記事一覧
芝屋根施工 (2017/5/22)
先日の防水シートに続き、いよいよ芝屋根の施工に入ります。
軽トラで芝を運ぶ。今回使用予定は、およそ120平米分。
今回使用した芝は、姫高麗芝という種類。
本当は野芝のほうが枯れにくくて良いのですが、今回は生育が強すぎて防水シートを破ってしまっては嫌だなという考えから、ちょっと根っこもマイルドな印象のある(イメージだけかもしれませんが…)姫高麗芝を使いました。
施工方法としては、先日の防草シート
煙突設置と草屋根防水シート (2017/4/22)
上棟後、次に着手することは、「屋根」を仕上げること。
それに先立ち、薪ストーブ用の煙突を設置しました。
今回薪ストーブに関することで協力してもらったのは、以前から交流のあった、大分市にある大分鉞隊の本室さん。僕と同年代で頑張っている方で、彼から材料を仕入れ、勉強のため僕も一緒に作業をさせてもらうという形を取っています。
まず、屋根部に煙突用の穴を空ける作業。
本当は上棟時にやっておけばよかっ
上棟!2日目 (2017/4/15)
2日目も抜群の天気です。
今日は夕方に餅まきをする予定なので、朝から吹き流しを上げました。
作業は昨日の続き、1層目の野地板を張っていくところからです。
1層目と書いたのが、実は今回、屋根の構造を2重にする予定なのです。
通気による断熱の効果を狙うのと、今回屋根が ”芝屋根” になるため、何かあったときのバックアップの意味を込めてです。
これが1層目と2層目の間を流れる空気の、出入り口になり
上棟!1日目 (2017/4/14)
天気は快晴。
去る4月の14日、15日の2日間で、無事に上棟を終えることができました。
前日はほんとに、眠れませんでした。
でも、色々な方のお力添えのおかげで、忘れることのできない日になりました。
順を追って書き残したいと思います。
1日目、朝。
今年は遅かった桜が、まだ綺麗に残る中でのスタートです。
赤いタオルは、棟上げのときのきまり。気合が入ります。
今回加勢してくださったのは、当初
刻み 〜きざみ〜佳境 (2017/3/31)
いよいよ棟上げまで、1週間を切りました。
作業は佳境に入っており、棟上げに向けてラストスパートをかけています。
まずは、これまで刻んだ主要となる部材を引っ張り出し、最終チェック&微調整を行いました。
材を地面に置き、継手や仕口などを実際に組み上げ、接合部の正確さ、きつさ、接合した後の全体の長さなど、チェックし、悪ければ微調整をしていきます。
ここが、綺麗に建ち上がるかどうかの最後の砦です。
刻み 〜きざみ〜2 (2017/3/10)
冬もいつの間にか過ぎ去ろうとしています。なかなかサクサクとはいきませんが、コツコツと、刻み作業を続けています。
最初のほうは、終わったものが分かるよう、こんなノートを付けてました。
作業が進むにつれ、色々な切り込みを体験しました。
↑これは、下梁に大引をかける為の ”蟻掛け” が含まれた部材です。
↑これは、”渡りあご” と呼ばれる組手の一種です。
材と材が交差するように組み合う継手です。
刻み 〜きざみ〜 (2017/1/31)
1月に入り、ようやく、ようやく墨付けが終わり、刻みの作業に入っております。
まずは、使う道具のご紹介。
真ん中に見えるのが、叩きノミ(たたきのみ)。こういった刻み作業のときに使う、ちょっと長めのノミですね。これを、木槌でたたきながら、加工します。金づちよりも木槌のがノミの頭を傷めないので、こちらを使っています。
あとは、手ノコ、電動丸ノコ。竹の間渡し用の穴を開けるドリルなど。
そして、丸ノコ
土壁の練習2 (2016/12/28)
暮れも近づき、僕が行っている墨付け作業も後半戦を迎えるころ。
先日お邪魔させてもらった土壁・竹小舞の現場で、いよいよ土を塗るということで、これまた参加させて頂いてきました。
これが使用する土です。別の場所で練って寝かせておいた土を、運んできたそうです。
十分に寝かせてあって、かなり粘り気があります。(どのくらいの期間寝かせたか忘れてしまいました…)
この土にさらに10cm程度に切った藁をま
土壁の練習 (2016/12/12)
初めての棟上げ体験冷めやらぬ頃。
これまたお世話になっている伝統構法の大工さんが、土壁の下地づくりの作業に入るというので、勉強させてもらってきました。
竹小舞(たけこまい)と呼ばれるもので、土を塗りつける下地となるもので、竹と縄を使って編まれるものです。
まずは、間渡し(まわたし)と呼ばれる、芯となる細身の丸竹を、主要な位置に差し込んでいきます。このとき使う竹は、雌竹(めだけ、めんちく)と呼