向井柳雲の食とワインのマリアージュレポート Vol.7 ~オーストラリアのワイン界の巨匠とヨーロッパの家庭料理の滋味深い出会いの物語編~
ワイン
ワイン名
スリー・リングス カベルネ・ソーヴィニヨン バロッサ・ヴァレー2022
ワイナリー
オーストラリア バロッサ・ヴァレー スリー・リングス
葡萄品種
カベルネ・ソーヴィニヨン100%
アロマ
ブラックチェリー ビターチョコ ミント セージ
価格
¥3580(税込¥3938)
購入店
マリアージュ
古式然とした佇まいながらも、どこかヨーロッパの黒い森を思わせるような奥ゆかしさがある。それはタンニンの強さとミントやセージのアロマ故だろう。全体的に厳然と整ったその姿はまさしく中世のヨーロッパの熟練の武将だ。
チーズ
チーズ名
パルミジャーノ・レッジャーノ
マリアージュ
オーストラリアワインゆえのどこか雄大な自然を思わせ、且つカベルネ・ソーヴィニヨンらしい深いタンニンに、イタリアチーズの王様たるパルミジャーノ・レッジャーノの牛乳を濃縮したかのようなアロマと食感が口の中で渾然一体と成す時、それはあたかも大聖堂から鳴り響く鐘のように幾重にも重なる複雑な味わいの余韻をもたらしてくれる。
料理
料理名
ビーフシチュー
マリアージュ
カベルネ・ソーヴィニヨンのタンニンが牛肉の固さを和らげ、その内に秘める滋味をゆっくりと引き出していく。それによってより味わい深くなったワインと牛肉、そしてジャガイモやニンジン、タマネギが加わり、更にビーフシチューのルウを取り込むことで、まるで西洋の熟練の武将が舞台の先頭に立って騎馬を駆りながら夕日に染まる高原を地平線に向かって意気揚々と突き進んでいくかのような映像が脳裏に浮かび上がる。
おすすめのシチュエーション
絶対に負けられない試合に臨む前夜の壮行会。