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感情に振り回されている人に読んで欲しい。感情のハイジャックから抜け出す方法!

どうも!
ポジティブ心理学のインストラクター
しゃいにーです。

自己否定をやめて、もっと楽に、心穏やかに
過ごせるサポートをしています。

みなさん突然ですが、
「アキレス腱」切ったことありますか?

僕はあります!
ですが、誰にもおススメはしません(笑)

今回は、そのアキレス腱を切った時に経験したこと、感じたことを振り返ってみたいと思います。

その当時は分からなかったことが、
ポジティブ心理学を伝える立場になって見えてきました。その発見をみなさんと共有したいと思います!


気分転換にテニスでも

僕がアキレス腱を切る前のお話からさせて下さい。

僕は新卒で保険の代理店に入社し、
コールセンターに配属され、
1日400件の電話を個人のお宅に掛けて、
保険をオススメしていました。

同期がアポを取っていくなか、
1ヶ月間お客様からのアポが取れず、
精神的に病んでいる時がありました。

それを見かねた所長が、
週末にちゃんと楽しんでる?気分転換してる?
何かしてないの?と声を掛けてくれたのです。

僕は仕事の忙しさの反動からか、
週末はずっと家でのんびり、
出来るだけ動きたくないと考えていました。

正直にその話をすると、
だからアポも上がらないんだよ。
もっと週末は楽しまないと!
体とか動かす趣味とかないの?と言われ

僕がテニスは好きですと言うと、
それだよそれ~!テニスしてきなよ!と
背中を押してくれました。

僕はその週末、
近くのテニスクラブで、通っていなくても、
参加できるテニスの練習会があったので、
気分転換をしにいくことを決めました。

そしてテニスの練習会当日!
久しぶりのテニス!
どんな人とできるんだろう。
仲良くできるかな~と、僕はとてもワクワクしながらテニスコートに向かいました。

そこには常連さんがいっぱいらっしゃったのですが、温かく迎え入れてくれました。

練習が始まり、仕事の事を忘れて、
テニスに夢中になって楽しんでいる僕がいました。

その時、僕は心の中で思っていました。
「所長、テニスを勧めてくれてありがとうございます!」

30分ほどウォーミングアップをして、
試合形式で練習をすることになりました。

ダブルスの試合を想定した練習なので、
ペアの方に迷惑をかけてはいけない、頑張ろう!と気合い十分にコートに入りました。

試合に入る前の練習でラリーをしていた時です。
少し角度のついたコースにボールが返ってきたので、走って取りにいって返そうと思った、その瞬間!!

僕の体の中に、太ももを金属バットでフルスイングされた衝撃とともに、ブチッという強烈な音が響きわたりました。

もう何が起きたか分かりませんでした。
コートの中に倒れ込んでしまいました。

もうパニックです。
「一歩も前に足がでない、でも初めての場所で迷惑はかけられない。」
痛みを必死に我慢して、
休憩室になんとか避難しました。

スタッフが来てくれましたが、「大丈夫です。久々のテニスで捻挫しちゃいました。今回はこれで練習会やめておきます。」と伝えて離脱しました。

30分で天国から地獄へ

練習が始まって30分!
気分転換にきたテニスで、
最初はとても楽しく気分転換できていたのに
たった30分でどん底へ。。。

もう何が起きたか分からず、
とりあえず安静にしていると、
痛みが少しだけひいた感じがしたので、
家に帰ろうと立ったときです。

あれ、なにかおかしい。
左足だけ浮いている気がする。
ずっとつま先立ちをしている感覚。
なにこれ。

普通に歩けないし、
歩けたとしても1歩出すたびに激痛が走る。

でもここから帰らないと。
迷惑をかけてしまう。

なんとかテニスクラブから出ていき、
自転車を止めていた駐車場へ。

自転車ならなんとか片足でも帰れるだろうと、
乗ってみたものの、坂が多い道で、ほとんど乗れず、自転車を押しながら20分の道を1時間以上かけて帰った記憶があります。

なんとか家にたどり着いて、自分の身に何が起きているのかと必死に検索しました。

僕の身体に起きていることは何なのか?
重大なケガではないのか?

もう不安でしかないです。
明日から仕事なのにどうしよう。
日曜日の午後でどこも病院が空いてない。

なんとか日曜日でも緊急で見てもらえる
病院が近くにあったので、足を引きずりながら、
病院に行きました。

そこで診断されたのは、
「捻挫ですね。湿布出しときます。安静にしておいて下さいね」

病院について診察から湿布をもらうまで10分程度。

「おいおいおいおい、待てよ。ほんまに捻挫なのか?」
「現役時代に捻挫を何回も経験したが、状況が違いすぎる。」

後に聞いてみると、その時のお医者さんは、
整形外科の先生ではなかったらしい。。。(´;ω;`)

診察を終えて、
家に帰っても痛みは治まらず、
ずっとつま先立ちの感覚がぬけません。

これでは明日仕事にいけないと思い、
日曜日の夜に所長に電話し、状況を話し、
明日午前休をもらいたいと伝えました。

所長もびっくりしながら、
こんな大事な時期に何をしてるんや!
と電話口でかなり怒られてしまいました。
※大事な時期とは、新卒で成績を競い合うイベントが行われていて、支社同士でも勝負をしていたので、そんな大事な時期に何をしてるんやと言う事を言っていたと思います。

僕「いやいやいや、お前が気分転換にテニス言ってきたらって、勧めたんやろ~~~~~~~~~~~(# ゚Д゚)と」心の中で叫んでしまいました。
※言葉遣いが不適切で申し訳ございません。

なんとか了承してもらい、
次の日に朝一で整形外科の病院に行くことになりました。

診断は「アキレス腱断裂」

やっとの想いで次の日の朝に、
病院に行きました。

捻挫であれば良いな~と淡い想いもありながら、
ネットで調べてる限りだと
アキレス腱切ってるよな~。。。と
不安と緊張の中、待合室で待っていました。

遂に自分の番がきて、
レントゲン撮影をして言われたことは、

お医者さん「アキレス腱断裂ですね。」
僕「あ、終わった。小学生の頃の担任がアキレス腱断裂で足を引きずっていた印象が強く残っており、一生スポーツができないんだ。歩けないんだと覚悟しました。(脳内の声)」

ですが、そんな僕の表情から何かを読み取ったのか、

お医者さんは続けて
「でも安心してください、めっちゃ綺麗に切っているんで、手術しなくて、固めて安静にしとくだけで、くっつきますよ。不幸中の幸いですね。」

僕「ん?めっちゃ綺麗に切っています?不幸中の幸い?いやいや、事実アキレス腱断裂して、どん底なんですけど~」と心の中で突っ込んでいました。

恐る恐る会社へ

診断を終え、足を器具で固定してもらい、
松葉杖を借りて、会社に向かいました。

昨日も電話口で怒られて、
今日も怒られるのかな。。。
あ~最悪だ。と思いながら会社に到着。

同期や先輩には、とても心配されましたが、
所長は違いました。

所長「こんな大事な時期に何をしてるんや。自分が何をしたか理解してるんか?社会人の自覚が足りていないなど」色々言われ

僕「はい。はい。すみません。はい。すみません。」

もう心の中では「怒りがふつふつと湧き上がっていましたが、言ったのは所長だけど、実際にやってしまったのは自分やしと、色々な葛藤が自分の中で起こり、いつの間にか感情を放棄し、無になっていました。」

とにかくその場を終え、日常業務へ。
案の定、アポは0。
その次の日も0。いつまで経っても0。が続き、
遂に部署移動を言い渡され、
コールセンターから外されてしましまいました。

今だから分かる感情に支配されていた自分

ポジティブ心理学を伝えていく立場になって、
まさに「感情に支配され、自分を見失っている」
状態がよくわかります。

日々の生活における人の行動は
脳の中の2つの対立する部分によって
決まると言われています。

1つは「反射のような感情システム」、
もう1つは「理性的な認知システム」です。

もちろん「理性的な認知システム」が作動し、
理性的に合理的に判断できる方が良いのですが、
ストレスなどで冷静さを失っていると、
「反射のような感情システム」に主導権を握られ、自分で自分をコントロールできなくなります。

まさにアキレス腱断裂をした際の僕は、
感情のままに怒りをあらわにして、
仕事中もずっとその怒りや所長に対する嫌悪感を抱き、感情に支配されていました。

この状況は「感情のハイジャック」と言われることもあります。

では、どうすればこの状況を打開できるのでしょうか?

これはぜひ皆さんにも覚えておいて欲しいのですが、「自己認識」がとても大事になってきます。

ここでいう「自己認識」とは、
自分の気持ちを認識してそれを言葉にできることです。

例えば、「所長に気分転換に行っておいでと言われ、テニスに行ってアキレス腱断裂してしまった。さらに、気分転換を勧めてくれた所長に大激怒され、悲しくて辛くて、自分に非があることは分かっていても、それを認めたくなくて、ずっと所長に八つ当たりしている状態だった。」

ここまで自己認識を高められれば、
自分のことを客観的に見ることができて、
感情のハイジャックに「NO」と
ストップをかけることができます。

では、なぜこれだけで
感情のハイジャックから抜け出せるのでしょうか?

もう少し日常的に起きていることで考えてみましょう。

例えば、「とても体がだるく、熱があり、咳も出ています。」このような時、どうしますか?

病院に行きますよね。
病院に行って「夏バテですね」と診断をされたらどうでしょう?

これまであった不安やしんどさが、
少しではありますが解消された気がしませんか?

このように、
原因不明からその正体が分かった時に、
人は落ち着きを取り戻し、
「理性的な認知システム」に主導権が戻るのです。

この事を学んでからは、
感情にハイジャックされている事に気がつけたら、なぜ今の感情になっているのかを、自分に問い、言語化するようになりました。

これをするだけで、
感情にハイジャックされて、
ネガティブ感情に悩まされる時間は大幅に減り、
心の浮き沈みを最小限に抑えることができています。

ぜひ、皆さんも試してみてくださいね!

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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