【食べる魚コレクション003】 ブリ(イナダ・ワラサ・ハマチ)
食材の知識マガジンのなかで魚に特化したのが「食べる魚コレクション」マガジン。
ブリ/イナダ/ワラサ/ハマチ
長崎産のイトヨリダイが1000円で売っていたので買ってみました。買ったものは、体長30センチ前後。成長すれば体長は40cm近くになります。細長く、やや側扁(「へんそく」。左右に平たいこと)。頭部のすぐ後ろ、肩にあたる部分に小さな赤い斑紋があります。体側に黄色い筋状の文様が走り、尾鰭(おびれ)上葉が糸状に伸びています。
分類
スズキ目→アジ科→ブリ属→ブリ/イナダ/ワラサ/ハマチ
名前
和名:ブリ、鰤
学名:Seriola quinqueradiata
英語:Amberjack
生息域
海水魚。
北海道〜九州南岸のオホーツク海、太平洋、瀬戸内海、日本海、東シナ海、希に沖縄県。
産卵期
南ほど早く2月から7月
生態
1年で32センチ前後、2年で50センチ前後、3年で65〜70センチ、4年で75センチ前後、5年で80センチを超える。肉食で稚魚期は甲殻類、その後はイワシ類、アジ類、イカ類などを食べる。水温の上昇とともに北に回遊、水温が下がってくると南下する。
概要
大きさによって名前が変わる出世魚。イナダから値段がつく。
関東
イナダ(35–60センチ)→ワラサ( 60–80センチ)→ブリ(80センチ以上)
北陸
フクラギ(35–60センチ)→ガンド、ガンドブリ( 60–80センチ)→ブリ(80センチ以上)
関西
ツバス、ヤス(40センチ以下)→ハマチ(40-60センチ)→メジロ( 60–80センチ)→ブリ(80センチ以上)
現在ではスーパーなどにも年間を通して並び、養殖ブリの切り身のない日はないといった状況。安い。養殖魚もいいのだが、幼魚から成魚にかけて味が変わり、また季節によっても味が変わる。
選び方
全体に丸みがあり、身に張りのあるもの。エラが鮮紅色であるもの。
旬
大きさによって味わいが大きく異なる。美味しいものは30センチを超えてから。
1メートル前後のブリサイズは、秋から初冬。本州では年末から春が旬ですが、本格的な旬は新年明けてから。ブリの旬は産地で変わる。60cm〜70cmの大きさなら春から夏にかけて味がいい地域があるそうです。養殖ものは常に脂がのっている。
食べ方
ウロコは細かく取りにくい。大型はすき引きしたほうが良いかも。皮は厚くしっかりしている。白身で血合いが赤く美しい。熱を通しても硬く締まらない。アラなどから良い出汁が出るそう。
ツバスの刺身(イナダの刺身)
普通。
まだ作っていない料理
•ブリの刺身
•ワラサの刺身(ガンドの刺身、メジロの刺身)
•ワカシのセビッチェ(わかなごのセビッチェ)
•ワラサのづけ(ガンドのづけ、マルゴの漬け)
•鰤大根(ぶり大根)
•ワカナゴの煮つけ
•ワラサの塩煮(マルゴの塩煮・ガンドの塩煮)
•ワラサのうおすき(がんどのすき焼き・マルゴのへか焼き・メジロの煮食い)
•ブリのはりはり鍋
•ブリのしゃぶしゃぶ
•ブリのみそ汁
•ブリの船場汁
•ブリの照り焼き
•ワカシのごま油焼き
•ブリかまの塩焼き
•ブリの真子煮
参照
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