身体管理学協会ニュース【2024年1月15日発行】

◉今週のごあいさつ

年末年始のお休みを終え、多くの方が本格的に2024年のお仕事をスタートさせていることと思います。

皆様にとって2024年が素晴らしい一年となりますよう祈念しております。

それでは今週もよろしくお願いいたします。

◉身体管理指導士®養成講座

2024年1月21日(日)から、スモールジム出店予定や新店スタッフの方向けに身体管理指導士養成講座を開催いたします。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。
https://shintaikanri.hp.peraichi.com/202401thsmoll

一般向けの講座につきましては、当協会HPや本noteで改めてご案内いたします。

◉内科系身体管理の視点
【第42回:「脳と神経の病気」】

こんにちは、神谷です。

このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

今回は脳と神経に関する病気のお話です。

ここ数年、認知症に関する話題も増えてきました。

社会の健康問題としても新聞などで記事を目にする機会が増えましたし、昨年はアルツハイマー型認知症に関する新しい治療薬についてもニュースになりましたね。

もしかしたら皆さんの身近な方の中にも、脳と神経に関する病気でお困りの方がいらっしゃるかもしれません。今回は代表的な病気について紹介したいと思います。

脳と神経に関する代表的な病気として、以下のようなものがあります。

①アルツハイマー型認知症:

脳の神経細胞が変性し、記憶力や判断力などが低下する病気です。

高齢者に多く見られ、原因は不明です。

薬物治療や生活療法で症状を緩和することができますが、根本的な治療法はありません。

②パーキンソン病:

:脳の黒質という部分の神経細胞が減少し、ドーパミンという神経伝達物質が不足することで、手足の震えや動作の遅さなどが起こる病気です。

40歳代以降に多く発症し、原因はまだよくわかっていません。厚生労働省による指定難病の一つです。

治療としては薬物療法が中心となり、ドーパミンを補充する薬物治療や、脳の刺激による手術治療が行われます。


③脳卒中:

脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたりすることで(脳出血)、脳に酸素や栄養が届かず、神経細胞が死んでしまう病気です。高血圧や糖尿病などが危険因子と考えられています。日本では長く主な死因として手足の麻痺や言語障害などが起こり、重篤な場合は死に至ります。発症後は早急に治療を開始することが重要です。

④脳腫瘍:

脳の神経細胞やその周囲の細胞が異常に増殖してできる塊のことです。

良性や悪性の種類があり、症状は腫瘍の大きさや位置によって異なります。

頭痛や嘔吐、けいれん発作などが見られます。MRIやCTなどの画像診断で確認できます。

手術や放射線治療、化学療法などが行われます。

以上、ごく簡単に代表的な(有名な)病気をご紹介しました。

これらの病気は、いずれも脳や神経の機能に影響を及ぼし、日常生活に支障をきたすことがあります。

予防のためには適切な身体管理を習慣として実践することが大切です。

また、気になる症状がある場合には、専門医へ早期に相談をすることをお勧めします。

トレーナーの皆さんは、ご自身を含めクライアントさんがいざというときに困らないように正しい知識を身に着けておきましょう。

◉編集後記

あっという間に1月も半分が過ぎようとしています。

年末年始を終え、体調はいかがでしょうか?

私は実家のある札幌で年末年始を過ごしましたが、それほど深酒や食べ過ぎる機会はなく、安定したお正月でした。

久々にスキーをしましたが、やはり大自然の中を滑り降りる感覚は楽しいですね。

私は小学生以降、東北や北海道で育ったので、やはり冬はスキーに行きたいなと思います。

現在は東京在住なので、東京からスキーに行こうとすると片道軽く2時間半・・・ちょっと足が遠のいてしまっていますが・・・。

好きなスポーツを好きなように楽しむことが出来るように、身体管理に努めて行きたいと思います。

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