レトロモダン上海建物探訪散歩 16/70
旗昌洋行
中山東一路9号
大清帝国が外国との交易の為に開放していた唯一の港広州において1818年、アメリカ旗昌洋行は誕生しました。
その後上海が開港すると、アヘンのさらなる市場を求め洋行は広州から広東人の職員たちをそのままつれて外灘9号に引っ越します。
この洋行にまつわるおもしろい話としては排外思想が特に強かった秘密結社上海小刀会に深い縁があるということです。
1853年、上海小刀会が蜂起した時の首領劉麗川はかつて洋行の馬丁であり、呉健彰も洋行の買弁でした。
1860年代に洋行は最盛期をむかえ、長江運輸を独占するまでになりますが、ほどなくイギリス太古洋行との激しい値下げ競争に破れ、1872年李鴻章が上海に創設した近代中国最初の水運会社である輪船招商局に買収されました。
上の記事は上海建物探訪散歩中の記事です。
他建物の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀
ここから先は
0字
レトロモダン上海建築物探訪散歩
1,000円
古き良き建築物の歴史や物語を訪ねて歩き、時々ティータイムを楽しむ上海散歩
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?