【自由に羽ばたく姉を追いかけて】
自分には兄妹が3人いる。
兄が1人、姉が2人だ。
兄が1歳上で、姉が3歳と4歳上だ。
自分は末っ子。
男2女2のバランスとれた4人兄弟。
そして今日は4歳上の姉の誕生日である。
もうすっかりお互い30代の大人になってしまったが、
姉の後ろを追いかけてこれまで駆け抜けてきたところもある。
18歳でアメリカへ
姉は高校卒業と同時に18歳でアメリカのロサンゼルスへ飛んだ。
別に都会で国際的な高校とかではなく、普通の片田舎の高校を卒業して
アメリカへ単身で飛び込んだ時の気持ちはどんなんだったのだろう。
同級生は東京の大学へ行ったり、地元で就職したりがほとんどの中で1人海外へ行くというその決断を下した姿を見て、当時中学生の自分でもなかなかやるな姉、、と思った。
決して向こうに知り合いがいる訳でも、家族がいる訳でもない。
英語だって高校までの普通の授業だけである。
田舎なのでネイティブと知り合う機会も少ないし、当時は今みたいに携帯のアプリとかもないのでほとんど独学で学ぶしかないのである。
だからそれなりの恐怖心を持ちながらも行ったのだと思う。
今その頃の気持ちを聞いても答えてくれなそうだが...きっとそうだろう。笑
キャンパスライフを送る姉を訪ねる
現地での学生ライフはあまり詳しく聞いたことがなかったので、ざっくり言うが、、
まずロサンゼルスで語学学校に入学をした。
そして、その後2年間ロスでの短大のようなところで学び、拠点をサンディエゴに移してそこで現地の4年大学に編入?した。
一番最初に姉を訪れにアメリカへ行った時は、ロスの語学学校を案内してくれた。
キャンパスの規模に圧倒された思い出がある。
その後も、UCLAも案内してくれた。⇦通ってないのになぜかすごく案内してきた。笑
キャンパスが広すぎて一つの街みたいだった。
アメリカのキャンパスの空気を生で感じられたし、ここでの刺激が自分にとって大きなものになった。
もっと英語勉強してアメリカに行きたい。
漠然とそう思ったのである。
ロサンゼルスの街も色々と巡ってくれた。若かりし自分にとっては全てが新鮮に見えた。
いかに自分が狭い世界に生きてきたのかを知った。
ここで当たり前に過ごしている姉を見てカッコよく思った。
大学生の時にもう一度アメリカへ
時が経ち、自分が大学生になってから1人で姉のいるサンディエゴへとまた向かった。
今回は、観光気分ももちろんあったが留学の相談も兼ねていた。
早速、姉に相談を持ちかけてみた。
「アメリカに留学したいんだけどどうかな?ロサンゼルスがいいかなーって思ってるんだけど」
姉「なんで?ロスとか都市は辞めときな。日本人いっぱいだし遊んじゃうからダメ。田舎の方行きな。あとアメリカ来て何がしたいの?目的がないなら辞めときな。英語だけ話したいって言うなら日本でもできるよ。あと.....」
....怒涛の言葉責めを受けた。笑
姉には見透かされていた。
ただ憧れだけでアメリカ行ってみたいなー、ロサンゼルスとか都市だし楽しそうーって思いがあったのは確かだ。
当時は、「なんだよ、自分だけ好きなように都会に行って楽しく過ごしてるくせに、、」とかちょっぴりムカついていたけど今ならよく分かる。
環境はとても大事になってくると。
その後も色々とアドバイスをもらって、結局自分はオーストラリアのブリスベンという街に留学を決めた。
何回かアメリカへ足を運ぶことによって自分の考えをきちんと見つめることができたのがすごいよかった。
姉がいなければこんな何回もアメリカの空気に触れることはなかったし、
適当に留学先を決めていたと思う。
色々経験を経て...
姉は現地にいる間に、アメリカ人の海軍の人と国際結婚した。
義理の兄弟がアメリカ人になっただなんて、想像もつかなかった。
そして結構マッチョでイケメンであった。地元に来たらドヤ顔で街に連れ出そうと思っっていた。
気づいたら、離婚していた...。
この話は割愛させていただきます。笑
でも普通に日本だけで生きていたら経験しないような大きなことをしている姉を見て相変わらずすごいとしか言えない。
学校を卒業後も現地でバリバリと働いていた。なかなか簡単にできることではないはずだ。
そんな姉も、去年日本に本帰国を決めた。
およそ15年ほどアメリカにいたことになる。すごいことだ、もう6割くらいは感覚がアメリカ人だ。
帰国してからも日本を拠点に世界を飛び回る通訳の仕事を始めた。
相変わらず大きく動いている。
自分も負けていられない。
今、海外展開に向けて大きく動き出そうとしている。
姉もサポートに入ってくれるそうだ。心強い。
これからは力を掛け合わせてより大きい世界を見ていきたい。
みなさんは兄弟とはどういう関係ですか?
自分はめちゃくちゃ仲良し!遊び行っちゃう!とかそういう関係ではないものの、分かち合えている部分が多い。
兄弟がいる大切さを身にしみて、また前へと進んでいきたい。
姉よ、誕生日おめでとう。