
正解があったわけです。
ただ、社会に出ると
正解のないことの方が
はるかに多い。
さらにこれだけ、
環境の変化が激しいと
今日の『正解』は
明日の『不正解』
だったりします。
今は『正解』を知っている
という人よりも
『正解』は固定的ではなく、
代わり続けるモノであり、
そもそも正解なんてない。
そういう思考でいる人の方が
行きやすい時代
なんじゃないですかね。
今いる組織やジャンル、地域の
『枠』を超えた『横』の繋がりや
そこからの学び。
僕はラジオ番組をやっていて、
これまで400名以上の
いろんなジャンルの
プロフェッショナルの方々と
お話をしてきました。
その経験や知識が他の
場面や仕事で
活かされているのは
間違いありません。
はじめて依頼される
ジャンルの方との
打ち合わせも
案外スムーズに
話を進めることが
出来たりします。
多くの異業種の方々と
会ってきたので
自分でも気づかないうちに、
いろんな話に対応できるように
なってきているのかもしれません。
今『縦型』だけの
環境にいることは
リスクなんじゃないですかね。
業界のことなら何でも
知っているという人も
他業種のことは
何も知らなかったりします。
いつキャリアショックが
起こるか分からない現代。
これからは
『横』を意識する事が
大事なんだと個人的には強く
感じています。