スウェイバック姿勢の攻略法
今回のnoteを最後まで書き終わるのに、おそらく過去でもトップクラスに時間が掛かりました。笑
最後まで読んでね。
それだけで薬師寺は嬉しいですww
noteからメールが届きました。
今年1年間の人気記事のトップ5を出してくれてます。
見逃している方は、過去のコラムから探して是非人気コラムをチェックしてみて下さい(*´∀`)
ということで…
今回は「スウェイバック姿勢の攻略法」について。
ここ最近リアルに、スウェイバック姿勢の攻略法について執筆するこのコラムをどう分かりやすくまとめるかを四六時中考えていました。笑
YouTubeで「スウェイバック姿勢」と検索を掛けたら、上位に表示される自分自身の動画ですが、確かに言っていることは自分でも間違ってないと改めて見ても思いますが、ただ、これだけでは改善が不十分だと感じています。
臨床で考えてアプローチしている中で、スウェイバック姿勢を修正するための考え方が大分前よりもまとまってきました。なるべくシンプルに理解できる様にスウェイバック姿勢についてまとめます。
最後までしっかり読んでくださいね(*´∀`)
「弱化筋&短縮筋」の捉え方では解決しない
文献や参考書を読んでいると…
必ず出てくる表現が、「弱化筋」と「短縮筋」という捉え方。
考え方としては…
・弱化筋 ➡ 筋力トレーニング
・短縮筋 ➡ ストレッチ&マッサージ
一般的なスタンダードな姿勢分類の短縮筋と弱化筋に対するアプローチは上記の様な筋トレをするかストレッチで緩めるかです。
これも間違いではないと思いますが…
臨床上ではこの法則に当てはまらないことが非常に多く、この短縮筋と弱化筋ということだけに当てはめて考えてしまうと改善しないという結果になることが多いです。
この弱化筋や短縮筋という考え方が姿勢の捉え方をややこしくしている部分は少なからずあると自分自身は臨床をやっていて感じています。
スウェイバック姿勢の短縮筋&弱化筋の分類だけで考えると、ハムストリングスや臀筋群は短縮筋の位置付けになります。
ハムストリングスや臀筋群が本当に短縮しているのであれば…
前屈動作で全く前屈が出来ない。
SLRで下肢が挙上できない。膝関節が曲がる。
こういう反応がみられるはずですが…
動きを確認しても短縮しているような結果にならないことがあります。
参考書に書いてることだけ信じても、つじつまが合わないことも臨床では普通にあることを経験します。この辺を紐解いて行こうと思います。
現代人ほぼ全員スウェイバック姿勢
姿勢の分類としては…
上記の様にいくつかのパターンに分類をすることが出来ますが、姿勢分類の中でも、現代人のほぼ全員スウェイバック姿勢です。
動画では8割というタイトル付けをしていますが、アスリートでも高齢者でも多くの方の姿勢パターンがスウェイバック姿勢になっているのが現状。
スウェイバック姿勢を改善できるだけでも、多くの疾患や症状に対しての力学的なストレスを改善できるため、スウェイバク姿勢を改善できるスキルを身に付けることは超重要です。
スウェイバック姿勢の捉え方
スウェイバック姿勢の細かい特徴や修正方法を紹介する前に、ザックリとスウェイバク姿勢を修正する上での捉え方や考え方を押さえておきましょう。
スウェイバック姿勢で最も特徴的な部分が…
骨盤の前方シフトのアライメント
この骨盤の前方シフトを修正することは必要ですが…
骨盤前方シフトだけ修正すればOKというわけではなく、骨盤前方シフトだけ修正しようとした結果は上半身・体幹が代償として屈曲してきます。
つまり…
骨盤前方シフトが目立つからといって骨盤だけ治療すればいいという問題ではなく、前後のバランスを取るために骨盤を前方シフトしている状態になっているのがスウェイバック姿勢です。
胸椎伸展可動域制限があることでカウンターとして骨盤を前方させているだけかもしれないですし、逆に骨盤前方シフトしているからカウンターとして胸椎伸展制限が起きているとも捉えることが出来ます。
骨盤の後方への修正を行うことも必要ですが、必ず合わせて行うべきなのは上半身の胸椎伸展筋力を使った胸椎伸展可動域がなければ体幹が屈曲する代償が必ず生じます。
上半身の問題&下半身の問題はセットで修正していくことが姿勢改善をしていく上でのポイントになってきます。
シンプルなスウェイバック姿勢の捉え方を解説したので、実際に詳細にスウェイバック姿勢を修正するために重要なポイントを紹介しながら解説を進めていきます。
スウェイバック姿勢の改善で色んな要素はありますが…
シンプルに今回お伝えするやって欲しい内容は2つ。
腸腰筋&大殿筋と「骨盤前方シフト」
スウェイバック姿勢の改善で1番厄介にやりやすいのが骨盤の前方シフトアライメントです。
この骨盤前方シフトの修正においては…
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