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ドミノin上海を読んで📘

前から気になっていた本作だったが
中々機会がなく、読めずにいた。
最近、久しぶりに図書館に立ち寄った時に
たまたまこの本を見つけ
出会ったからには読むしかない!
勢いのままに借りてみることにした。

感想

展開が面白くて
読み進むスピードがとても速かった。
ページがみるみるうちに
ペラペラとめくられていって
常に続きが気になるストーリだった。

ドミノ倒しのように
複数の出来事が連続して連鎖して
大事件??が起こる。

なんともオリジナリティがあった。

作風について


他の恩田先生の作品(蜜蜂と遠雷など)が
音がメロディーが
感情や感覚が体に伝わってくる作風だとすると今作は、一つ一つのストーリの面白さや
まるでジグソーパズルのように
ピースがハマっていく感じというのだろうか?
上手く表現が出来ないが
他の作品とは
また異なったアプローチの仕方で
本が出来上がっているような気がした。

読書家て有名な俳優の松岡茉優さんも
以前に似たようなことを
お話しされていたような気がする。

ドミノin上海   恩田陸
蜜蜂と遠雷

クセが強い!お気に入り登場人物

登場してくるのは
個性的なキャラばかりだが
私のお気に入りは
田上優子(柔道の人)
市橋えりこ(元暴走族の人)
パンダの厳厳(ガンガン)だった。

上の二人と一匹?
が作中どんな事を起こしていたのか、
とても面白いので
是非注目して読んでみてほしい。

人間が脳内で考えていること
過去の経験を元に行う言動
それが重なって起こる悲劇…

いろんな人物の脳内が垣間見れて
ドキドキ、ヒヤヒヤ一体どうなるのか!?
読書中は、
まるで自分が実際に体験しているかのような
臨場感のある時間を過すことができたと思う。

人間だけではなくて
動物からの視点もあってとても面白かった。
(パンダや犬、イグアナなども登場)

読書って楽しい

私の学生時代よ友達はだった。
本がどんな世界へも連れて行ってくれた。
例えば現実世界で
辛いことやしんどいことがあったとしても
本を読み出すと
不思議と気持ちが少し元気になった。
せかいはひろい
自分が住んでいるセカイが全てではないと
教えてくれたのも本だった。
大人になっていくにつれて
忙しくて本が読めないという事もある。
ただ、このデジタル化の時代に
気持ちを落ち着かせ
自分の世界の中で楽しめる術を持っておくことはとても大切だと感じる。

恥ずかしながら最近は、
漢字が書けない読めないという事も
増えてきていると感じるので
今後はより積極的に
本の世界に飛び込んでみたいと思う。

長らく読んでくださり、
ありがとうございました!!

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