「なんで」という口癖が自分をネガティブにさせる理由
「なんで自分は○○なんだろう」
このような口癖。
なんで自分はうまくいかないんだろう。
なんで自分はだめなんだろう。
なんで自分は人から嫌われるんだろう。
「なんで」が口癖になっていることは、自分の気持ちをネガティブにさせます。
自分を責めるニュアンスを含む言葉だからというのはわかります。
しかし、それ以外の理由もあります。
できることなら、自分で自分に掛ける言葉によってネガティブにはなりたくないですよね。
今回は、「なんで」という口癖が自分の気持ちをネガティブにする理由と改善策について説明します。
「セルフトーク」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
自分の心の中のつぶやきです。
「今日も仕事だ、嫌だなー」
というネガティブなつぶやきもありますし。
「今日も頑張るぞ」
というポジティブなつぶやきもあります。
私たちはこのようなセルフトークを毎日たくさんしています。
その中で
「なんで自分は○○なんだろう」
というネガティブなつぶやきもします。
このようなセルフトークをくり返すことによって、脳はその理由を考え続けます。
私たちには意識と無意識があります。
意識で問いかけた内容を無意識は必死に考えて答えを出そうとします。
意識で考えるのを止めたことでも、無意識では引き続き考え続けていることがあるのです。
街中で聞き覚えのある曲が流れていて、その時には誰の曲なのか思い出せなくても、後でふと思い出した経験はありませんか?
脳は誰の曲だったのかを記憶を探り続けていて、そのうち答えを見つけてくれるのです。
「自分はなんでダメなんだろう?」
のようなネガティブな問いかけをすると、脳はダメな理由を探し続けることになります。
それでは改善策として、どうすれば良いのか?
今使った言葉です。
「どうすれば」
どうすれば自分はうまくいくのだろう。
どうすれば自分は人から好かれるのだろう。
改善するための方法を自分に問いかけるようにするのです。
すると、先述したメカニズムによって、脳はどうすれば良いかという改善方法を考え続けるようになります。
うまくいかない時の口癖を「どうすれば」に変えていきましょう。
今回は、「なんで」という口癖が自分をネガティブにさせる理由とその改善策についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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小林いさむ|公認心理師