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【️イラスト講座第二弾】色塗り・服のシワの描き方編

157回目のNoteです。
今回はイラスト講座第二弾色塗り・服のシワの描きた方編について解説していきます。
何とか3月初旬に公開出来嬉しく思います。
一日で描き上げたものになりますので
ご了承頂けると幸いです。

今回解説させて頂きますのは
塗りの中でも最も必要とされるであろう
「服のシワの描き方」についてお話して行きます

肌の塗り講座も考えたのですが
それは後日改めて公開出来たらと考えてますのでよろしくお願いいたします。

さて、今回の完成系はこちらです。

完成

約1時間程で描きあげた作品になるので、
(仕事ではもう少し丁寧に描きます)
あくまで解説用の作品として目を瞑って頂けると
幸いです。

では先ずラフからお話して行きます。


第一ラフ(1番初めの工程です)

まず初めに今回は
「スーツ姿の男性」を描いていくのですが
ここで、初心者の方や中級者の方は
ポーズや資料を検索し何も見ずに
「いきなり描き始めます」
これはとてもNGです。
余程の上級者でない限り
(上級者でも絵を描き始める際必ず資料は参考にします)
資料を参考にするのは必須です。
今回はAdobeStockという写真サイトと
Pinterestを参考に致しました。
稀に解説する際、参考元の資料を記載しない
クリエイターの方も多くいらっしゃるのですが
これは辞めた方がいいです。
参考元を書かないと言うのは盗作と
一緒なので。参考になればいいかなとは思います

そして、ラフの段階でも割と丁寧に
描きます。細部の布のたわみや
腕が曲がった時に出来るシワ等
これはかなり丁寧にみます。
絵は建築と一緒で
最初の工程が乱雑だと
後々完成させた際イマイチになってしまうので
もう、ラフの段階から常に完成系は頭の片隅にありますね。
ペンは前回の講座でお話した抑揚の無いペン
を使用しております。理由としては
抑揚のあるペンを使用すると必要以上に
ラフに時間がかかってしまうので
 時短の意味でも抑揚の無いペンを使用しています

そして次は線画の解説に移ります


線画

線画の段階では
私の場合漫画のペン入れのペンと
イラストの場合ペン入れのペンは
やはり変えてます。
理由としてはイラストのペン入れは
完成させた際線画はそこまで目立たないので
「あくまで配色の整理整頓のための
    アウトライン」と考えてます。
漫画の場合、線画がかなり見られるので
別のペンを使用しています。
脳の使い方が別々なのでご理解頂ければと
思います。
ペン入れの際も前回の講座で解説した
抑揚の無いペンを使用しております。
そして、ペン入れのコツとしては
「シンプルに、必要最低限の情報のみ残す」
です。つまり、ペン入れに対してそこまで
時間をかける必要は無いと言う話です。
ラフの多くなりすぎた情報を
ペン入れでシンプルにするイメージです。
情報の引き算がベースなので
線画で多く線を描くことはお勧めしません
これは人によるので参考になれば幸いです

次に移ります。
 

下塗り

次は下塗りです。
特に、仕事絵の場合下塗りは必須です。
下塗りをする理由としては
割と大まかなシルエットで
全体図を捉えることが出来るかつ
次のベース色を塗る際に塗りきれてない部分が
一瞬で分かるので一石二鳥です。
下塗りの段階でイマイチなシルエットの場合
私の場合必ず修正してかっこいい構図に
します。
理由としてはベース色を塗り、一カゲを置いた
後ですと修正がとても面倒になってしまうからです。
                 「修正は早い方が良い」
これは必ず覚えておきましょう。


次に移ります。


ベース色

次はベース色の工程になります。
ベース色の工程では
私の場合基本色より若干暗めに置きます。
理由としてはのちのちじっくり解説するのですが
ベース色を基本色より暗めにしないと
ハイライトや光を描き入れた際
完成系がどうしても立体感のない
「平面的なイラスト」が出来上がってしまいます
平面的なイラストを作風にしたい場合は
全然良いのですが
立体感のあるイラストを描きたい場合は
 「彩度が鈍く明度が若干暗い色」
をベース色にする事をおすすめします。
但し、肌色や顔の表情等は
立体感が求められないので
基本色をベース色に置き描いた方が良いので
そこは使い分けが出来たら上級者です。


次の解説に移ります

1カゲ

次の工程は一カゲです。

一カゲはベース色の色より若干暗めの
色を使用しました。
そして、まれに
「影を置く際細部を見るな全体を見ろ」
と言う頭がチンパンジーなクリエイターが
いらっしゃるのですが
いや、普通に細部見てるんですけどね笑

細部と言うよりも
「光が当たる部分の影の置き方、描き方に
注意しろ」という事です。
まあ、クリエイターは基本的に適当な事しか
言わないので真に受けるだけ損をするので
辞めといた方が良いよと言う話です。
そこで光の当たる部分に「全体感が大事だから」という理由で無理に明らかに影が無い場所に
影を落とす方が不自然になりますし、そこは
バランスかなとは思います。

そして、一影に何色も色を多用するのは
 上級者でない限りやめた方がいいです。 

理由としては完成させた際
どうしても影の色だけが目立ってしまい
汚い印象の仕上がりになってしまうので
某ソシャゲのイラストでもそうですが
1影とハイライトでシンプルに完成させる
イラストも存在してます。
最悪1影だけでもなんとか形にすると言う意識は
大切かなとは思います。


次に移ります


ハイライト

次はハイライトになります。

この工程は超重要です。
ハイライトの位置を置く見極めないと
完成させた際平面的な印象になったり
してしまうので
コツとしては
「一カゲを置いた部分には絶対にハイライトは
入れない」
とこれは何回も言い聞かせてください。
入れてしまうと面倒なことになってしまうので
工程を守る意識は割と大切かなとは思います。

 ハイライトは私の場合割と全体に入れます
そして、この工程では「加算発光」は
使わずベース色の明度を上げた色を置きます。

ここまでで約30分程度ですが
時短で多くの作品を作りたい
クリエイターはここまでの工程で
十分だとは思います。
クライアントもそこまで描き込みがある作品よりも、描き込みが少なく
パッと見綺麗に見える作品を重視している
傾向にあるので
この一連の流れをもう少し丁寧にシンプルにするだけで全然仕事が来るクオリティには
仕上がるので参考になれば幸いです。

ここから先は「今のイラストよりも更に
クオリティを上げたい!」と熱意のある
考えのクリエイターに更に参考になると
思われますので意識の高いクリエイター
の方は次の工程も参考になれば幸いです。

次に移ります。


ニカゲ

次はニカゲになります。
この工程は解説では少し失敗しているのですが
全体的に暗い印象になってしまってるんですよね。(今後の工程で調整してなんとかするので
ご安心ください)
2影は他のクリエイターの方は
余裕がある時で全然いいと思います。
理由としてはそこまで求められてないというのと
どうしても上級者出ないと
2影は失敗しがちになってしまうので、
色は1影よりも若干明度が暗い色で
彩度はあげない方が完成した際に
美しく見えます。
2影を置くコツとしましては
「ハイライトとイチカゲの間に少し入れると
立体感が出る」
のがコツです。
図の胸の辺りが上手く行っている例です。
参考になればと思います。


次に移ります



 線画色トレス(最終調整)

次の工程では線画を色トレスし、
細部を整えました。
線画を色トレスする方法はとても簡単で
まず、線画レイヤー色レイヤーを分け
色レイヤーを全てひとつのフォルダーに
入れます。
その後、複製し1つのレイヤーに再統合
します。
そして線画レイヤーの上に再統合したレイヤーを
持ってきて再統合レイヤーに
ぼかしをかけます。
それを線画レイヤーに混ぜれば
色トレスが簡単に出来上がります。

色トレスの良い所は
線画は確かに消えるのですが
線画情報が消えたお陰でより
細部に必要な情報がわかる事です。
そこを重点的に書き込めば完成するので。

さあ、あと少しです。


次に移ります。



ハイライト・微調整・完成


次にネクタイとベルトにハイライトを描き入れ
細部のと全体感のバランスを調整します。

これでやっと完成です!✨

お疲れ様でした。
仕事絵ですとここから先も
細部を調整していくのですが
あくまで基本の解説ということで
クリエイターの皆様の参考になれば幸いです。

ここまで情報を整理したところ
やはり超有料級になってしまいました笑
ですが完全無料公開なので笑
私自身、イラストを勉強する上で
お金を掛けたり指導されたことは一切ありません
独学の情報なので
独学する上で変な人が現れたり
弱者を搾取しようと騙すクリエイターに
騙されかけたりしました。

私はすこし遠回りしてここまで辿り着きましたが
皆様にはそうはなっては欲しくはなかったのです

特に弱いクリエイターに対して
「再起不能になるまで徹底的に叩き潰す」
クリエイターは結構な割合で存在してます。
まあ、先を越されたくないんでしょうね笑

私自身過去に弱い立場にあったので
どうしても強いクリエイターが
傍若無人な態度をとっているのを見ると
「このままではいかんなあ」と思い、

こうしてNoteで有料級の
情報を発信させて頂きました。

次回は皆様お待ちかね肌色の塗りの講座
になります。
アニメ顔の講座は絵柄が特定されない範囲で
肌の塗り講座の次辺りに公開出来たら
と考えてます。


ここまで長くなりましたが
最後までご清聴ありがとうございました。
今後もクリエイターに役立つ情報発信をし続けますのでよろしくお願いいたします。

 今回のNoteは以上です。


今回の記事が気に入って頂けた方は
今後もクリエイターに役に立つ情報をお届けする
予定ですので
いいね、読者になって頂けると幸いです。
クリエイターの皆様が少しでも楽になればと
思います。
今後もよろしくお願い致します。

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