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2025年の始まりに〜大切にしている思い〜
2025年がスタートしました。皆さま、どのような新年を迎えられましたか?
我が家では毎年、年末に家族でのお墓参りを行い、一年の感謝を伝える時間を持っているのですが、昨年末も同様、家族と共に年末のご挨拶に行きました。
お墓のそばには、鬼子母神様が祀られており、そちらにもお参りしてきました。
鬼子母神とは?
皆さんは、鬼子母神(きしもじん)という神様をご存じでしょうか?
鬼子母神は、仏教の守護神として知られ、子授け、安産、そして子育ての神として親しまれています。しかし、その背景には少し驚くような物語があります。
彼女は500人もの子どもを持つ母親でしたが、その養育のために人間の子どもを捕えて食べるという行為をしていました。人々から恐れられる存在だった彼女ですが、ある日お釈迦様が彼女の最愛の末子を隠してしまいます。
愛する子どもを失う苦しみを体験した彼女は、人間の親の痛みを初めて理解し、改心しました。そしてお釈迦様の教えを受け入れ、仏法を守る存在へと変わったのです。
このエピソードは、「自分の過ちを認め、変化することで新しい道が開ける」ことを象徴しています。
鬼子母神に込められた教え
私が嫁いだ家の菩提寺に鬼子母神様がいらっしゃることから、彼女にお参りするご縁をいただきました。今では子育てに悩む親御さんと日々お話をする立場になり、鬼子母神の存在をさらに大切に感じています。
スピリチュアルな視点で見ると、鬼子母神は「自分の影と向き合い、変容することの大切さ」を教えてくれる存在です。彼女の物語は、自分を見つめ直し、行動を変えることで人生が大きく変わることを示しています。
この考え方は、私が親御さんにお伝えしている「子どもを変えようとするのではなく、自分自身が変わる」というメッセージにも通じます。子どもと向き合う中で感じる悩みや葛藤は、親としての成長や気づきのチャンスなのです。
2025年、共に成長を
新しい年が始まりました。今年も、子育てや自分自身と向き合う日々が続くことでしょう。時には悩み、立ち止まる瞬間もあるかもしれません。でも、鬼子母神の物語のように、私たちは変わる力を持っています。どんな状況の中でも、希望を持ち、少しずつでも前進していけると信じています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまにとって幸多き一年となりますように。