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Gakkenさん出版、池上彰さん監修の児童書『正解のない問題集 ボクらの課題編』のイラストを担当しました!

みなさんこんにちは。
ご無沙汰しております。

今日は久しぶりにイラストのお仕事の報告をさせてください!

前作の道徳編から約二年、、待望の続編です!

正解のない問題集とは、

先行きが不透明で、将来の予測が困難な現代。子どもたちに、教わったことを丸暗記するだけではなく、自分の頭で考え自分なりの正解を導ける人間となってほしいという思いで作成したのが、正解のない問題集シリーズです。

gakken公式ブログ:池上彰監修の人気シリーズ続編 『正解のない問題集 ボクらの課題編』発売!

この本、とても好評だとGakkenさんから伺いました。
親戚の子供からも「この本好きで何回も読んだ」とか「学校の図書室にあって誰々ちゃんもシンスケが絵を描いた本読んでたんだよ」とかって話を聞いて、とても嬉しい気持ちです。

本作も各問のストーリーと会話ページの挿絵を担当してます。

ストーリーのイラスト
会話ページのイラスト
このようなイラストをたくさん描きました


前作の道徳編に比べて本作は、今ニュースに出てくるような、大人にとっても難しい非常にセンシティブな内容が多くてどうやって絵にしたらいいかを考えるのかがとても大変でした。

原稿の文章から、そこに収まる絵はどんなものがいいのか。

  • 子供が見てもイメージできるだろうか?

  • 内容をストレートに伝えすぎて怖いと思われないだろうか?

  • 僕の解釈は間違ってないだろうか?

  • 僕の思う正解を押し付けてしまってないだろうか?

僕にとってはこのお仕事自体も、まさに正解のない問題を考えている感じでした。

・軍事費の話
・海外支援の話
・AIの話
・環境問題の話
・人口の話

こんな難しい問題ばかりで、子供がこれからのことを考えて楽しくなくなっちゃったらいやだなと思いましたが、難しい問題は多いけど子供たちの柔軟な頭で楽しくなる方法を見つけられたらいいなと思って、なるべく見てて楽しくなるような絵になるよう心がけました。

子供でも大人でも、楽しめる素晴らしいテーマの本です。

書店の児童書のコーナーに行く機会がありましたら、ぜひ覗いてみてくださいませ。手にとって見てみていただけると嬉しいです!


「正解のない問題集」はイラストレーターとしてデビューすることになった初めてのお仕事なのでとても思い入れがあります。

それまでは漠然とイラストレーターの仕事って、「何かを描く仕事」だと思ってたのですが、「何描くかを考えるのが仕事」なんだということに気づかせてくれたお仕事でした。

何を描くかを考えるとき、これをみる人がどう思うか?とか、みる人はどんな人だろうとか、自分の解釈はこうだけど、こう思う人もいるよねとか、伝えたいことはこのモチーフで伝わるだろうか、とかいろんなことを考えます。いろんなこと考えて最終的に縦横数センチの枠の中に絵を収めるのは、パズルのような感覚。情報整理はデザイナーとしての経験が助けてくれた気がします。

難しいけど楽しい、お仕事です。

改めて、本当に光栄でありがたいなと思いました。これからも、このような機会があれば、どんどん挑戦してみたいと思います!

左の銀色が「道徳編」、右の金色が「ボクらの課題編」
2年前の前作とイラストを見比べると雰囲気が変わっててる気がします(少し上達してる?)
金色の箔押しがかっこいい

最近は投稿が滞り気味ですが、また新作など投稿していければなと思っています!引き続きよろしくお願いいたします!


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杉江慎介
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