大卒初任給の上昇についての感想
みなさんおはようございます。昨今物価高が激しいですが、それと同時に新卒社員の初任給も上がっています。ネットニュースで見ましたが、東京海上の初任給が40万円を超えたとか書いてありました。それだけ優秀な人を集めたいから給料を上げるということは時代の流れなのかもしれません。これは大変望ましい動きです。今後もこうした流れが続いてほしいと思うものです。
そんななかで、そうした出来事に対していろいろコメントがついていました。ただそういうコメントを見て思うのが、正直こういう人にはなりたくないということでした。覚えている限り挙げますが、自分たちの頃はこんなにもらえなかったとか、今現在の給料だってこんなに高くない、などの不平不満ばかり。さらには今の若者は甘やかされてるとか完全に的外れなことを言っている人もいました。
正直企業の給料なんて需要と供給のバランスで決まるものだから、同年代の人が多ければそれだけ給料を低く抑えられるし、少なければそこに希少価値が出て給料だって高くなります。その基本がわかっていないと、自分たちは苦労したのだからもっと寄越せということになってしまいます。本質はそこじゃありません。
それにそれだけ新卒の給料が高くなったということは自分たちの給料を挙げてもらうチャンスでもあります。そこまで考えが至らないのは大問題だと思います。私も就職氷河期世代でかなり給料も低く抑えられてきましたが、決して今の若者が楽しているとは思わないし、それは時代の流れであり、需要と供給の問題なので、そこに文句言ってもしょうがないです。それこそ就職氷河期世代も一致団結して団体交渉とかすべきなのにそうした動きは見られません。結局現在の若者たちに嫉妬して攻撃しているだけです。なんとまあ生産性のないことをしているんだ、と思わざるを得ません。自らチャンスを潰していたら世話ないです。
それに就職氷河期が辛かったということで批判したいのなら上の世代を批判すべきで、今の若者世代を批判するのは完全なお門違いです。結局自分たちより数の少ない今の若者を叩いていては弱い者いじめと何ら変わりありません。自分がされて嫌なことをしていてはいけないでしょう。
とはいえ、多くの労働者にとって最大のチャンスが巡って来たのも事実です。このチャンスをものにできるかは我々にかかっています。30年ほどほとんど給料が上がらなかった日本ですが、いよいよそれも終焉に近づいてきています。東京海上だけでなく、多くの企業で賃上げが行われています。これは新卒者だけでなく、今働いている人にも多くのチャンスがあります。そのため、自分が使うべきエネルギーはどこなのかよく考えて動いてもらいたいと思います。決して若者叩きではないことだけは確かです。