ハッカソンで得た気づきと学び。次の自分へ向けて。
昨日「【勝手企画】Twilioオンラインコンテストに応募しちゃおうハッカソン」に参加しましたので、今後に向けて振り返ります。
私の作成した作品はこちらです。WEB会議で顔を見えないと相手の話し始めの呼吸が読めず、言葉が被ってしまうことがあると思います。相手が上司だったりすると気まずさ半端ないですよね。それを解決するWEB会議システムです。
何に訴求するのかを考えたタイトルにしよう
発表会でのタイトルは「懐かしのトランシーバー型WEB会議システム」だったのですが、一晩明けて考えてみるとイマイチです。「うわ、トランシーバー懐かしい!使いたい!」っていう人に届けたいわけではなかったですね。意識がプロダクト作成に向いていて残り時間もなかったとはいえ、なんでこんなタイトルにしたんだろ。「1人しかしゃべれない=トランシーバー」という印象のまま変えてないからかな。
本来、「WEB会議で言い始めが被るのを気まずく思っている人」に「それを解決してあげますよー」っていう訴求をしなくてはならないはずでした。
なので今考えるとするなら「WEB会議で言い始めの言葉が上司と被らない、気まずさゼロな”スピーキング・ゼロ”」とかが良かった気がします。(ストロングゼロと掛けてみましたがモノが違うので伝わりにくいでしょうか)
このタイトルの決め方は最終成果物に活かしたいです。
もう1段システムで便利にできないか考えを踏み込もう
今回作ったものはWEB会議システムに「発言よろしいでしょうか?」ボタンがあって、それを2人が同時に押したらファシリテーターがどちらかの人に発言権を与える、というものでした。
この背景にあるのは「先に上司に発言権を渡さなければならない」という暗黙ルールです。今振り返ってみると、このルールの判断をファシリテーターが行っている、ということになります。その判断をシステムにやらせる、というもう1段の踏み込みがあってもよかったと思いました。
完成後のお披露目会でのフィードバックで頂いたのですが、あらかじめ出席者の偉さをポイントつけしておき、複数人が同時に発言したら下位の参加者の発言は自動ミュートされて、最上位の人間のマイクだけがオンのまま、くらいのアイディアが魅力的だった気がしました。
WEB会議参加者は1人1台であればログイン情報で偉さと個別ミュートが可能ですし、マイク1台に複数参加であっても音声認識で個人を特定してその人の偉さを判断するとか面白そうです。
どこまでは自力で調べて、どこからは他人に頼るのかの判断基準を持とう
今回のタイムスケジュールは以下のように、開発時間は6時間ほどで、18時から発表でした。
私は1日前のハンズオンでビデオ会議システムは動くようにできており、当日はチャットシステムをサンプルを見ながら動くようにしていっていました。チャットが動くようになったので、さて、ビデオ会議システムの横にチャットシステムを埋め込もう、という段階でうまくいかず詰まりました。
2つのサンプルコードは(当たり前ですが)作った人が異なるのでフォルダ構成、ファイルのネーミングが異なります。一方で使っている製品、技術は同じなので名前は同じだが内容が違うファイルもあります。「たぶんこの部分を切って貼ればいいんじゃないかなー?」という感覚で組み合わせていきます。
2つのサンプルコードはどちらもHTMLなので、ビデオ会議のHTMLに、iframeでチャットシステムのHTMLの相対パスを設定しましたが、404 Not Found で表示されません。
じゃあチャットシステムのHTMLの場所をビデオ会議のHTMLの横に移動しちゃおう、としてみるとHTMLは表示されるのですが、チャットシステムが参照している部品への相対パスが変わってしまってシステムとしては動きません。
私はこのあたりの技術について促成栽培なので、そもそもWEBサイトにアクセスしたときに最初に表示されるHTMLはどうやって選ばれるのか、がちゃんとわかっていません。index.htmlがまず表示される、というのは知っているのですが、チャットシステムは直下にindex.htmlがあるわけではなく動いていました。なのでこのあたりの基礎をGoogleに検索し始めました。
たしかこのあたりで16時30分頃だったと思うので、18時までの残り時間と残りの工程を考えればある程度で見切りをつけて教えを乞うべきでした。
〇残りの工程
・そもそも切り貼りで動作するかの確認。
・「発言よろしいでしょうか?」ボタンを押したらチャットにその内容を表示する。
そもそも調べたいことが言語化しにくいのでGoogle検索でそのものズバリなものは見つけにくいものでした。その点でも(今思えば)「さっさと有識者に聞く」が最適解だったはずです。
なかなか聞きにくいのは「こんな簡単なことがわからなかったと思われたどうしよう」という、学生時代の優等生(と思われたかった)根性がしみついた結果な気がします。また、社会人になって最初の6年間が「誰も詳しい人がいないので全部自分で調べてやるしかない」「反面、締め切りは緩い」環境だったので「人に聞くよりGoogle先生で調べる」を選択しがちなのかな、と自己分析してます。
今後は「(今回は360分の開発期間なので1割の)36分は自分で調べるけどそれを1分でも超えたら人に聞く」といったルールを自分に課そうと思います。
卒業制作では残り時間の1割を1詰まりに費やすとキャッチアップできなそうなので、1詰まりあたり3時間を自分の持ち時間にして、それ以上は頼る、というスタイルでいこうかと思います。
まとめ
色々と卒業制作に向けての学びの多いハッカソンでした。そしてあの短時間でこんなすごいものが完成までできるのか、という方々ばかりでした。あのようなエンジニアになりたいものです。
〇すごいと思った作品
〇作品一覧
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