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アルゼンチンは変わった?

みなさんおはようございます。結構前ですが、アルゼンチンで大統領選挙があり、現在ミレイ大統領が政権を担っていますが、彼は従来の政策とは大きく異なったことをしています。特に目立つのが、政府支出の大幅削減です。アルゼンチンはかつて先進国の優等生として君臨していましたが、その後は何度もデフォルトするなど経済が振るわなかったです。それが最近ではかなり国内を劇的に変えようとする大統領が誕生しました。

ここで思ったのが、やはり何事もバランスが大切であるということです。ここまで劇的に変革しなければならなくなったのも、従来の政治に大きな問題があったからでしょう。インフレ率とか見ただけで政治が安定していないことは一目瞭然です。ただ2024年のデータを見たら、GDPの成長率が劇的に改善されており、これは全世界に良い指標を提供してくれたと思っています。かつてイギリスにもサッチャー首相がいましたが、彼女は当時英国病と呼ばれていたイギリスを覆っていた閉塞感を打破しました。それによって多くの失業者が出たりして混乱しましたが、結果的にイギリスがまた経済成長できるような環境を作り出したことは間違いありません。

Xなどを見ていると、ミレイ大統領のような人が日本にも必要だという意見を見かけます。しかし本当に必要なのは彼のような改革派ではなく、そもそも経済を安定させることのできる政治家ではないでしょうか。ポピュリズムに迎合するのではなく、やるべきことを政治家としてきっちりやることが求められると思います。それができればこのように経済が不安定化して、劇薬のような大統領を選ばなくてもよくなります。

残念ながら日本でも今後このような政治家が増えるような気がしています。そんな劇薬を使わなければならなくなるほど日本の財政はヤバイと個人的には思います。あくまで一般会計に絞って話をしますが、税収70兆円に対して、115兆円も予算を組んでいるのですから、その時はいいにしても、いずれ国債の借り換えもできなくなるほど苦しくなる日が来ることは間違いありません。やはり収入と支出のバランスが崩れるとよくないでしょう。

さて、話をアルゼンチンに戻すと、今後数年後に国がどうなっているかで、答えが出ると言えます。その時になって果たしてアルゼンチン国民が幸せなのか、不幸なのかはまだ分かりませんが、ここで成功すれば、全世界に影響を与えることは間違いありません。今後の動向に注目です。

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ブルーベリー博士(家庭菜園投資家)
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