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41_会議の席で意見を迫られて委縮してしまう時の対応方法

皆さま、こんにちは。
本日もストアカの講座内で受講者様からいただいたご質問にお答えいたします。いつもたくさんのご質問をありがとうございます!

 【質問】
私は自己主張の苦手なエミアブルです。会議の席などで自己主張を強くするドライビングに苦手意識があり、歯切れ良く自分の意見を言うドライビングの横に座ると、萎縮してしまいます。隣から強い口調で「あなたの意見を言って!」と言われても、出るのは汗ばかり……。

会議の席でドライビングとどのようにコミュニケーションを取ればいいでしょうか?

ドライビングは自己主張の強いタイプで、エミアブルと対極に位置します。

【回答】
ご質問ありがとうございます。エミアブルの方は、自分の意見が周りにどんな影響を与えるかがとても気になるタイプ。どんどん自己主張をするドライビングが隣に座る会議の時間は辛い時もありますね。

決して意見を持っていないわけではないのに、

  • 自分の意見は周りに受け入れられるかな……。

  • 気を悪くする人はいないかな……。

  • 誰かの努力を否定することにつながらないかな……。

など考え始めると、なかなかご自分の意見が出てこないかもしれません。

 一方、そんなあなたを見てドライビングの方は
「はっきりしない」
「意見がない」
とイライラしがち。

だからつい強い言葉で、あなたの意見を催促してしまいます。ただ、このような時のドライビングにはあなたを批判・否定するつもりは一切なく、「意見があれば言うことが建設的」と思っているに過ぎません。

責めるつもりはないことを理解しておくことが、あなたの気持ちを楽にするひとつの方法です。ぜひ覚えておいてくださいね。

さて、会議の席でのコミュニケーションをどうとるか、という点です。

まずは、グランドルールを決めることが有効です。

例えば、

  • 会議では全員が発言する

  • 反対意見を言う時は、必ず代案を伝える

  • 意見が異なる人に対して、人格否定につながる発言をしない

など。

タイプ別コミュニケーション術と直接関連しないポイントも含みますが、会議の場におけるグランドルールを組織全体で決めて全員で共有することは、会議の場でのコミュニケーションをスムーズにします。もしグランドルールを設定していなければ、そこから始めてみてください。

タイプ別の特徴を活用した観点から言うと、「私は別の意見を持っています。それは〜ということです」など、結論を先に伝えることを意識すると、ドライビングにとって受け取りやすい言葉選びができるようになります。

次に、座る席順にも工夫をしてみてください。
正面に座ったドライビングの威圧感に萎縮しそうな時は、斜めの席に座ると威圧感が少し和らぎます。グランドルールのひとつとして、毎回席を変えるというのを加えることもお薦めです。

もうひとつ。

ドライビングに強い口調で迫られて、すぐに意見を言えない時は、待ってもらいましょう。「いったん自分の意見をまとめる時間を5分だけ下さい」と発言の順番を遅らせてもらうのです。

待つのが苦手なドライビングにとって、沈黙が続くことはイライラの引き金となり、つい口調がきつくなります。それを回避するために有効なのは、「意見をまとめる時間をください」と端的に伝えること。拍子抜けするくらいに「じゃあ、先に◯◯さん、意見を言って」とあなたに向ける攻撃が無くなります。

もちろん、自分の意見を短時間でまとめて伝える練習も続けてみてくださいね。

「私は意見をまとめるのが下手なタイプだから仕方ない」と自分に言い訳をして立ち止まるのではなく、「苦手だから少しずつトライしてみよう」とコミュニケーションの可能性を広げるためにタイプ別コミュニケーション術を使っていただけると嬉しいです。

会議の席で緊張してしまう時は、ぜひ使ってみてくださいね!

【対面講座のお知らせ】
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『タイプ別コミュニケーション術を活用した良いチームの作り方』

■第1部 基礎編/10:30-12:00
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■第2部 実践編/13:00-16:00
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チームミーティングなど、会議の席でも使えるスキルをお伝えします。学びの秋に、ぜひお気軽にお越しください。

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