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【メンタルヘルス】ストレスは向かい合い方が大事だという話

  どうもみなさん! 臨床心理士・公認心理師のはしくれのおくけんです!
今回は「ストレスは向かい合い方が大事だという話」をしていきます!
前回の記事では、ストレスから短期的に逃れようとするとその逃れる行動そのものが生きづらさを作るといった話でした。
例)
・プレゼンが怖い → 「怖いから避けよう」と発表の機会を回避する。

・人前で緊張する → 緊張するのを避けて、食事や遊び、旅行など人前に出るチャンスから逃げる。

・勉強がめんどくさい➡「めんどくさい」感情からの回避で勉強をしない。

これを、②「体験の回避」という。

心の非柔軟性

   今回は、このようなストレスとの向き合い方のスタンスについてのお話をしていきます!
それでは、今日もいってみましょう!!

今日の『読む処方箋』

【アクセプタンス】

 僕がやっている心理療法「アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)」の「アクセプタンス(受容)」は、簡単に言えば「不快な感情や思考をそのまま受け入れること」を意味する。
 「心の柔軟性」の図の②の部分に位置する。

心の柔軟性

これは、嫌な感情や思考を無理に変えようとするのではなく、それらがあることを認め、自分の行動をさまたげないようにするための心の姿勢です。

日常での例を挙げると、たとえば人前で話すのが怖いと感じるとき、アクセプタンスでは、その「怖い」という感情を無理に消そうとはしません。
その代わり、「今、私は怖いと感じている」こと認め、その感情があることを受け入れます。
そして、それを感じた上で、自分が本当に大切にしたい行動(例えば、人前でのプレゼンを成功させること)を取ることに意識を向けるのです。

過去と未来に意識が向くことが、メンタル不調の要因でしたよね?

失敗を恐れる状態は未来に意識が向いている状態です。
つまり、プレゼンをしようとしている「今」の自分の感情や状態を否定することなく感じ、自分のやることに注意をフォーカスしているのです。
これは、スポーツの領域では「ゾーン」といいます。

アクセプタンスには、感情や思考を「変える」ことではなく、「観察」し、「受け止める」ことで、それらによって自分の行動が縛られないようにする意図があります。

「今、この瞬間」の自分の状態をあるがままに、力を抜いて受け入れている状態。
その中で、今自分がやることにフォーカスが行っている状態。

知識としては分かっていても、実践できるかは別だ。

これは、自転車の乗り方と同じだ。説明書で自転車の乗り方を網羅しても、自転車に乗れることは永久にない。
体験をすることが重要なのだ。
このように体験から得られる知識のことを「体験知」という。

日常生活で積極的に自分の感情を味わっていく場数が重要となる。

その為のエクササイズの1つにマインドフルネスがある。

マインドフルネスは「今・この瞬間」に注意を向け、「あるがまま」の自分を感じていく「心の筋トレ」だ。

筋トレのやり方を知識として学んでもシックスパックになることは永久にない。
実践を重ねることで理想バデーが手に入る。
体験知、つまりそういうことだ(そういうことなのか?)

日々の実際の行動。実践の積み重ねが大事になる。

このことを「心の柔軟性」のモデルでは、「⑥コミットされた行為」と呼ぶ。

心の柔軟性

おいおい紹介していきます。
今日は「②アクセプタンス」の紹介でした。

今回はここまで! 次回もお楽しみに😊

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心理士おくけん
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