より少ない生き方 〜ものを手放して豊かになる〜 ジョシュア・ベッカー
この本は、”人生で夢を叶えるには、物を減らすのが1番の近道だ”と述べている。物が自分の行動やお金や時間を縛り付けている。
1つの夢の終わり
物を手放すのは、自分の中に思い描いた『なりたい自分』に別れを告げる作業である。つまりは、1つの夢の終わりを意味する。これは、この夢は自分にはあっていなかったと明らかにすることになる。そして、そこに新しい夢や目標が手に入る空間ができる。何かモノを手放す時は、もっと大きな価値あるモノが手に入ると考えよう。
与えることの喜び
ミニマリズムは、生まれたお金・時間・自由を考える。自分の利益だけを追求するとある程度の幸せは手に入るかもしれない。しかし、人の為になる道を選ぶと遥かに大きな喜びと満足感が手に入る。お金の最大の投資は”人に与える事”である。
人生の終わりに、物をもっと買えばと後悔する人はいない
現在は巧妙なマーケティングにより、過剰な消費社会になっている。消費者である我々は、この商品を買うと、異性にモテたり、幸せな家族を持てたりすると思ってモノを買い込んでしまう。しかし、モノは幸せな人生をもたらしてはくれない。
自分ごと
この本を読む前から、自分自身、ミニマリズムを実践して来た。モノを購入する事は悪い事ではない。余計なモノを買うことが自分の人生にとって本当に大事なことへの実現の妨げになると思う。自分にとって価値のある買い物は重要である。そこのさじ加減がもっとも重要であると感じる。このモノは自分に幸せをもたらしてくれるかどうか。失敗しながら学んで行きたい。